不気味な米国債金利上昇！：10月23日（月）前場

日経平均株価　￥31,007（▲￥252）

前場の相場概況

気が付けば中東情勢の戦禍は、レバノン、シリアやイラクにまで徐々に波及し始めていて、各国首相の人気取り外交が盛んだが、状況は一向に好転する様子はない。その中にあって、景気後退を意識したかのような原油価格の動きは、土曜日の予想通り。

週末のブログで書いた記事、

株修羅本家（Kabusyura-Honnke）

この3日間の下げが中東情勢の影響でないとすると・・・

https://kabusyurahonnke.com/post-24237

帰宅してから、少しでも感覚のずれを取り戻そうと思っていろいろ調べてみたんだが・・・ちょっと今回の米国三指数の下げ方は尋常ではない気がするんだよね。三指数ともに3日続落となっているけれど、チャートを見るとどれもが非常に悪い形の下げになってるのが気になる。どれも3日続落の下げ足が大きくなった陰線なんだよね。こういう下げ方は原油先物をやってると結構頻繁に出くわす下げ方なんだけど、原油なんかは完全に需給で下げるわけだから、そういう意味からすれば、今の米国三指数って需給で下げてると思わざるを得なくて、そ...

の内容がある程度的を得ているとすれば、今夜の米国市場は油断できない動きになるのでは？と思った。

特にこのまま米国債10年物金利が5.000pを越えて来て、逆イールドが縮小してくると相場自体一気に身構えることになるかもしれない。

中東という火種を抱えているだけに、下院議長選出に目途が立たない状況もネガティブ。この茶番劇の後には必ず大量の国債発行が待っている。

もしかしたら本当に勝負処が来たのかもしれない。

前場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥18,235（▲￥280）
空売平均）￥18,328×2280（含み益￥210,000）
先々週の大きな建玉を売ってしまったことを日々後悔。ここからでも遅くはないと勝手に考えて、再度玉を重ねることにしたよ。

1699 原油先物　￥440.7（△￥10.5）
買）￥429.9×10000
買）￥429.8×50000
買）￥429.6×40000
売）￥434.5×40000（+￥196,000）
売）￥434.2×20000（+￥87,000）
売）￥433.3×40000（+￥140,000）
先週持ち越したことを後悔した原油先物は、朝寄りからとにかくボラを期待して売り指した。幸いロスカットにはならず、また下方に結構先物が動いてくれたので手仕舞い出来た。

8306 三菱UFJ　￥1,237.0（△￥2）
空売平均）￥1,246.6×64000（含み益￥614,400）

8316 三井住友　￥7,196（△￥6）
空売）￥7,308×4000（含み益￥448,000）

米国での金融事故に備えての売り建てなのだけど、どうやら外したかもしれない。けれど今回はぎりぎりまで持ってみようと・・・。

6723 ルネサス　￥2.193.5（▲￥55.5）
空売）￥2,245.0×4000（含み益￥206,000）
空売）￥2,242.0×4000（含み益￥194,000）
空売）￥2,237.5×2000（含み益￥88,000）
空売）￥2,235.0×2000（含み益￥83,000）
空売）￥2,233.0×2000（含み益￥79,000）
空売）￥2,232.0×2000（含み益￥77,000）

8035 東京エレクトロン　￥19,965（▲￥120）
空売）￥20,500×2000（含み益￥1,070,000）
空売）￥20,100×500（含み益￥67,500）

6857 アドバンテスト　￥4,129（▲￥130）
空売）￥4,280×4000（含み益￥604,000）
空売）￥4,211×4000（含み益￥328,000）

6920 レーザーテック　￥26,090（▲￥410）
空売）￥26,670×2000（含み益￥1,160,000）

4063 信越化学　￥4,260（▲￥37）
空売）￥4,368×4000（含み益￥432,000）
空売）￥4,290×4000（含み益￥120,000）

米国債金利の上昇を予想していたので、半導体関連は売り追加で対応した。先週売り持ちできなかったルネサスは、予定の建玉は出来なかったものの、場合によっては後場、ここからでも追加するかもしれない。半導体関連は2Q決算のプレッシャーもあるだろうから、外すわけにはいかなかった。

前場の収支：+￥330,000

雑感彼是

投資家としては、いくら何でも3日続落が来たのだから、テクニカルリバウンドがあってもおかしくないという気持ち。これが日米ともに必ずあると思うし、特に好決算が期待できる日本株はなおさらだと思う。

なので、この地合いにもかかわらず、いつものメガバンクと自動車が比較的強い動きになってるわけだが・・・ここに来て自動車も結構鬼門になりつつあるのは、米国の自動車ローン・デフォルトが急増してきたこと。

為替メリットやUAWのスト・メリットはあるので目先の決算は絶好調なのだろうけど、問題はその後、ということになるわけで・・・。

どうも、この前場の動きはキナ臭い。第一米国三指数のCFDが朝から高かったのが気になるんだよね。この局面で週初の時間外から何でCFDが買われるのか！？

個人的には後場勝負に出てみるか、と思っているけれど。