8月荒れる相場必至で気になること彼是
- 2023.08.05
- 放言
8月に入って株式市場は堰を切ったように荒れだした。通常8月、9月は弱い相場と言うことだけど、岸田首相が辞めてくれたらひと相場あるのかな?っていう期待感もある。上か下かは分らないけどね。いずれにしても荒れる要素満載の8月、気になることは岸田(売国)政権だけじゃなくて、数えたらキリがないけれど、何もかもが荒れる相場のトリガーになりうることばかりだよね。
荒れる8月相場
日本市場同様に昨夜の米国市場でも寄り付き後ショートカバーが先行して大きく上昇したわけで、ちょっとビビったんだよね。このところずっと「良すぎておかしい」と思っていた雇用統計だから、昨夜も良好なんだろうなと予想はしていた。この地合いで良い数字が出てしまうと、原油価格の上昇を考えたらFRBは相当ヤバイかなってね。今月鬼門のジャクソンホールがあるし、それまでに相当厳しい展開になるか可能性が高いから、パウエル議長は大タカにならざるを得なくなる・・・。
とにかく来週の米国債入札がどうなるか、その後のBRICS新通貨発表までに原油価格、天然ガス価格、がどうなるか、全く分からないからね、今よりも先が見えない状況に陥る可能性が高いんじゃないかな?
それとね、個人的には今の相場、業績で売買してないと思うんだよね。日本株も業績なんか全然関係なくてね、悪くて下がれば押し目買い?良くても出尽くし?とかいう分かりやすさが全然ないんだよね。とにかく株価の動きが予想できなくてさ、こういう相場はデイトレするのがメチャ難しいと思うしね。
それのに海外短期筋も暴れるから、相場が乱高下しちゃう。昨日なんて日本市場でショートカバーして、夜間でCFDが米国のショートカバーについて行ってしまって、結局インフレ懸念が増大して下げちゃうという・・・。夜間にCFDやってる知人なんかヤラレタって夜中に電話してきたり。俺は証拠金取引はやらないけれどね。
日経平均は天井知らず!?
日経225のEPSを見ると、直近では7月3日¥2,181-、7月14日¥2,181-、辺りがピークで、決算が半分ほど出た状況で昨日はEPS¥2,137-と低下してる。1Qのドル円平均が¥135/$くらいで、このまま行けば2Qは¥140/$くらいが平均になりそうなので、その部分では悪化はさほど気にならないけれど、2Qでの経常利益への影響は1~2%程度になりそうなので、ダイレクトに反映してもEPS¥2,180-程度。これくらいはすぐに原油高に食われそうだしね。
その意味では、PER15.0、EPS¥2,180-で日経平均¥32,700くらいが目安で、±¥1,000くらいを今のところは見ていて、後は米国市場の状況に応じてターゲットを決めればいいと思ってる。個別株の動きに嵌らないように、決算勝負は出来るだけ避けていく、と言うのが一応の作戦で、8月は一触即発がある、と警戒する、と言うことだと思う。
米国経済のリセッションは必ず来る!
昨夜の米国金利状況、為替状況を改めて考えると、もしかしたらまたドル安へ回帰するのかな?と思う。今のFRBは地銀に対し湯水のごとく資金を投入し続けてる反面、QTもやっている。結果としてマネタリーベースは数字上は減らないにしても、実質的にはどんどん減ってるも同然だろう?で、大手行の資本規制を強化すると、増え続ける預金は拘束される効果が出ちゃって、全体として金融引き締めの色合いが強くなるってことだよね。
その結果貸出基準が厳格化して貸出量が極端に減ると、やはり地銀は米国債しか手が出なくなる。でも、それもまた担保にしてFRBから資金を引っ張らないといけないという悪循環。こんなのがいつまで続く?ってね。
個人消費もとうとう弱くなってきた。この傾向は月を追うごとにと強まってくるだろうし、雇用もストンとくるだろう。米国経済を構造的に見ればマネタリーベースの縮小は致命的で、なのに大手行のアナリストは景気後退はない、とか言い出してるし。ちょっと何を見て言ってるんだろう?と言う気がするけどね。米国のリセッションは必ず来ると思ってるんだけど。
習近平独裁の中国は本格的にヤバイ!
日本経済にとって中国のウエイトはあまりに大きい。そしてその中国経済だけど、いよいよ手の打ちようがなくなってきた感じがする。やれることはすべてやったというか、全然やれていないというか・・・。なぜなら習近平の独裁体制が確立してしまっているために、習近平の考える「やれることはすべてやった」ということだけど、習近平一人では「必要なことは全然やれてない」とも言えるから。
とにかく中国経済には嘘が多くてね、政策は出鱈目だしね。例えばEVだけど、中国は最もEVの普及率が高くEV先進国になってるけれど、それはEVしか買えない環境を政策的に作り出してるから。ガソリン車なんか買う許可さえ下りないんだからEVを買うしかない。けれどそのEVだって、普及してくると恐ろしく不便だってことが分かってきちゃうからみんな買いたくない。その結果莫大な在庫が彼方此方に溜まってる。これって不動産開発と全く同じ構図だよね。
仕舞いには不動産バブルがはじけてどうにもならない状態になってるけれど、来年あたりからEVもそういう傾向が出る。太陽光パネルの在庫なんか物凄いことになってるらしいしね。結局中国は市場の要求に従った経済政策をするのではなくて、全部共産党の押し付け政策だからね。そんなのは続くはずがない。あれだけの大きな国を習近平の独裁ではちょっと無理だよ。
ウクライナ戦争がエスカレートしてる!
先日改めてプーチン大統領は「核を使うぞ!」と言い始めた。度重なるウクライナのモスクワへのドローン攻撃にブチ切れたんだろうけど、このところウクライナ軍はロシア領土への攻撃を頻繁に仕掛けてるし、早速クラスター弾も使ってる。ロシア軍の幹部が集会を開いているところに攻撃を仕掛けて一度に100人、200人のロシア兵を殺傷してるという記事が出てるけど、クラスター弾じゃないかな。
要するにウクライナの反撃は、人数がいないからことごとく失敗し、その代わりに本格的に飛び道具を使う作戦に切り替えた。ならば、戦術核を使うぞ!ってなっちゃう。これから先、本当にプーチンは戦術核を使うかもしれないよ。
正直日本の報道はすべてウクライナ贔屓だから、ロシアは常に悪者に晒されてる。けど冷静に考えれば、あのゼレンスキーって人は自国民が何人死んでもどれだけ傷ついても平気なんだよね。もっと武器を!もっと援助を!といって世界中を飛び回ってる。けれどもうウクライナに戦える兵士は居ないんだよ。何十万人という兵器が戦死したり傷ついたりしてる。実質的にウクライナ軍と称してロシア攻撃してるのは米軍だったりNATO軍だったりね。
とにかく、米国政府はこの時代、こういうことを平気でやるんだってね。日本に原爆が投下された映像をみてオバマ大統領は拍手をし、プーチンは沈痛な表情で十字を切ってくれた。
サウジが世界の中心に躍り出る時代
世界はいつまでも米国とG7を中心に回っているものじゃないと、そろそろ我々も気が付いてもいい頃かもしれない。なるほど、今月22日に発表されると言われてるBRICS新通貨に関して、すぐにドル本位制を脅かすものではないというのは分るけれど、実際にユーロが誕生して国際決済通貨の仲間入りを果たした。ユーロはユーロで問題大ありだろうけど、曲がりなりにも現在機能してる。
同じようにBRICS新通貨もまた10年後、20年後はそうなっている可能性が極めて高いと思うんだよ。何せ世界で最も多くの人口を抱えた経済圏ということ、そして新興国の発展余地が大きいこと、世界最大の資源を有する経済圏であること、などなど理由はいくらでもある。
金本位制がネックになると言われてるけれど、それは相対的信用度の問題に起因するから、信用が出ればやがて人民元と同じような管理相場制でも行ける気がする。実際中国は金本位制じゃないしね。そうなったらそうなったで、円の存在感が薄れるのかもしれない。
嫌になる日米政治の欺瞞
米国は、自分が勝つためなら何でもする、という独善性を主張し過ぎる風潮があって、それがますますエスカレートしてきてる。特に今の分断は、政治だけじゃなくて、国民も、司法も行政もあらゆる方面に及んでる。あまり具体的なことを書くと、ブログが表示されなくなるから控えるけれど、それにしてもあまりに酷い。
で、米国と同調する日本も酷い。というか暗黒・最悪だと思うよ。米国のトップはバイデンで、日本は岸田。本人たちが普通じゃないから、取り巻きが好き放題やるという構図。民主党はそれでも党内対立がかなり激しくなってて、過激な左派とは一線を画す勢力が徐々に出始めた。けれども自民党はどうよ!もうろくでもない政党に堕ちてしまって、官僚の好き勝手に政治が進められる。
やることなすこと嘘だらけ。木原事件では警察機構も出鱈目を平気でトップが口にする。なんか恐ろしいよな。
此の先、どうなってしまうんだろうね。
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