NVIDIA決算はAI懸念を払しょくできず:11月21日(金)前場

NVIDIA決算はAI懸念を払しょくできず:11月21日(金)前場

日経平均株価 ¥48,653(▲¥1,170)

NVIDIA決算はAI懸念を払しょくできず・・・。日経も厳しい連動下げ。

前場の相場概況

寄り前に書いた通り、昨夜の米国市場はNVIDIAの好決算にもかかわらず、AI懸念を払しょくすることは出来ずに大幅な下落となった。それを受ける形で日本市場も、半導体関連が軒並みアウトとなって、大幅下落。NVIDIA決算が最も早く反映される日本市場の大幅な上昇を打ち消してしまった格好。やはり思った通りの展開になった。

とは言え、昨日の段階で半導体関連を売り建てるのは、相当勇気のいる行為なわけで、流石にビビりまくってて手が出なかったけれど、今の日経平均を考えるに、個別を売らなくても日経レバで十分、というのはあるからね。気合を入れて売り建てておいたのが功を奏した格好。

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さて、ドル円が¥157台に急伸したことを受けて、片山財務大臣はいよいよ覚悟を示した、といってもいい状況。できれば介入したくないというのが本音かもしれないけれど、こういう状況にまで円安が進むと、ほぼほぼ高市内閣の物価対策は空振りに終わる可能性も出てきてる。

なので、どうしても介入しないと、政策的に行き詰まってしまうので・・・。実際今夜あたりは、週末でもあるし始める可能性があるんじゃないかな。流石に¥160までは待てない状況だと思うのでね。

こうなってくると、半導体は買い辛いというか買えない、輸出株も買えない、となって来て今日あたりから内需銘柄が買われ始めてるよね。

その意味でも、いよいよ高市内閣の最初の試練って感じだよね。後場売り勝負してもいいかな?なんて思い始めてる。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥40,470(▲¥1,920)
空売平均)¥43,122×2760
買戻)¥40,160×2760(+¥8,150,000
空売平均)¥40,803×2240(含み益¥740,000

今日はこれだけで十分かもしれないというほどに、米国市場と連動で日経平均が下げてくれたお陰。AIに関してはいろいろな見方があるけれど、バブルの夢が覚めてほしくない投資家にとっては、この局面は強気にならざるを得ない立場。一方マイケルバーリのような売り坊は、いろいろなネガティブ要因をみて勝負を仕掛けてくる。どちらが勝つかは分からないけれど、ジワジワと投資は足元の不安におびえ始めるのかな?と。

こういうことは、時間がある程度経過してくると見方が変わってくる。それを演出するのが投資情報サイトなのかもしれないね。けれど実態は絶対に伝えようとしないし、またインサイダーでもない限り正確なことは分からない。

けどね、ドル高になっているうちはいいのかもしれないけれど、どこかでドル安が始まるだろうし、そうなるとAIじゃなくてね、別の要因も出てきちゃって、相場が動くようになってしまう。

だから株価を予想するのは困難なんだよね。

AI関連、半導体関連で下げた日経平均だから、言ってみれば他の銘柄、他のセクタには関係ないのよ。そういうことも厄介で、個別にはしっかりと戻ってる。でもAI関連はやはり売り圧力強し、ということでだったら個別より、日経レバを売るしかないからね。この水準で冒険してみた。

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8306 三菱UFJ ¥2,378.5(▲¥8)
買)¥2,345.0×10000
買)¥2,342.0×10000
買)¥2,340.0×10000
売)¥2,386.0×20000(+¥850,000) 
売)¥2,383.0×10000(+¥430,000

何やら利上げが遠のいた割には、日本の物価は鰻登りと言う感じ。今の為替水準が反映される1ヵ月、2ヵ月の物価を想定すれば、早々の利上げ論が台頭する可能性もある。またAIとは遠い位置にあるということも、落ち着けば買われるという想像もついたわけで・・・。案の定強かったけど、最も強いのは三井住友なんだよなぁ・・・。国内に強いからね。


6701 NEC ¥5,967(▲¥13)
買)¥5,880×4000
売)¥6,000×4000(+¥480,000

防衛関連という言われ方もするけれど、基本的にはシステム構築とか、公官庁の受注が大きい銘柄だけに、富士通と並んで買われるかなと。でも結構なGDされたのでビビりながら買って、玉数は拾えなかった。まぁ、上昇してくれたので良しとしないと。


前場の収支:+¥7,850,000


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雑感彼是

昨日の米国市場の下げの要因が、ほとんど記事になってない!そういうところを見ると、やはりウォール街はAIの巨額投資に関する懸念を、いまは積極的に持ち出したくないというのが分かる。それでも投資家は、水面下でかなり焦って動いてると思うのよ。みんな、大きな資金を入れてるはずで、このタイミングで抜けてもいいのか?という迷いとともに、暴落でもしたら「YOU ARE FIRE!」なんてことになりかねないからね。

昨日の相場を見ていても、あんなに売られる必要はなかったのかもしれないけれど、恐怖心に火が付いちゃったって感じで投げ捲ってたな。そうなると我も我も、となって結果的には強烈な落差になってしまった。

この週末もね、米国投資家は、その恐怖の中にいると思うんだよ。だから昨夜のようなセンチメントになってしまうと、今夜だって相当にヤバいんじゃないか?って思うしね。

いやはや、ある意味後場は勝負処かもしれないなぁ・・・。

今日あたり自動車かよ!みたいな感じがするしね。腹を括ろうかな。