万事、米国投資家の解釈次第:10月30日(水)後場
- 2019.10.30
- トレード日記

日経平均株価¥22,843(▲¥131)
週末に掛けてFOMC-日銀ー下院弾劾信任決議とイベント満載の週。下手に勝負はできないかも。
後場の相場概況
後場の日本市場は、若干の売り優勢で推移した。これは個別決算をにらんだポジション調整であって、FOMCを意識した値動きではなかったのだろう。既に米国ダウCFDを見ても分かる通り、FOMCポジションは準備万端整ってると思う。
ブルームバーグは、今回利下げしてこれで年内は打ち止めと予想しているらしい。
狩りにその通りなら、米国で本格的に年末商戦に突入する11月前のこのタイミングでの利下げは心理的に効果があるだろう。そして12月のFOMCで利下げすることにそれほど意味はなくなるし、このまま利下げサイクルに突入するという理由は、現時点では何もないと思われる。
というわけで、今夜の米国市場は、FOMCを好意的に受け止めるか材料出尽くしとみるかの勝負。だったら無理して売り玉を建てる必要もなく、材料出尽くしになったら改めて、と言うくらいのタイミングでいいと思うんだが。
それにしても気になるのは、明日の米国下院の弾劾調査に対する信任決議なんだよなぁ・・・。
後場の取引とポジション
9984 ソフトバンクG ¥4,040(▲¥60)
空売)¥4,103×8000(含み益¥504,000)
空売)¥4,102×5000(含み益¥310,000)
空売)¥4,101×4000(含み益¥244,000)
空売)¥4,100×8000(含み益¥480,000)
空売)¥4,150×8000(含み益¥880,000)
要点は夜中にせっせと記事を書いたので、そういう見方から強気だっただけ。
ここから下へ、というのはもちろん11月6日にどんな決算をしてくるかにかかってるのだろうけど、一番気になるのは信用買い残の多さだよね。
多分今日の調子ならさらに買いが入ってるだろう。とすれば、ここは嫌でもFOMC勝負に挑む以外に道はない。
6758 ソニー ¥6,365(▲¥77)
空売)¥6,406×1000(含み益¥41,000)
空売)¥6,405×3000(含み益¥120,000)
空売)¥6,400×3000(含み益¥105,000)
空売)¥6,399×3000(含み益¥102,000)
半導体関連やトヨタなど他の主力株が戻り高値をブレイクしているのに、何故かここまでソニーは売り先行・・・。日経平均が7連騰している間、ソニーは陰線が6本、陽線1本と完全に利食いが出ている状況・・・。これなどはソニーの業績に関し何らかの情報を持ってるとしか言いようがないと判断し、ビクビクしながらも決算勝負に挑んだ。
もとより根拠はサムソンの業績不振と世界的なEVの急減速(と言ってもほとんど中国だけど)による生産の減少の影響があるだろうという以前からの読みにも頼って、と言うこともある。
そして決算発表・・・。
全く決算予測が当たらないというか、頓珍漢な俺、ということになった。またしても決算勝負は、まともに勝負できた試しがない。
本当に下手なんだよなぁ・・・・(苦笑)
こうなったらFOMC頼りだね。
本日の収支:(前場・後場合算)+¥2,850,000
後場の独り言
株式市場はずっと無視の姿勢を決め込んでいた、トランプ大統領に対する弾劾調査だが、米国下院で弾劾調査の賛否を問う信任決議が31日(明日)行われることになったらしい。
これは事実上のトランプ弾劾に対する信任投票で、これでYESとなれば、トランプ大統領は窮地に立つことになるが、仮にNOならば、民主党は矛先を収めなくてはならなくなる。多数派を占める民主党で造反する議員もいるらしいので、これでNOならば、トランプ大統領弾劾の目は事実上なくなると言える。
これはトランプ政権にとってはもちろんのこと、株式市場にとっても、今までのように無視できる問題じゃないだろう。
もしも明日、信任となれば・・・トランプ大統領の弾劾は一段と濃厚に成らざるを得ず、少なくとも来年の大統領選挙出馬辞退というのも選択肢に入ってくるかもしれない。
米中貿易摩擦以外にも数々の懸念があったわけだが、株式市場は米中合意のみを材料視して、ここまで相場を吊り上げてきた。けれども、現実には米中合意よりもFRBの政策や弾劾問題、そして米国の対中姿勢全般を意識しなければならないのだと思う。
ここにきてトランプ大統領は大統領選をにらんで相当に日和ってきたが・・・、株式市場にとってポジティブなことは、いまだ何一つ出てきていないはずだから・・・。
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