海外勢のショートカバー爆発で大幅高!:10月10日(火)後場

海外勢のショートカバー爆発で大幅高!:10月10日(火)後場

日経平均株価 ¥31,746(△¥751)

海外勢のショートカバー爆発で大幅高!エライことです!

後場の相場概況

こういう形で反発した日本株は、とにかく大量に積まれていたショートが買い戻されてここまで上昇したという事以外に考えられない。なので、後場は売り建てても良かったのだろうと思うけど、明日、明後日と今度はオヤジの世話(通院その他)で出掛けねばならず、おちおちポジションを持っていられないという事情で、玉建てを断念した。

それにしてもこの局面でショートを買戻しにかかるとは、一体何を考えているのだろう?って思ったよ。海外勢は何か目算あっての勝負だったはずなのだが、ここまで来てPPIもCPIも見ずにギブアップするとは・・・。

全く分からない投資行動・・・。なので、此の先の株価の動きは全く予測できないと思った。ちょっと想定外の動きをされてしまうと、焦りからとんでもないミスを犯すことが多いから。今日なんか大量に含みを溶かした後だけに慎重になるよ。

そういう意味では原油の勝負もちょっと焦り過ぎた。イスラエルとハマスの戦闘は今のところは原油価格にそれほど影響はないということで垂れ始めてる。まぁ、いいや、買い足すつもりでいよう。

しかし・・・今日は惨めな気分だなぁ・・・。

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後場の取引とポジション

1699 原油先物 ¥410.0(△¥14.8)
買)¥410.3×60000(含み損¥18,000
買)¥410.1×20000(含み損¥2,000
買)¥410.0×40000(変わらず)
買)¥409.8×10000(含み益¥2,000

買)¥409.7×10000(含み益¥3,000
原油は果たして上昇するのか!?ということを真剣に調べていた後場。そして結論からすれば、この戦闘が拡大するよりも、イランに矛先が向けられるような事態になったなら、原油価格は$100とかその程度では全く済まないんじゃないだろうか。

そもそもそうなったときには、世界的なエネルギー危機になりかねないわけで、今回イスラエルがどのような対応にでるのか?によると思う。現時点では原油も天然ガスも、懸念で今の水準にあるだけだと思うけど、これがどのような事で動くのかは、全く予想がつかない。

いろいろな要素があると思うけど、大分キナ臭い動きをイスラエルがしてるので、敢えて強気のポジションを建ててみたけれど。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥4,420,000


雑感彼是

さて、今回のハマスのイスラエル攻撃は、分らないことだらけ。ガザ地区は、基本的にはイスラエル国境には厳格なゲートが設けられチェックされるわけで、大量のロケット弾を持ち込むことは不可能。あとは、エジプトが唯一の国境隣接国家であることから、何かしらルートが出来ているのかもしれない。

エジプトのシン大統領はハマス攻撃の前日にエタニアフ首相に「ガザ地区で何か動きがあるので警戒してください」と通告していたらしいが、エタニアフ首相は「大丈夫、何もない」と回答した。このやり取りが極めて怪しいと思ったんだよね。

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まずエジプトがガザ地区の怪しい動きを察知できたのは、多分エジプト領内から物資の運び込みがあったのかもしれない。しっかりと中身を検閲しないのか?と思うけど、その辺は全く分からないけど、少なくともエジプト当局には報告されていたのだと思う。

1日で3000発とか言われるロケット弾の物量は半端ない量だと思うし、恐らくそれだけ打てるのなら2倍くらいのロケット弾を容易したのだろうと思うし、ハングライダーを使って侵入したり、ドローン攻撃をしたり、はたまたゲートをブルで破壊するとか、これは相当に用意周到な作戦だろうし、2~3万人しかいないテロ組織が出来る芸当じゃない。

そしてそうした動きを、少なくともイスラエルが事前に察知できなかったなどと言うことはあり得ない話。何しろイスラエルには世界一の諜報機関と言われるモサドがあるわけだからね。そうした機関が宗教上の安息日だからと言って休むはずがない。

なので、どう考えてもエタニアフ首相や極右と言われる閣僚は、事前に相当なことが起こると分かっていたと考える方が自然だと思う。まるで真珠湾攻撃みたいだけどね。

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となると、やはり今回の戦闘は後ろ盾であるイランにまで、何らかの形で波及すると思って間違いないと思う。なにせ就任以降一貫してイラン攻撃に言及してきたエタニアフ首相なのだから、とにかくイランの核保有を阻止することを最重要課題と考えているに違いない。

そのイランのウラン濃縮はほぼほぼ90%に達していると言われる今、此の先時間をかけてじっくりとイランを攻撃しようなどと悠長なことは言っていられないだろう。場合によっては中国辺りからの技術供与で既に完成しているかもしれない。

そうした諸般の事情を考慮すれば、今回の戦闘が長期戦になるとは到底思えないし、またもう一つ、サウジが米国に要求している核開発許可もまたイスラエルとしては気持ちよくないだろう。もっと言うとサウジとイランが国交回復したのは衝撃だったに違いない。

というわけで、勢いで買いに走るのもいいけれど、此の先世界情勢はとんでもないことになるんじゃないか?と感じないではいられない。原油$150とか$200、あるかも・・・。