ペンス演説無警戒相場:10月24日(木)

ペンス演説無警戒相場:10月24日(木)

日経平均株価¥22,750(△¥125)

昨年のペンス演説後の相場展開を考えると、ペンス演説当日の今日などは買えないはずなんだが・・・。ほぼ無警戒の日本市場。

相場概況

いよいよ今夜は、個人的には今年最大のイベントと思ってる米国ペンス副大統領の「対中政策」演説が行われる。昨年の10月4日に行われた最初の演説では、カショギ事件と重なったこともあって、ここで株式市場の潮目がガラリと変わり、あのクリスマス暴落へと続く下落相場のきっかけになった。

そして今回は6月に予定されていたものが延び延びになってようやく行われるわけだが、株式市場は米中合意に好感してか、楽観相場の果てに高い位置にあることが懸念される。

今回のペンス演説では恐らく貿易問題よりも安全保障と人権弾圧に焦点が絞られると思う。そして、内容が昨年同様の非常に厳しいものになれば、まず最初に国防権限法2019、そして国防権限法2020と連想されるはずで、香港デモの問題もあるから、嫌でも米国市場は下げるだろう。

そうなって果たして日本株が売られるかどうか?が勝負なんだけどね。このところの強さを見てると、反応しないんじゃないか?なんてことも想像出来なくはない。だが、即位礼正殿の儀が終了するのを待っての今回の日程なので、とても楽観できる状況じゃないというのが個人的な読みです。

そこで、今回のペンス演説の影響は、恐らく対中政策だけでなく、米国内の政治状況にも非常に大きな影響が出そう。

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そもそも対中強硬政策は、トランプ政権の政策と言うよりも米国上下院の総意という側面が強い。たとえば、民主党の大統領候補として俄然有力になった極左に近いエリザベス・ウォーレンでさえ、中国にはかなり強硬な態度だ。

それからして、今のトランプ大統領は、自身のウクライナゲートで中国どころではない!みたいなかなり日和った対中政策なので共和党内部からも批判が出始めてる。

仮にウクライナゲートの弾劾が上院に送られるようなことにでもなれば、トランプ大統領辞任、ペンス副大統領が大統領就任と言うことになる可能性も十分にあるからね。

というわけで、今日の堅調な相場にあって、やはり性懲りもなく売り玉を建てまくって大引となった。例によって日本市場の引け後にはCDFが上値追いを始めているけれど、今夜はそう簡単じゃないと思うよ。

本日の取引とポジション

9984 ソフトバンクG ¥4,067(▲¥123)
空売)¥4,313×3000(含み益¥738,000
空売)¥4,310×5000(含み益¥1,215,000
空売)¥4,309×5000(含み益¥1,210,000
空売)¥4,305×4600(含み益¥1,094,800
空売)¥4,304×4400(含み益¥1,042,800
空売)¥4,303×6000(含み益¥1,416,000

かなり大きめな含みになってるので、買い戻すべきか悩んだ。証券関係者はしきりに割安を強調してるみたいだが、何が割安なのかさっぱり分からんね。

だいたい日本の証券が誰に買わせたくて言ってるか、といえば個人なんだろうし。外資は日本の証券なんぞ一切無視で、その証拠にSBGのCDSの料率はますます上昇してる。

もはや海外投資家はSBGを全く信じてない、って感じだからなぁ。まぁ、ペンス演説もあることだし、ここは持ち越す。

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6758 ソニー ¥6,340(▲¥15)
空売)¥6,351×3000(含み益¥33,000
空売)¥6,354×2000(含み益¥28,000
空売)¥6,355×4000(含み益¥60,000
空売)¥6,360×5000(含み益¥100,000
空売)¥6,383×5000(含み益¥215,000

朝寄りで追加売りで勝負したソニー。このところ何をやっても勝てそうにないし、普通にやっててもダメなのは、思い知らされているからなぁ・・・。

ここはもうペンス演説で潮目が変わるのに賭けるしかない。行くぜ!


8306 三菱UFJ ¥564.2(△¥4.6)
空売)¥558.0×80000
空売)¥558.4×10000
空売)¥558.3×20000
空売)¥557.2×20000
空売)¥557.0×30000
買戻)¥562.5×160000(-¥756,000
空売)¥565.0×30000(含み益¥24,000
空売)¥565.1×10000(含み益¥9,000
空売)¥565.2×10000(含み益¥10,000
空売)¥565.3×60000(含み益¥66,000
空売)¥565.4×30000(含み益¥36,000
空売)¥565.5×10000(含み益¥13,000

なんか悔しい。朝GUされて非常に気分が悪く、条件反射的にロスカットしてしまった。

金融は地合い云々というよりも、日銀がなにをしてくるか、の一点に集中だ。けれども、以外に外部要因で売り買いされてるという側面もあるんで、後場になって金融を売ることに決めた。

ここから日本市場の潮目が変わると思うんだがなぁ・・・。

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8316 三井住友 ¥3,836(△¥55)
空売)¥3,845×12000(含み益¥108,000
空売)¥3,844×4000(含み益¥48,000

UFJよりも上げ幅が出てる三井住友だが、業績的には全く期待できるものはない。なのでいま、弄る理由はやはり日銀しかないんだよね。

その日銀だが、消費税増税後の経済状況を見れば、動かないわけにも行くまい。


8604 野村 ¥503.4(△¥3.5)
空売)¥506.0×20000(含み益¥52,000
空売)¥505.8×30000(含み益¥72,000
空売)¥505.6×30000(含み益¥66,000

さて良く戻った野村だけど、これだけ戻ればもう売り物だって出るだろう?もちろんペンス演説には期待してるんで・・・。


6981 村田製作所 ¥5,940(△¥19)
空売)¥5,920×5000
空売)¥5,925×3000
空売)¥5,930×3000
買戻)¥5,900×5000(+¥100,000
買戻)¥5,896×3000(+¥87,000
買戻)¥5,895×2000(+¥70,000
買戻)¥5,893×1000(+¥37,000
空売)¥5,950×5000(含み益¥50,000
空売)¥5,945×2200(含み益¥11,000
空売)¥5,944×4400(含み益¥17,600
空売)¥5,943×3000(含み益¥9,000

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マイナス圏に入ったところで一旦利食いして、ポジションを調整することにした。所詮、売り玉は勝負レベルの数ではなかったので、戻ったら売りで今度は勝負しようと・・・。

連日冗談のような日経平均の上昇っぷりで、村田も相当に上昇下位置。半導体や電子部品は荒っぽい相場が続いているから、短期筋も値幅狙いで来てる。けれども、この戻りは今夜耐えられるのか?というとやはり無理だろうからね。


2432 DeNA ¥1,884(▲¥2)
空売)¥1,922×1800
空売)¥1,921×3800
空売)¥1,920×2000
空売)¥1,919×3200
買戻)¥1,886×3800(+¥133,000
買戻)¥1,885×2000(+¥70,000
買戻)¥1,884×3200(+¥112,000
買戻)¥1,883×1800(+¥70,200

またしても相当に投げやり。つまらないから手仕舞いした。


本日の収支:-¥250,000


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独り言

何やら非常に恐ろしい相場になってきた感じの日本市場。主力銘柄の信用取り組みが軒並み空売りが押し寄せてきてる。アドバンがガッツリと売り玉に晒されて、踏み上げ相場になってしまったように、トヨタもエレクも、TDKも軒並み売り増加して怪しい動きになってる。

興味は下方修正した日本電産がどう動くか、ってことだったけど、結局今の日本市場はファンダメンタルズを重視する動きにはなっていなくて、需給ってことなんだろう・・・。

なんというか、トランプ相場になって捩れに捩れた株式市場。そしていよいよ今夜はペンス演説が行われる。そこで、この局面、この需給で気合を入れて売り勝負できるかどうかが勝負の分かれ目になりそう。でも、こんな需給じゃ、ペンス演説がいかに厳しかろうと、反応できるのか?って思ってしまう。

こうやって株式相場ってのは、いつも全く予想していない方向に行く。想定とか、そういうのは全く役に立たないし、その時々の状況を鋭く嗅ぎ分けて対処するしかない。ロングレンジで構えてる投資家は、こうした状況を余裕で眺めてるのかもしれないが、短期で積み上げを狙ってるんで、どうしてもそういうわけには行かないよ。第一、そういうポジションは年に1~2回しかないからなぁ・・・。

いずれにしても今夜は勝負しないわけには行かないんだよ。勝っても負けてもとにかく行って見るしか切り開けない。

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