パウエル議長はハト派に転換?本音はどうなんだろうねぇ・・・。
- 2025.08.23
- トレード雑感

ジャクソンホールでパウエル議長はハト派的な姿勢を見せたことで、米国株はぶっ飛んだ!FRB理事の中には、雇用よりもインフレ、とする意見もあったけれど、パウエル議長は雇用に軸足を置いた、とする見方が有力。株高は勝手にやってくれ!でもインフレは雇用が悪化してるので、それほど懸念すべきではない、と言ったかどうかは分からないけど、本心はインフレは大丈夫とは思っていないと思う。
各国の中銀総裁が一同に会したジャクソンホールでは、恐らくトランプ大統領(政権)に対する愚痴大会になったと思うし、もしかしたら別の要因も考慮してのことだったのではないかな。そう、これ以上金利を高止まりさせると、不動産市場は持たないし、個人のファイナンスも持たない。そういうデータを見ていたのだと思うけどね。
いずれにしても、9月の利下げは90%以上は確実になってきて、米国債が買われた影響で、ドル円も急激に円高となり、¥148.77から一気に¥147を割り込む展開になった。
それが日経CFDの頭を押さえたという事で、日経CFDの上昇は米国三市場の半分も行かなかったけどね。それでも△¥331は、日経平均のPERを17.9まで押し上げる動きになった。
しかしこれで、日経平均の短期調整が終わったというのは、ちょっと考え辛く、もう少し続くと思う。これで日銀が利上げに舵を切ると、ドル円は一気に¥142くらいまで円高となる可能性があるし、流石にそのレベルでは今の株価水準を維持することは難しい。
それと、その場合にはまたぞろ、円キャリの巻き戻しが大いに意識されそうで、個人的にボーダーと見ている日米金利差2.500pを割り込む可能性も十分にあると思ってる。その辺のことを考えると、これは当面日本株の空売りは減らない可能性もあるし・・・。
減らなければ、深押しはないと考えるのが妥当だけど、なんだか日米の中銀の姿勢からして、大量に日本株を買ってきた資金の巻き戻しもあり得るな、と弱気な推測もしたくなる。△¥331というCFDは数字は、半導体関連の大幅上昇と、自動車やメガバンクに買いが入らないということを想定してるのでは?
買いポジで勝負したことは短期的には、負けはないという状況になったけど、寄り付きからグイグイと上値を追うには、ドル円の¥147割れは嫌な感じになると。なんか手放しでは喜べないかも、と思ったりしてます。
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