三井住友急落とNTT法廃案の思惑

三井住友急落とNTT法廃案の思惑

米国市場は12月のPMIがあまり悪化しなかったことに気を良くしてるというか、少なくともNY連銀の製造業景況指数の悪化を打ち消した。それでも製造業は本当にグタグタになってるのが分かるけど、サービス業がいいからね。本当ならば、パウエル議長がハト派発言しなければ、今夜は急落しただろうけど。まぁそれはそれで仕方ない。

ところで、PTSでもADRでも三メガは弱いんだよなぁ・・・。特に何というか三井住友がまたまた爆下げしそうな雰囲気。これって何か原因があるな、と思ってるけど、日銀の政策決定会合じゃないことは確かかも。植田総裁が発言した「年末から来年にかけてはチャレンジングな・・・」という意味だけど、これを日本人はチャレンジングを「挑戦」とか理解しちゃうけど、使い方によって全然ニュアンスが変わる多用途な単語だよな。まぁ、植田総裁ってなんかちょっと嫌味な野郎だから、「政策決定会合でマイナス金利を解除するという(挑戦をする)」ということじゃなかったりして。「結構難しいね」くらいのニュアンスかも。

まぁそんなことは言いとしても、どうせ何かあるんだろう。例えば外債の減損をするとか、そんな感じの思惑だろう。そのようなことを外資の大口株主が嗅ぎ付けたって感じかも。なにか喰らってるのかもしれないし。三菱UFJとみずほFGは連れ安って事かもね(俺の想像ですけど)。

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思惑と言えば、さっきYOUTUBEでこんな動画を見つけた。深田萌絵って「ITビジネス・アナリスト」らしいけど、彼女の動画はたまに観る。でも今夜のはかなり面白かったので、明日にでも見てみてください。NTTに関する興味深い内容ですよ。


まぁ、確かに萩生田が推進してるNTT法廃止に関しては、株式市場でもいろいろと思惑が思惑を呼んでいる。けれど、NTTも今年のこの大幅分割は、絶対に意図的であることは間違いなく、それは単純にNISAで買いやすくして若い人のホルダーを増やしたい、みたいなことではないのは明らかなのかも。

新NISAになれば、恐らく人気銘柄の筆頭と言ってもいいと思うし、かなりの株数を長期で押さえることが出来たりするし、そうやって安定株主を増やす。その上で、政府保有の株を自社で引き受ける。この動画でも指摘してるように、資金はいくらでも調達できるので、全株を引き受けることも難しくない。となると、それを償却すれば、株価は一体いくらになる?みたいなね。

予想だけど、まずは簡単に¥300、¥400になりそうだしね。いま¥169.8まで押してきたけれど・・・。完全にタイミングを逸してしまって、¥150台を逃しちゃって情けないのよ、俺は。

いろいろ妄想できるから結構楽しいかもしれないね。

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 さて、今夜の米国市場は引けにかけて弱含むんじゃないかって思ってる。そろそろ寝ますけど、今夜はPMIさえもう少し弱ければ、米国債10年金利は3.900pを割り込んだのに・・・惜しかった。3.800pに近付くとドル円は¥140を割り込むと思うし、そう考えると、日銀はマイナス金利解除を示唆するかもしれないので、¥144くらいまで戻るような気がする。

おいおい、そうなると年末ラリーになっちゃうやん!(苦笑)