イラン情勢がキナ臭くなっても市場は無視:7月19日(金)前場

イラン情勢がキナ臭くなっても市場は無視:7月19日(金)前場

日経平均株価¥21,394(△¥347)

ちらちらと小競り合いまでは行かないにしてもイラン情勢が動きつつあるという兆候。あとはイランの出方次第!?

前場の相場概況

米国市場は強いわけでもなく、弱いわけでもないけれど、相変わらず関係者の利下げに関するコメントで相場が左右されるのが、ちょっと気にいらない部分。景気指数が良くても連銀総裁とかパウエル議長が「利下げに拘る」には、理由があるはずなんだよ。そして状況からして、その理由は結構ヤバイことに違いないわけだが・・・・。

そういうことはさて置いて、米中協議への期待とか、そんなことで相場がなんとかなってしまう、というのがやはり金融相場だってことを如実に感じさせるのよ。

日本市場とて、こんな戻り方をしなくてもいいはず・・・。というか、為替からしてこんなのは本来はないと思うんだが。

恐らく個人の買い方はこういう相場に動きに一安心するだろう。けど、こんな時こそ疑ってかかる必要があると思うね。米国利下げ期待が強まったといっても、日本のことだから。

これからの相場、「買い」だけでは勝ち抜けない!?ロング/ショートで獲る以外になし!

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前場の取引とポジション

9984 ソフトバンクG ¥5,084(△¥137)
空売)¥4,981×10000
買戻)¥4,990×10000(-¥90,000
買)¥4,990×8000
売)¥5,070×8000(+¥640,000

ソニーもトヨタも中途半端なチャートだけど、SBGはドテン買い鉄板のチャートだよ。このところの板を見てる投資家なら、今日あたりはみんな買いで入ったと思うし、こういうのを所謂「テクニカル・リバウンド」って言うのかもね。

けれど一旦は日本市場も戻り相場になった。しかし為替は円高のまま。となると、この後が非常に厄介だよ。どうなろうとSBGの事情は変わらないんだけど、需給で動くのはどうにもならんしなぁ・・・。

ちょっと難しくなってきた。


6758 ソニー ¥5,833(△¥93)
空売)¥5,777×10000
買戻)¥5,743×10000(+¥340,000
買)¥5,743×8000(含み益¥720,000

大きなGUを免れたこともあって、この水準で寄り付くならドテン買いもありだと。持ち越しの含みをほぼ温存できて、買いで獲れたら上出来だ。後は後場の様子次第。

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しかし米国ダウのCFDの朝方の動きといい、このザラバ中の動きといい、気にいらないねぇ。そもそも、米中協議再開云々を電話で話し合った、なんていうニュースでこうなるわけ?

金融相場だからなぁ・・・読みを迷い始めるとほんと、ダメなのよ。


7203 トヨタ ¥7,071(△¥96)
空売)¥6,975×5000
空売)¥6,980×5000
買戻)¥6,960×10000(+¥175,000
空売)¥7,075×2000(含み益¥8,000
空売)¥7,074×1000(含み益¥3,000
空売)¥7,072×2000(含み益¥2,000
空売)¥7,070×2000(含み損¥2,000
空売)¥7,069×1000(含み損¥2,000
空売)¥7,068×2000(含み損¥6,000
空売)¥7,067×2800(含み損¥11,200) 

感覚的なものだけど、昨日の▲¥400ってのが、余計な売りだとするとこの前場の戻りは埋めても不思議じゃないと思うけどね。でも為替が¥1近く円高になってることも考えれば、この売り上がりは勝負できるんじゃないか?と思ったんだが・・・。

ソニーとSBGはドテン買い下けど、トヨタは買わなかった。正直、ここまで買われるとも思えなかったし。けど、この円高の状況のなかでこういう買われ方をするというのは、決算に対して期待感があるのか?

どうもしっくりこない前場。


8035 東京エレクトロン ¥17,100(△¥600)
買)¥16,900×2000
売)¥17,240×1000(+¥340,000
売)¥17,220×1000(+¥320,000

日韓問題がだいぶクリアになってきて一旦は買い戻される動きになりそう、ということで寄り付きから勝負した。昨夜の米国でSOXがプラスしたことも、ネタにされて買われるだろうと言う読みもあった。

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いずれにしても、短期決着しないと危なかしいのが半導体関連。決算には全く期待できないからね。


6857 アドバンテスト ¥3,205(△¥180)
買)¥3,130×20000
売)¥3,220×14000(+¥1,260,000
売)¥3,215×6000(+¥510,000

相場が反発したら絶対に行くつもりだったのがアドバン。この信用の取り組みをみたらじっとしているわけにはいかないもんな。大幅にGUしたけど、そんなの関係ないからね。

いくら売り坊の俺でも、この場面は流石に買える!


前場の収支:+¥2,560,000


前場の感想

ある意味、政治と経済というのは、特に国際社会においては相反する結果を生む。米国は経済に悪影響があると分かっていてもなお中国に対する政治的な圧力を掛ける。日本も同じで韓国に対して圧力をかけているわけだが、一時的には影響はでることを覚悟して、将来の国益を守るという観点では必要なことだと思う。

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日韓問題が噴出して以降、半導体や電子部品に対する影響が懸念されて売られたわけだが、サムソンの立ち上がりが意外に速そうだ、と言うことになってきて、改めてその両セクタに買いが入ったということかもね。

今日のような相場の動きは、要するに需給がすべてで、一旦買い戻す雰囲気になると需給で株価は派手に動く。状況を冷静に分析してみるとまだ、それほど買えるような状況ではないんだが、動きだすとなかなか止まらないのも相場だから。

前場は久しぶりに買い勝負した。今日の戻りはほとんど鉄板だったと思う。

 

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