パウエル議長さえ分からない米国経済:3月26日(水)後場
- 2025.03.26
- トレード日記

日経平均株価 ¥38,027(△¥246)
米国経済の運命を決める2週間がいよいよ始まる・・・。
後場の相場概況
いよいよ今週、そして来週は、それこそトランプ大統領が就任してから最大の山場を迎える日米株式市場。とりあえず明日の日本市場は期末配当権利取り最終日で、翌日は権利落ち日。けれども、ファンドは配当分の再投資をしてくるだろうし、一部配当取りの買いもあるかもしれないし、そういう意味では、需給面ではそれほど悪くはないと思う。
また米国債10年金利はすでにトランプ関税によるインフレ再燃を織り込むように、上昇し始めているので、当然ドル円は多額の円ショートが巻き戻されるような展開になって来て、あっさりと¥150を突破したことも、追い風と言えば追い風にはなっている。
けれども、今週から来週の株式市場は、今までとは異なる動きが出始めるといよいよ容易でない事態になると思う。例えば円安が進むのに、株価は下がるというよな減少になってくると、いよいよ景気後退を織り込み始めるという事かもしれないし・・・。
すでに景気後退はFRBのパウエル議長も認めてる話で、米国の今年の利下げは3回→2回→1回と変わりつつある。そうした予想をしながらもFRBは現時点での状況を、今までで「不確実性は最大」と言っていることは無視できない。
トランプ関税が発動されて見ないとどういう影響が出るのか、全く予想できないとFRBが言ってる以上、俺ごとき素人が予想など出来るはずがない。
そして来週末は混乱の中で3月雇用統計が発表されるわけで、これでだいたい米国の景気の流れは確定すると思うけどね。その結果がスタグフレーションならば・・・流石に株式市場は暴落モードになるだろうけど。
後場の取引とポジション
3350 メタプラ ¥5,050(△¥70)
買)¥4,965×8000(含み益¥680,000)
買)¥4,950×2000(含み益¥200,000)
買)¥4,945×2000(含み益¥210,000)
買)¥4,935×2000(含み益¥230,000)
トランプ大統領が国家備蓄問題に関して「税金でビットコインを買うことはない」と発言して、大きく売られ、400万ほど下落したときに、当然のようにメタプラも¥3,000まで売り込まれた。高値は2月13日の¥7,210だからあっという間に半値以下!という恐ろしい値動きになったわけだが・・・。
そこで買い向かった筋がいたわけだよ。恐らく情報を持っていたのだろうと思うけど、とにかく相当の枚数を¥3,000台で拾ってるわけで、すでに¥2,000以上上昇していることを考えると、そもそもが爆益と言うことになる。
けれどもトランプ政権が議会に提出している法案の中身が伝わると、これはもう話すわけには行かないと思うだろう。前回の上昇相場で結構弄って、大きく利食いしてるので、本来ならば戻り売りで反落するようなチャートなんだけれど、ビットコインがどういう評価を受けるのかが楽しみで、敢えて買ってみた次第。
もちろん「戦略的ビットコイン国家備蓄法」が議会を通過するかどうかは分からない。また通過するとしてもいつになるのかも未知数。また実質的なビットコインの金本位制とも書いたけれど、保有する金をもとにステーブル・コインを発行するという話もある。となると、影響は仮想通貨全体に及ぶ可能性もあって、いくつかの信頼性の高いイーサやリップルなんかも騒がれるだろうけど。
けれども日本には仮想通貨に対する取り組みは、後進国よりも遅れてるし、いまだにETFさえ組成される気配がないのが残念なのでね。今のところは、ビットコインを買うか、あとはビットコイン投資に舵を切ったメタプラを買うくらいしかないのが残念だけど・・・。
ビットコインも少し持ってはいるけれど、金輪際売れないしね。そうなるとメタプラしかないんだよね。
勿論、ビットコインとは別に個別銘柄として売られることだってある。なので下げるようならロスカットして下でまた拾うつもり。だってどうなるか、面白そうじゃないか?
本日の収支(前場・後場合算):+¥380,000
雑感彼是
前場でポジションを閉じて、メタプラだけ握って明日の権利取り日、翌日の落ち日、月末(年度末)そして4月2日のトランプ相互関税発表と考えると恐ろし過ぎてポジションを建てる気になれなかったよ。
市場は相互関税や自動車関税についてはかなり楽観視している。どうせトランプは大きく妥協した形の発表をしてくるだろうから、経済に大きな影響はない、とね。
でも連邦予算の立て直しを標榜する以上、市場が考えているような妥協をしてくるとは個人的には思えないんだよ。それとどうしても長期金利引き下げをしなければマズイということも分かり切ってること。となると、この局面は安易な楽観はできないんじゃないか?ということで後場は様子見を決め込んだし、持ち越しもしなかった(メタプラ以外)。
さてそうした微妙な時期というのに、小枝日銀委員は利上げを前提として金融政策を考える、みたいな訳の分からない発言をしたりしてるのが気に入らない。まず利上げしてみて、経済への影響を見る、みたいなアホなことを平気で言うのは、中銀の審議委員としてまさに不適切。よくもまぁ、こんなことをこめんとできたなと唖然だね。
だって全然逆だもの。足元の経済をみて金利を決めるんだよ!そんなの決まってるじゃん!
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