メガバンク売りに市場は動揺せず!:9月15日(金)後場
- 2023.09.15
- トレード日記
日経平均株価 ¥33,533(△¥364)
メガバンク売りに市場は動揺せず・・・米国市場のSQ後の値動きに注目。
後場の相場概況
CPI、小売売上、PPIときて、FRBの9月利上げはないという前提で、良好な数値を好感した部分だけがフィーチャーされてきた2日間の米国市場と言うことになったけれど、大きく上昇した後だけに、無視を決め込んだインフレ再燃懸念を織り込むのが週末の今夜かもしれない。ここに来てネガティブな要素を忘れさせるような楽観が台頭し、ARMのIPOなども楽観気分に拍車をかけている。
しかし、9月で需給が緩むとすれば、後半というアノマリーもある通り、今日の寄り付きで決めたSQ値に対して大引けで下げてくるようならば、9月株安アノマリーは有り得るという事にもなるだろう。
そこで仮にSQ値を引けで上回れば、少なくとも週末時点での楽観見通しは崩れていないことになり下落して引ければ、さらなる利上げを想定する展開にならざるを得ないことを示唆する。ダウCFDは$35,000を先ほど突破したが、銅だろうねぇ・・・。
一方、ブルームバーグにはこんな記事が掲載された。
これはブルームが、マイナス金利解除の条件が年末までに整うかもしれないという植田総裁の読売のインタビュー記事を、為替介入効果を狙った発言、と評していることの追認記事的要素が強い。
それでも日経平均CFDは上値を追い始めているわけで、米国同様に堅調な週末になれば、日経平均¥34,000が現実味を浴びる可能性も一段と高くなる。
明かな割高と思うが、どうだろうね。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥21,145(△¥445)
空売平均)¥20,419×4040(含み損¥2,930,000)
買)¥20,970×3000
売)¥21,200×3000(+¥690,000)
インフレなのだから株価上昇は当然という様々なアナリストの意見も分からなくはないけれど、では何故日本株が将来的に有望なのか?と言うと、なかなかはっきりした見通しは聞かれないことが多い。海外勢が買ってるから株価は上昇しているとするならば、将来的に海外勢は日本株への投資を継続するということになる。しかし、投資するのがファンドなどのプロの資金であって、信憑性の高い見通しがなければ投資は出来ないし、また状況が変われば引くのも早いと思うけど。
その意味でも日々日経平均EPSが円安進行にもかかわらず、低下し続けているという事実をどう説明するのだろうと思う。EPSが低下している今が、買い時であるという判断もなくはないと思うけど、どうもしっくりこない値動くが続いているのも事実として捉えることに。
なので、どうしても売り玉を手仕舞い出来ないわけで、やはりPER16倍台は今の時点では安易に受け入れられないということ。その辺なんだよね。
1699 原油先物 ¥432.7(△¥8.8)
買)¥416.4×50000(含み益¥815,000)
買)¥416.1×10000(含み益¥166,000)
買)¥414.2×20000(含み益¥370,000)
買)¥414.0×4000(含み益¥74,800)
$95くらいまでは、このままのトレンドで行くかもしれないと思う。とにかく米国経済が好調という旗印が降ろされない限り減産を意識した値動きは止まらないと思うから。そしてこれから冬にかけては嫌でも原油の備蓄に走らざるを得ないわけで・・・。単純すぎる見方だと思うけど、もう少し様子を見たい気がするのでね。
それと蛇足かもしれないけれど、現状サウジとロシアが自主減産を行っていて、イランはそのすきに増産に動いているらしい。それでも$90を付けたことを考えると、イスラエルのキナ臭い動き次第でまた原油が跳ねる事態も十分にあり得る話と思っているけどね。
8306 三菱UFJ ¥1,291.5(▲¥28)
空売平均)¥1,335.3×64000(含み益¥2,800,000)
8316 三井住友 ¥7,394(▲¥65)
空売)¥7,662×2000(含み益¥536,000)
空売)¥7,660×2000(含み益¥532,000)
空売)¥7,658×2000(含み益¥528,000)
空売)¥7,620×4000(含み益¥904,000)
8411 みずほFG ¥2,640(▲¥3.5)
空売)¥2,706.5×4000(含み益¥266,000)
空売)¥2,705.0×4000(含み益¥260,000)
空売)¥2,702.0×4000(含み益¥248,000)
空売)¥2,701.0×4000(含み益¥244,000)
空売)¥2,700.5×4000(含み益¥242,000)
空売)¥2,700.0×4000(含み益¥240,000)
メガバンクをここまで押し上げてきた大口投資家の部分的な利食いに見舞われて後場は大きく値を溶かしたメガバンク。もちろんそうなることが分かっていたということもなく、ただただ過熱感のある需給であるという観点から売ったわけで・・・。それが見事に的中した結果だったわけで、日足は少なくとも崩れたような感じになったからね。こういう需給のゆるみは上昇相場では必ずどこかで起きる。崩れたのは金融関連だけで、ドル円がさらに円安方向へ、となる自動車はびくともしなかった。けれどそれとて一旦は緩む可能性がかなりあるんじゃないかな。
8604 野村 ¥646.9(△¥9.6)
空売平均)¥656.2×36000(含み益¥334,000)
金融が・・・となって野村までが凄い買われ方を連日している・・・。いままで証券株は見向きもされなかったわけだが、今回は違うと言わんばかりのチャート。でも、業績ベースで考えると、金融株の中でももっともリスキーであることは確か。連動して下げたけれど、どうだろうね。
6723 ルネサス ¥2,377.5(△¥34.5)
空売)¥2,386.0×4000(含み益¥34,000)
空売)¥2,377.5×4000(変わらず)
空売)¥2,374.0×4000(含み損¥14,000)
空売)¥2,373.0×4000(含み損¥18,000)
空売)¥2,372.5×2000(含み損¥10,000)
空売)¥2,372.0×2000(含み損¥11,000)
8035 東京エレクトロン ¥21,895(△¥660)
空売)¥21,895×3000(変わらず)
6857 アドバンテスト ¥16,625(▲¥35)
空売)¥16,625×3000(変わらず)
CPI、小売売上高、PPIときた米国の景気指標はどれも好調と言うか、FRBの利上げ終了を肯定するものではなかった。そうではなくて、9月のFOMCでの利上げは流れ的に無理としても、11月、または12月には1回ないし2回の利上げが必要な場面になる可能性は高まったと思う。ただそれを否定するとすれば9月の雇用しかないだろうし、これが引き続き強ければ今度は賃金インフレの要素も加わることになる。
そうしたことを前提として今夜の米国金利やドル円を考えると、米国債10年物金利は確実に上昇するだろうということで、長期金利上昇を嫌うハイテク(NASDAQ)やSOXは弱いと見て売り玉を建てた次第。
本日の収支(前場・後場合算):-¥1,550,000
雑感彼是
癌の告知を最初に受けたとき、茫然自失とは言わないまでもかなり気落ちした記憶が今でも鮮明によみがえる。特に昨日のこともあってか、終日浮かない表情だと女房に指摘されたけれど、そんな状態で明日はまた病院に出向き、循環器の定期健診に行かねばならない。
その健診だけど、気になることがあって、それについて懸念事項になることは確実だから、そうなってしまうと、またしても同時に治療が始まるかもしれない。わずかな期間で7度の入退院を繰り返し、ようやく落ち着いたと思った矢先にこうして追い打ちを掛けられる・・・。そりゃ意気消沈もするでしょう。
恐らくPSA値から判断して前立腺癌は初期段階の可能性が強いので、気を取り直して10月の生検まで頑張ろうと思います。
〇 中国の石炭露天掘りによる放射能汚染記事は、現時点では推測部分が多いということが分かった。事実は激しい喘息症状で多くの人々が病院に殺到しているということ。そしてそれを花粉症が原因と当局が決めつけたことだ。しかし、今年だけこの時期に花粉症というのはいかにも取ってつけた言い訳だろう?
〇 ゴタゴタ続きの中国では、外相がいきなり解任されたり、国防相が行方不明になったりと、政治的には反習近平の風潮を強権で抑え込む動きになっている。社会は債務問題を力で抑え込む動きが顕著化してきた。G20に出席できなかった習近平は北京に戻らず・・・。やはり何かが起こっている。
〇 米国債10年物金利は高値を抜く勢い。ドル円は遂に¥148突破かもしれない。そうなっても日本株は上値を追いのだろうか?
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