トランプ大統領就任初日から右往左往:1月21日(火)後場
- 2025.01.21
- トレード日記
日経平均株価 ¥39,027(△¥125)
トランプ大統領就任初日から株式市場は右往左往、この傾向はしばらく続く
後場の相場概況
記事が追い付かないほどの大統領令を初日から署名したトランプ大統領。株式市場はトランプ政策の中身に右往左往しながら手探りでの取引が続いた。盛り上がった仮想通貨市場でさえ、BTCは1600万さえ維持できずに下落して、投資家に冷や水を浴びせる格好となってしまった。
さてそれでも日経平均は△¥125と相対的には堅調に推移したことで、日銀の利上げにGOが掛かったような格好になったと思う。日銀はトランプ大統領の演説や政策を見て決める、という姿勢が報道され、なお大企業を中心に賃上げ気運が高まっていることも、利上げの追い風になると判断するだろう。
がしかし、このタイミングでの利上げは日本経済にとっては相当なダメージとなるのではないかと思う。賃金上昇は大企業と中小企業の格差が広がるばかりで、個人事業主はインボイスで経費がかさむ。そのうえ、増税、増税という財務省の政策に政府も全く抗うつもりもなしで、昨年来の介護費用の増大と相まって、ますます弱者や年金生活者は厳しい状況になるのは必須。
しかも利上げによる住宅ローンの負担分も相当に増えることになる。そうした状況を踏まえると、単純に利上げして円安を抑え込めばいいというものでもないだろう。
そもそも日銀の金融政策は為替コントロールのための物でもなく、2%の物価上昇を目標にしているのならば、ここでいたずらに利上げするのではなく、行き過ぎれば為替介入が正解だと思う。しかしそうした機動性も日銀が財務省の支配下にあるという現状では望み薄だ。
さて日本は、トランプ政権の政策をよくよく吟味して、さかなでるような政策をするべきではない。にもかかわらず石破政権は親中一本槍で外交を進め、遂には首相自ら移民政策が必須と言い放った。
すでに20年も前から少子化が問題と言われたにもかかわらず、何の対策もしてこなかった自民党のツケをこれから日本国民全員で支払わねばならないということに、憤りを感じるのは俺だけかな。
確かに良質な労働力は必要かもしれないけれど、なんでもかんでも入国させるという政府の姿勢には呆れるばかり。それが何の解決策にもならないからこそ欧州や米国は移民の排斥にむかっているのだから。
とにかくやることなすこと、日本社会をボロボロにするようなことばかり。こんな状況が続けば、本当に日本は壊れてしまう。
後場の取引とポジション
8306三菱UFJ ¥1,918.0(△¥2.5)
買)¥1,900.0×20000(含み益¥360,000)
買)¥1,890,0×20000(含み益¥560,000)
8316 三井住友 ¥3,805(▲¥26)
買)¥3,780×10000(含み益¥250,000)
買)¥3,775×4000(含み益¥120,000)
買)¥3,770×4000(含み益¥140,000)
8411 みずほFG ¥3,963(▲¥17)
買)¥3,962×16000(含み益¥16,000)
決めつけてかかるべきではないのかもしれないけれど、今週の日銀政策決定会合ではほぼほぼ0.250pの利上げとなると思う。そしてその結果国内企業で潤うのは金融機関だけということになりそう。中でも1Q決算で貸倒引当金を増額した三菱UFJがもっとも安心感があるように感じるし、実際3Q決算ではサプライズ的な業績になるのではないかと思う。
なのでこの局面での買持は非常にリスキーとは分かっていても、他のセクターを買う勇気も理由もなかった。
8698 マネックス ¥905(▲¥31)
買)¥885×10000(含み益¥200,000)
買)¥883×10000(含み益¥220,000)
買)¥881×10000(含み益¥240,000)
買)¥879×20000(含み益¥520,000)
大ヤラレしたマネックスだけど、下げたとは言えBTCと中心とする仮想通貨はトランプ政権下では、暴落するようなことは考え辛いし、ジワジワと1600万台を回復するかな、と思ってたたき売りされたマネックスを性懲りもなく買い持った。メタプラやリミックスのようなBTC保有の含み益増大を当て込むのではなく、取引所運営で取引活発化による手数料の増加が見込める銘柄は、暴落することはなかった。ただここだけは、投機的な資金だったと見えて売りは厳しかったね。ちょっと悔しいけれど・・・。
【現物株】
8306三菱UFJ ¥1,918.0(△¥2.5)
現買)¥1,830.0×50000(評価益¥4,400,000)
9432 NTT ¥150.4(▲¥1.2)
現買)¥157.0×100000(評価損¥660,000)
現買)¥156.0×100000(評価損¥560,000)
現買)¥155.0×100000(評価損¥460,000)
現買)¥154.0×100000(評価損¥360,000)
現買)¥153.0×100000(評価損¥260,000)
現買)¥152.0×100000(評価損¥160,000)
現買)¥151.0×100000(評価損¥60,000)
何処まで下げるNTTという感じだけど、トランプ相場が落ち着くまでは、買われないという感じの下落が続いてる。¥148までは買い続けるつもり。そして達成したらあとは金庫にしまい込むのみ。UFJも地合いさえよければ¥2,500は狙えると思っているのでね。
本日の収支(前場・後場合算):+¥6,550,000
雑感彼是
大統領令でEVに対する規制が撤廃される見通しになって、その際は補助金もカットされることは明白で、いよいよEVは正念場を迎えることになる。特に日産とホンダの事業計画は大きく狂ってしまっただろうから、後はひたすらにハイブリッドを開発して売るしかないという断崖絶壁に立たされることになった。
またSUBARUもこれからEVを開発して発売するという、なんとも皮肉な結果になって、北米が主戦場なだけに、最悪とも言える結果になったと言える。
一方原油・天然ガスと言った関連株は、これまた大きく見通しが狂うかもしれないけれど、ENEOSのように再生可能エネに力を入れすぎると・・・。原油価格はこれから下落して落ち着きどころは$70辺りなんじゃないかな。
今日、日経平均がなんとかプラスできたのは、中国に対する関税引き上げは早急には行われないとなったから。そのために半導体関連が崩れなかったことが大きいと思う。後は悲惨なのは商社で、何とか値を保ったのも中国が関係してるかも。
ただし新たにシェールをネタにできれば、商事もなんとか浮上出来るかもしれないけれど。
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