帆立と絆創膏

帆立と絆創膏

何故帆立が安くならないのか!?と言う記事を見た。2022年の日本の水産物の輸出額は3873億円でそのうち帆立が1070億円を占めているとか。輸出先は中国467億円、台湾111億円、米国78億円というのがトップ3らしい。そのうち中国が輸入禁止としたから467億円分の帆立が徐々に余りつつあるという状況。

ならば、少しは国内に安く流通すればいいのに、と我々消費者は思うけれど、現実にはまったくそうはならない、と言うかなっていない。理由はすでに生産者(漁師・漁業組合)と引き取りてである水産加工会社の間で価格が取り決め済みであるからだと。

そうか、要するに帆立も先物取引のような状態になっているんだね。帆立だけじゃなくて水産物はほとんどそんな感じなのかもしれないけれど。おいおい、ちょっと待てよ。何やら岸田政権って補助金を出すとか言ってなかったか?福一の原発事故で放出してる処理水の影響で風評被害が出てるから保証しますってやってるけれど、帆立も結局同じ枠組みなんじゃないの?だって中国が処理水を理由に輸入停止してるのだから。

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でも、個人投資家からすれば、損失補填を政府がしてるわけでなんとなく納得できないというかね。原発事故も中国の態度も行ってみれば政府責任なのだから、補償するという理論。これは一見正しいように見える、というか正しいのかもしれないけれど、ってことは政府は先物取引の補償をしてるということなんじゃ!?

先物取引って現物取引のヘッジのためにやってる契約のはずなのに、今回のような事故(?)があって出荷できなくなった時のためにヘッジしてるのだから、なぜそれに保証しなきゃいけないわけ!?なんか納得できないわなぁ・・・。

マジで漁師は結構お金持ちが多いのはその地域の家屋を見れば分かる。全部とは言わないけれどみんな豪勢な暮らしぶりだと思うけど。そういえば昔の農家もそんな匂いがした時期もあった。とんでもない大型仏壇が必ずあったりしてね。建屋の面積も今の水準と比較して尋常じゃなく広かった。

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でもその結果は何が残るのか?って言って市場機能の喪失と定期的な損失補填と業界の弱体化でしょ。そもそも漁業だって昨今の不良は捕獲し過ぎで稚魚が育たないという根本的な原因があるとか。中国が獲りまくってるから、と言う話もあるけれど、それだけが原因じゃないと思うけど。

あとはクジラを野放しにしてるせいもあるらしいけど、これだって日本の政治の怠慢だろうしね。日本は漁業資源を守るためにクジラを捕りますよと言うべきで堂々と捕ればいいのよ。たしかノルウェイなんかそうしてるんじゃなかったっけ?

いずれにしても、帆立は納得できないし、先日女房が買ってきたサンマの小さいこと、高いこと。まるで冗談のような小さいサンマが一匹¥400とかね。なんか、魚が食えなくなるの?って感じ。そういえば余ってるのはマグロもだって言うし・・・。なんか変だよな。

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さて変と言えば、昨晩のこと。昨日は前立腺生検の入院から退院してきてその事情をいろいろ書いた。夜になって風呂に入ったときのこと。なんか下半身を丁寧に洗ってたら、あの、ほら、下の方の丁度中間辺りに何やら違和感!と思ったら、しっかりと絆創膏が貼られてて・・・。無理矢理剥がすと血の跡が・・・。えっ!?俺の生検って全て尿管で検体採取したのではないのか!?ってね。

実際術前のプレゼンを受けたときはそう説明を受けてたんだけど・・・なんだよ!12カ所の検体採取はやはり下半身にブスブスと針を刺したのかぁってね。それと妙に背中の腰のあたりが痒かったので手を伸ばすとそこにも絆創膏が・・・。ああ、腰椎麻酔の・・・。

なんか、間違ったことをブログで書いちゃってちょっと焦りましたよ。やはり、刺したんだなぁと。まぁ、いいけれど。でも、手術プロセスは正確に説明して欲しかった。たかが検査とは言え麻酔されちゃうんだから多少のリスクあるし・・・というわけで次回結果説明の時に、文句を言ったりか!って思ってますけど、ハイ癌でした、となったらその気力も萎えちゃうかな。