何はなくとも米中交渉という相場:10月9日(水)後場
- 2019.10.09
- トレード日記
日経平均株価¥21,456(▲¥131)
とにかく今の株式市場は米中次第。他の材料は完全に無視されてる・・・。
後場の相場概況
後場の間は、特別買いのような雰囲気ではなかったものの、米国ダウCFDがプラス圏に浮上して堅調だったことで、徐々に相場の雰囲気は改善したと思う。
いつもの通り、全体相場が押してくると必ず買われるのが、富士通とNEC。もうだいぶ長い間、そうした傾向があるけれど、そのからくりは今一つ良く分からない。
だがそのほかにもポツン、ポツンとプラ天するような銘柄が出てきて、緊張感は和らいだ。結果として今日の下値から¥100近く戻せたのはショートカバーだろうけど。
国慶節が終わって中国市場は堅調な動き。そしてなんとなく米中交渉は部分的に合意するのか?みたいな雰囲気は出てきたと思う。
前場にも書いたとおり、今の米国市場の材料は、他の懸念は一切無視して「米中貿易戦争」一本だから、出てくる記事によっていとも簡単に相場が動いてしまう。
そういうのって、あまり気持ち良くないけどね。
後場の取引とポジション
7203 トヨタ ¥7,125(△¥38)
買)¥7,122×6000(含み益¥18,000)
買)¥7,105×4000(含み益¥80,000)
買)¥7,100×3000(含み益¥75,000)
9月24日の戻り高値から一気に売られて75日線を割ってきたという・・・。そして下げ始めてから1週間で売り長になって、75日線割れで一気に買い戻しという、完全に短期筋が値幅を狙ってきたとしか言いようがない動き。
そして下げ止まりを確認後、再度上値を、という感じになってきたわけで、こんな日足チャートを見せられたら、流石にもう売る気になれない。
8035 東京エレクトロン ¥21,225(△¥95)
買)¥21,115×1500(含み益¥165,000)
買)¥21,130×500(含み益¥47,500)
買)¥21,110×1000(含み益¥115,000)
アドバンテストも結構来てるけど、エレクも日足チャートでは相当に煮詰まった状態にある。こういう動きが、半導体不況と言われる中で起こってると言うことにそろそろ注目しないといかんなぁ・・・。
みんなが期待してるのは、この1ヵ月余り続いてる持ち合いを上放れしてくれることだと思うけど、日足もそろそろ煮詰まってきてるから、明日あたり戻り高値をブレイクしてくれそう。
アドバンと違って、エレクは今売り残が増えてきてるしね。
6857 アドバンテスト ¥4,940(▲¥120)
買)¥4,900×8000(含み益¥320,000)
買)¥4,920×4000(含み益¥80,000)
買)¥4,925×2000(含み益¥30,000)
買)¥4,915×2000(含み益¥50,000)
10/4付の信用取り組みは買いが150万、売りが350万だった。しかし、流石にここまで着々と担がれたなら、ギブアップする売り方も多いと見えるね。昨日の大きな陽線なんか典型的な買い戻しだったわけで、そろそろイーブン位の取り組みになっているのかもしれない。
となるといつまでもこんな美味しい思いは続かないと考えるべきかも。
既にこの踏み上げ相場が始まって2ヶ月半も過ぎた。半導体が悪いと言われる中、7/17の¥2,956から既に¥2,000の値幅がでてしまった。取り組みはともかくとして、そろそろ買い方やロング筋も利食いがしたいだろう。
いずれにしても、そろそろだね。変な材料が出ないうちに仕舞っておくべきかも。
本日の収支:(前場・後場合算)+¥4,080,000
後場の独り言
この相場、この位置で揉み合いというのなら、押した今日は買いってことになる。アナリストの荒野浩氏によれば、今後米中合意がないとするなら、日経平均は¥21,200~¥21,700程度のレンジ相場になる、という評価。
買い材料も、売り材料も明確な材料が今のところ出ていないだけに、今週の方向感のない株価の動きを振り返ってみると、その説明は妙に信憑性がある、ということで、ソニーやSBGを外して、需給で買える銘柄のみを買いで持ち越すことにした。
なので、自信などは全くなくて、またいくら考えても今日の相場は、前場の大幅なGDの後の方向感が見いだせなかったこともあって、「試しに買い」を持ち越してみることにした。
要するに、昨日の米国市場の下げも意外な感じは否めなかったけど、既に寄り前からダウCFDは$200も上昇しているわけで、もちろんその理由も判然としない。つまり、まったく分からないと言うことだ。
なのでどうせ買ってみるなら、信用の取り組みが良好な銘柄にするのは、常道だと思う。何か緊急事態で急落しても、ドテンすれば何とかなる、みたいな保険だね。
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