後場の日本市場はリバランスの嵐だった:5月15日(水)後場
- 2024.05.15
- トレード日記
日経平均株価 ¥38,385(△¥29)
米国CPI/小売売上高を警戒しての短期ポジションのリバランス
後場の相場概況
この後場の売られ方は一体何なのか?というと、やはり今夜の米国のCPI/小売売上高に対する警戒感なのだろうと。それしか理由が思い当たらない。想定としてCPIが弱く、小売売上高も低調だ、ということになると、にわかにFRBの利下げ期待が盛り上がる。その結果、流石に米国債金利が低下し、ドル円が円高方向に動くのではないか?という予想のもとの動きだったと考えるべき。
米国市場の株価は金利低下でイケイケになる可能性が高いけれど、ドル円が円高方向に動いたら日経平均は単純に連動高、とはいかないんじゃないかと投資家は考えてるのだろうね。
それから、仮にドル安方向ならば、原油は上昇ということもあり得るけれど、そもそも利下げというのは景気が悪化するから行うわけで、金利やドルよりも、小売売上高の減少の方がヤバいんじゃないか?と思う。なので原油価格は下がると予想したんだよね。
そして順次開示されているメガバンクの決算だけど・・・なんというか、三井住友にしてもUFJにしてもコンセンサス以上の絶好調決算となってる。こういうのは分かっていたという事なんだけど、UFJは結構売り込まれたんだよね。ということは、ここから買いが殺到するというよりも、米国金利低下を嫌気してるということ、そして材料出尽くし、というニュアンスもあるのかもしれないね。
どうなるか、決算後の動きがまったく想定できなかったので、弄らなかったけれど、やはり弄らなくて正解だったと思う。なぜなら決算を見てもどう動くか全く想像できないから。
とにかく、これで決算も終了した。まったく次から決算発表の時期だけは、休もうかな、と思った。何をやっても何を調べても、余りに値動きが複雑すぎて太刀打ちできない。ならばゆっくりと休んだ方が体のためにはいいような気がする。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥27,700(△¥95)
空売平均)¥27,757×2480(含み益¥140,000)
ただひたすら忍耐という感じの後場。寄りでのGUは嫌な感じだったけど・・・。でも何故、後場寄りであんなGUになるかと言えば、恐らく今夜の対策としてのショートカバーだったのだろうと思う。ホント、やり辛いことこの上ないね。
1605 INPEX ¥2,388.5(▲¥1)
空売)¥2,425.0×4000(含み益¥146,000)
空売)¥2,420.0×2000(含み益¥63,000)
空売)¥2,419.0×2000(含み益¥61,000)
空売)¥2,418.0×2000(含み益¥59,000)
空売)¥2,412.0×4000(含み益¥94,000)
空売)¥2,411.0×4000(含み益¥90,000)
今夜のCPIを見据えて、原油価格が下がると読んだので、久しぶりにこんな株価の位置で売り建てた。決算は、会社側はこれ以上の円安は見てない感じ。確かにそういうこともあるだろうけど、果たして今夜、ドル円がどう動くかだけどね。
8058 三菱商事 ¥3,393(△¥3)
空売)¥3,440×4000(含み益¥188,000)
空売)¥3,435×4000(含み益¥168,000)
空売)¥3,432×4000(含み益¥156,000)
8031 三井物産 ¥7,818(△¥36)
空売)¥7,870×4000(含み益¥208,000)
空売)¥7,850×2000(含み益¥64,000)
まぁ、商社が売られないのは、個人的には納得できないんだけど・・・。バフェットが持ってるから売らない、みたいな投資家もいるというし・・・。まぁ、まぁ、そういう流れに逆らいたくなるのは、俺のヘソが曲がってる証拠なんだろうけど・・・。半導体でちょっと勝負できないからせめて、商社株を持ち越してみたけどね。
6758 ソニーG ¥12,950(△¥985)
空売)¥13,350×4000
買戻)¥12,950×4000(+¥1,600,000)
確かに人気銘柄だけに、いろいろオプションを出してきて、株価を飛ばしたという感じ。けれども、決算で、スマホ関連が好調という読みはどうかなと。まずは業績で評価されたら売りたくなる投資家もいるだろうし、なによりこれだけぶち上げれば利食いしたくなるよねぇ・・・。
7011 三菱重工 ¥1,351.0(△¥51.5)
空売)¥1,355.0×4000(含み益¥16,000)
空売)¥1,350.0×4000(含み損¥2,000)
空売)¥1,348.0×4000(含み損¥12,000)
空売)¥1,345.0×4000(含み損¥24,000)
空売)¥1,342.0×4000(含み損¥36,000)
空売)¥1,340.0×4000(含み損¥44,000)
これね、切るべきだったかなと後悔中。とにかく買い方が強い強い!成行でバンバン買っていくわけで、それを見ていながら撤退しなかったというのは・・・。ちょっと最近、イライラしてるんだよね。レンジとか持ち合いとか、やられやすいんだけど。なかなかねぇ・・・。
6146 ディスコ ¥53,090(△¥1,120)
空売)¥53,450×500
空売)¥53,400×500
買戻)¥53,280×1000(+¥145,000)
6861 キーエンス ¥70,610(▲¥450)
空売)¥71,560×200
空売)¥71,520×600
買戻)¥70,620×800(+¥728,000)
後場寄り、ちょっと半導体の売り持ちはヤバいな、ということで買い戻したら、ディスコが買われまくってた。かなり危なかった。今夜のCPIが弱く出るなら、米国債金利が低下し、その結果米国の半導体関連は好感するだろう。そうなると・・・。
考えただけでも、背筋が寒くなったよ。
本日の収支(前場・後場合算):+¥1,040,000
雑感彼是
今日になってもブルームバーグは今夜のCPIに関して再度記事を掲載している。
内容は27%の統計的な比重を占める家賃動向次第、と言っているけれど、基本的にはCPIはインフレ鎮静化の傾向を示すと言いたいらしい。
こうして何度も、同様の記事を掲載してくるということは、余程今回の見立てには自信があるのだろう。
さて大引け後、米国債金利を先取りしてドル円が結構な円高を示し始めた。この調子で行けば、数字次第だとは思うけれど、¥155割れもあるかもしれない。
しかしねぇ・・・日本企業のトップというのは自社株買いしか出来ないのかね?なんか、これと言って大きな展開を提示してくる企業もないし、今日は大和証券がかんぽ生命に出資して業務提携するというバリバリ小ぶりの発表があったけれど・・・。
何で日本郵政の持ち株を引き受けないんだ?って疑問に思うけどね。
決算発表終了だけっど結局どの主力企業の決算を眺めても、大胆なビジネス展開をします、という内容はなかった。株主総会を控えたこの時期は、そうしたニュービジネスを発表する絶好のチャンスなんだと思うけど、相変わらずの円安好決算、値上げ好決算ばかり。
変な海外の短期筋が潤沢な資金で株価を動かす、みたいなことしかないのかよ!マジで詰まらんね。
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