米国8月雇用統計は一概に悪化とは言えないが・・・

米国8月雇用統計は一概に悪化とは言えないが・・・

失業率が4.3%、新規雇用が2.2万人。

21:30

アメリカ・雇用統計 08月 [非農業部門雇用者数・前月比]

-120.0pips 7.3万人(7.9万人) 7.5万人 2.2万人
21:30

アメリカ・雇用統計 08月 [失業率]

-120.0pips 4.2% 4.3% 4.3%
21:30

アメリカ・雇用統計 08月 [平均時給・前月比]

-120.0pips 0.3% 0.2% 0.3%
21:30

アメリカ・雇用統計 08月 [平均時給・前年比]

-120.0pips 3.9% 3.7% 3.7%

新規雇用が実質で2.2万人増と言う数字は、米国経済の鈍化を示してるけれど、極端に失業率が上昇したわけではないのだから、一概に悪いとは言えないというか、大騒ぎするほどのことではない気がする。

そもそも米国の失業率に関しては以前は4.2%程度が最低線でほぼ完全雇用を示していると言われてたし、新規雇用の2.2万人は数字的には非常にあいまいなもの。これは常に失業率の変化と矛盾した数字が出てくる。

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いずれにしても速報値なので、景気の鈍化は数字的には明らかだけど、本当の程度はうかがい知れないからね。それでもFRBの9月利下げは、CPIを見なくてもほぼ決定したと思うし、利下げを好感する相場にとっては材料出尽くしとなったのだと思う。

それでも米国三市場は上昇しているし、日経平均CFDもドル円が円高方向に結構振れてるにもかかわらず、容赦なく上昇してるけどね。

でも、分からないのはSOX指数の急上昇で、トランプ大統領が大幅な半導体関税を課すと発表したにもかかわらず、なぜか急騰してること。自動車部品と同じくまたまた自国の首を絞めることになるんじゃ?

それと、いよいよ日米国債金利差が縮小してきてる。円キャリー云々というなら10年国債の金利で論ずるべきじゃないのかもしれなけれド、一応基準金利なので使ってるけど現時点(22時50分)では金利差が2.506pとなってきた。

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日本国債10年物の金利が怪しい動きをして低下したから、まだ2.500を割ってはいないけど・・・というかいま瞬間的に2.499p!まぁまぁ突っ込むのは正直時間の問題か。

さて怖いのは、米国金利低下と日本金利上昇を円キャリーをしてる投資家が、トレンド発生と捉えたとき。というかこの流れはそう捉えざるを得ないだろうしね。で、10日のPPI、そして11日のCPIが予想よりも高かった利したら・・・。

今回の売り勝負は完敗したけれど、リベンジポジションは絶対に建てるつもり。このまま負けっぱなしじゃ悔しくて睡眠に影響するよ。

OK!ドル円も¥147を割れそうだしね。必ず来るね。恐怖の巻き戻しが。

(まぁ勝手な願望ですけど)