中東情勢のさらなる懸念で売られた日本市場：4月16日（火）前場

日経平均株価　￥38,405（▲￥827）

前場の相場概況

しかし米国株以上に反応したのが日経CFDで、中東有事に影響を最も受けるのが日本であることは言うまでもないこと。戦火が広がれば、海峡航行への影響ももろに出ることになるわけで、イランが封鎖するまでもない。航行したくても危険で出来なくなるわけで・・・。

今回の地政学リスクは、余りに楽観が過ぎた株式市場に対する警告なんだという気がする。とにかくイケイケドンドンで買いまくってきた内外投資家は、どうしてもこういう状況になるとリスクポジションを軽減しないといけなくなる。

それは個人投資家のレベルではなくて大口の運用者レベルでの話だけど。

もう一つ、日本株は今月に入っても海外勢の大幅な買い越となったけれど、株価は下落。その心は国内勢の売り、ということだ。GPIFはもちろん益出しサイクルになってるし、政策保有株の大幅売り出しを機関投資家が宣言していることもあって、そうした動きが全て裏目に出かねない相場展開になってきたね。

前場の取引とポジション

1699 原油先物　￥461.8（△￥5.1）
買）￥460.5×10000（含み益￥13,000）
買）￥460.2×30000（含み益￥48,000）
買）￥460.1×20000（含み益￥34,000）
買）￥460.0×40000（含み益￥72,000）
中東情勢はまだまだ分からない、ということで再度勝負。原油価格は供給過剰という認識で、中東情勢が落ち着けば下落するという見方が大勢を占める中で、リスクプレミアムが何処まで伸びるか？の勝負。

8058 三菱商事　￥3,517（▲￥117）
空売）￥3,614×4000（含み益￥388,000）
空売）￥3,610×8000（含み益￥744,000）
空売）￥3,606×4000（含み益￥356,000）

8031 三井物産　￥7,238（▲￥232）
空売）￥7,430×4000（含み益￥768,000）

商社は連日強い動きだけど、世界情勢の悪化を無視できる許容範囲を超えたんじゃ？いくら円安と言っても、介入懸念もあるわけで、自動車か商社か？と言われると個人的には商社売り。思った通り今日の地合いでは売り物が出てきた。

9101 日本郵船　￥4,064（▲￥124）
空売）￥4,204×4000（含み益￥560,000）
空売）￥4,186×1000（含み益￥122,000）
空売）￥4,184×1000（含み益￥120,000）

9104 商船三井　￥4,501（▲￥163）
空売）￥4,690×4000（含み益￥756,000）

9107 川崎汽船　￥1,979.0（▲￥99.5）
空売）￥2,070.0×4000（含み益￥364,000）
空売）￥2,062.5×2000（含み益￥167,000）

運賃上昇云々と言っても原油価格上昇、輸送コストの増大と船株はここから買われる理由はまだ見えない水準だと思うのでね。このところ反転の兆しはあったけれど、今日の地合いと中東情勢では・・・。

8035 東京エレクトロン　￥37,660（▲￥1,630）
空売）￥38,310×1500（含み益￥975,000）

6857 アドバンテスト　￥5,696（▲￥242）
空売）￥5,790×4000（含み益￥376,000）

7735 スクリーン　￥17,860（▲￥660）
空売）￥18,130×2000（含み益￥540,000）

6146 ディスコ　￥52,900（▲￥2,300）
空売）￥53,810×1000（含み益￥910,000）

大幅なGDとなった半導体関連だけど、懸念という意味では、他の主力銘柄以上となってきてる。そういう意味では今のPERを水準訂正する動きにならざるを得ないのではないかな。今日はポジションの持ち越しがないなかで、買い勝負か売り勝負か、と考えると、流石に買い勝負は腰が引けた。となれば半導体は売り勝負しないと・・・。

前場の収支：（変わらず）

雑感彼是

（時間切れで省略します）