米国大統領選挙直前:トランプの逆襲が始まるのか!?

米国大統領選挙直前:トランプの逆襲が始まるのか!?

いよいよ米大統領選挙が直前に迫ってきた。投票日の11月5日(火)といういかにも中途半端な日取りは、「11月最初の火曜」と決まっているらしい。何故日曜じゃないのか?というと日曜は教会で祈りをささげる日だから。「米国は広いので昔は中1日を移動日として火曜に投票する」という伝統によるものらしい。

そういう慣習を守るというのも悪くないと思うよね。どこの国でも大なり小なりそういうことはあると思うし、左派がガタガタと騒ぐことでもない。「男系男子の皇統を維持する」という皇室にいちゃもんばかり付けてる日本も反省したほうがいいかも。女性差別と因縁をつけてくる国連は無視するに限る。相手にする必要などさらさらないしね。伝統は伝統として尊重すべきこともあるんだよ。

と言うわけで、常軌を逸した日本のメディアは、いまだにトランプとカマラは接戦、と言って盛んに全国的な支持率なんかを放送しているけれど、もういい加減にそういう偏向報道はやめた方がいい。とにかく、兵庫県の一件といい、大統領選挙報道も、どこまでガセ報道をすれば気が済むのか!?と思うけど。

ついこの間、ジャニーズ問題を長年隠蔽していたことがバレて大騒ぎになったばかりだというのに、そんな反省は全くないんだから呆れる。NHKの偏向報道も酷いけれど、民放も救いようがないレベルに達してる。報道番組はますます左傾化しているし、出演者も酷い連中ばかりで、感覚的な議論ばかりが繰り返されてる。まともな人はそもそもあまりTV出演しないし、お呼びもかからないんだろうけどね。

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ちょっと脱線したけれど、米大統領選挙はトランプが勝利、というか圧勝するかも。民主党ももう少しまともな候補を立てたらよかった、というか党大会で痴呆が否めなかったバイデンを再選したこと自体、愚かなことだったと思うけど、いよいよ切羽詰まってバイデン降ろしを直前にやって、そうなると副大統領のカマラ・ハリスしかないという悪手を打ったことが、敗因になるだろう。

つまり民主党は、大統領はお飾りの木偶としか考えていないみたい。日本では木偶の石破を建てることに成功したけれど、米国はそうはいかないぞ。

そして無視できないのは連邦議会選挙で、大統領選挙と同時に上院の1/3が改選(上院は2年ごとに1/3議席が改選)になり、下院は435議席すべてが2年ごとに改選になるわけで、これが同時に行われるというとんでもない規模の選挙戦だということ。現時点では大統領、上下院、いずれも共和党が勝つと見られていて、そうなると捻じれのない共和党政権が誕生することになる。

もちろん、共和党にも反トランプ議員は居るので、議会運営は盤石とは言えないけれど、共和党が勢いづくことは確かかもね。そしてそうなると、トランプ大統領は何をするか?

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トランプは当選したら1日でウクライナ戦争を停戦させる、と言ってるけれど、早々に調停に乗り出すことは確かだと思う。そして、不法移民もどんどん送り返すことになると同時に、国境の壁の建設を再スタートさせると思う。そして商務省、国務省は新たに各国と通商交渉を開始するだろうし、次々に自身の公約実現に邁進するだろう。

それと同時にトランプ政権にイーロン・マスクとロバート・ケネディ・ジュニアが入閣するか補佐官就任となるだろうね。これは前回の政権に味方がほとんどいなかったことを考えると、安定感は抜群と言うことになる。

けど、それもそうだけど、トランプ自身、この4年間に受けた数々の迫害ともいうべき司法の圧力に対し、反撃することは間違いない。と同時に、大規模な民主党への反撃にでるのだろう。

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米国は政権政党が変われば、国家システムの全てが刷新されることになる。連邦のあらゆる省庁の人事が一新され、政権に沿った行政機構が作られることになる。そこが米国政治の新陳代謝を促して、行き過ぎた政治的な腐敗を浄化する役目を持っているわけで、その機能が日本にはないのだ。

本来首相とは行政のトップであるのだから、各省庁の大臣任命だけでなく行政機構そのものに責任を持つべきで、官僚機構の改革は必須の政策、いや果たすべき義務であるはずだ。にもかかわらず、そのことを自民党総裁選で口にしたのは高市早苗候補だけだったというお寒い状況がある。もちろん岸田ー石破と続く政権では、行政機構の改革など望むべくもなし。逆に財務省の傀儡政権となり果てていることが、重罪に値する。

 

いずれにしても今回の米国大統領選挙の影響は、想定以上であると覚悟すべきであって、トランプがFRBへの介入を示唆している以上、マーケットにも激震が走る可能性は相当に高いと思う。