日米株価暴落も日本市場は下げ足りず:8月6日(火)前場

日米株価暴落も日本市場は下げ足りず:8月6日(火)前場

日経平均株価¥20,299(▲¥420)

米中貿易摩擦は米中報復合戦に発展。韓国ウォンは一服だが以前危険水準。日経平均の買い戻しは早すぎる。

前場の相場概況

米国市場の煽りを受けて大きくGDして始まった日本市場は、米国ダウが▲$767してなおかつCFDがさらに▲$600以上下げたことに比較すると、¥20,100を死守したのはむしろ立派だったのかもしれない。

しかし個人的には買い戻しが速すぎる気がする。

中国は国営企業に対し米国の農産物輸入を禁止する措置に出た。そして人民元安を容認し米国の関税引き上げ(10%)に対抗。それに対し米国はすかさず「為替操作国」指定した。

為替操作国に認定させると、為替安の分をさらに関税に上乗せされるわけで、米国の関税第4弾(3000億ドル相当に10%の関税)という関税率は12%でも15%でも、自動的に変動してしまうため、もはや10%の意味はなくなった。

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今後の先行きを考えると、当面米中戦争終結のめどが立たない以上、米国市場はまだ下値があるのではないか?

一方日本市場は、下げ幅が足りない。今日は需給的に一旦の買い戻しとなるのは仕方ないとして、戻れば売って勝負できるとみているが・・・。

前場の取引とポジション

8306 三菱UFJ ¥506.7(▲¥8.0)
空売)¥517.0×100000
空売)¥517.5×10000
空売)¥517.6×10000
空売)¥518.0×20000
買戻)¥501.1×140000(+¥2,257,000

こういう状況なので、一旦は利食いがセオリーということで、5銘柄すべてを寄り付きで買い戻し。とりあえず日経平均は所謂「三空叩きこみ」だから。完全に需給しか見ていない。


8316 三井住友 ¥3,616(▲¥69)
空売)¥3,701×20000
買戻)¥3,580×20000(+¥2,420,000
空売)¥3,619×4000(含み益¥12,000
空売)¥3,615×2000(含み損¥2,000
空売)¥3,609×3000(含み損¥21,000
空売)¥3,608×2000(含み損¥16,000

三井住友も同様。ただし、冒頭に書いたように日本株は下げ足りないと見る。日経平均¥20,000は岩盤というアナリストも多いが、下げの要因を考えた時、何かあればここから下げが加速する可能性も十分にある。

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岩盤と言うのであれば、岩盤割れたらどうなる?みたいな状況も視野に入れておく。なので戻りは売りで。


6954 ファナック ¥17,945(▲¥460)
空売)¥18,755×400
空売)¥18,750×600
空売)¥18,705×1500
買戻)¥17,775×2500(+¥2,372,000
空売)¥18,075×500(含み益¥65,000
空売)¥18,065×1000(含み益¥120,000
空売)¥18,020×1000(含み益¥75,000
空売)¥18,010×500(含み益¥32,500

ファナックにはネガティブな要因が多すぎる。特に自動車関連、スマホ関連といった製造業がこれから影響を受ける可能性が高いわけで、その意味で¥15,000と言うのは個人的な勝手な主張だが・・・。

利食いの後の戻りは売り建てた。


6758 ソニー ¥5,687(▲¥84)
空売)¥6,005×3000
空売)¥6,001×2000
空売)¥6,000×10000
空売)¥5,935×2000
空売)¥5,934×3000
買戻)¥5,600×20000(+¥7,689,000
空売)¥5,695×1000(含み益¥8,000
空売)¥5,690×2200(含み益¥6,600
空売)¥5,689×2000(含み益¥4,000
空売)¥5,688×4000(含み益¥4,000
空売)¥5,685×2000(含み損¥4,000
空売)¥5,680×2000(含み損¥14,000

なぜか主力ポジションとなったソニーは、大きな利食いになった。とにかく明日の9984SBGの決算が終わるまでは、ソニーを中心に弄るしかない。

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他に売りたい銘柄はあるんだが、信用の取り組みみてると売る気が殺がれる。特に7203トヨタあたりは・・・。半導体もダメだし・・・。


6762 TDK ¥8,400(▲¥150)
空売)¥8,780×5000
買戻)¥8,200×5000(+¥2,900,000

何故かポジティブ系の記事を書かれて、下げ幅が期待できない感じのTDK。無理をする場面でもないんで、後場次第と考えた。

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前場の収支:+¥13,720,000


前場の感想

とりあえず日本市場はやはり「三空」ということで、買い戻しが出る場面。だが買い戻し一巡でさほど戻れないなら、明日は個人投資家の追証が視野に入ってくる。なので、その辺の需給を見越して、後場再度短期筋が売り仕掛けてくるかが見物。

懸念された韓国ウォンは1220をつっかけた後、明らかに為替介入とみられる買いが入って1211まで。しかし以前高水準のまま、1213辺りをキープ。

いまの韓国には為替介入している余裕はないだろう。

とにかく今回の日米株価暴落に関しては、余りに複合的にネガティブな要素がからんでいる。その辺をかなり力を入れて記事にしてみたので、良かったら読んでみてください。

8月と言う時期で、思ったよりも買いが入らないと、かなりリーマンショック時と似た展開になる。このままでは済みそうにない米中戦争、日韓戦争はまだ始まったばかりだ。

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