日本株の買い上がりは一巡した?:11月20日(水)後場
- 2019.11.20
- トレード日記
日経平均株価¥23,148(▲¥144)
6週連続買い越しの海外勢もこれ以上の買いを続けるようなら、来週は乗っても面白いが・・・。
後場の相場概況
前場一気に¥23,100割れまで突っ込んだ日本市場は、後場になるとだいぶ落ち着いてきて、最終的にはショートカバーで戻して終了した。米議会で上院を通過した香港人権法案は、すでに通過している下院案とのすり合わせを行うか、下院が上院案を丸のみすれば正式に議会通過となり、後はトランプ大統領が署名すれば発効となる。なので、米中合意が締結されるまでは、トランプ大統領は署名しないだろう。
しかし、それに対して中国が反発するのは必至で、このところ香港に対し強権発動していた習近平が合意案を再度ドタキャンすることも十分に考えられる。
しかし、米国の反応はこの件に関しても非常に楽観的で、結局CFDは日本市場大引けの時点で▲$50前後。この相場が、米中合意期待で上昇したのならば、とりあえずは警戒すべき状況になったということで、今夜は売られるのがノーマルのような気がするが、このところの相場はそれが素直に通用するとは限らない。
なので、今夜の狙いは、もう一段ネガティブな状況ができるかどうかにかかっている。
米国ダウの日足チャートを見ても、一週間以上新値(史上最高値)を取り続けたわけで、ここで利食いに成らなければどこかがおかしいと考える。
後場の取引とポジション
7201 日産 ¥670.8(▲¥9.5)
空売)¥679.0×12000(含み益¥98,400)
空売)¥678.3×10000(含み益¥75,000)
空売)¥678.0×8000(含み益¥57,600)
空売)¥677.9×5000(含み益¥35,500)
空売)¥677.8×5000(含み益¥35,000)
空売)¥677.7×5000(含み益¥34,500)
空売)¥677.6×5000(含み益¥34,000)
空売)¥677.5×5000(含み益¥33,500)
空売)¥677.4×5000(含み益¥33,000)
日産は手元資金も結構タイトになってきてるにも関わらず、業績低迷で配当性志向は何と100%になってしまったという厳しさ。資金調達に早速2500億円の社債を計画してるらしいが、日産の低迷はそういう話ではないだろう。
一言で言えばトヨタと完全に競合してしまうラインナップや価格帯。それに高騰し過ぎた販売価格のあおりを真っ先に受けていること。
なので再建も株価も非常に厳しいかもしれない。
6758 ソニー ¥6,697(▲¥58)
空売)¥6,725×2000(含み益¥56,000)
空売)¥6,720×6000(含み益¥138,000)
空売)¥6,718×2000(含み益¥42,000)
空売)¥6,715×3000(含み益¥54,000)
空売)¥6,711×2000(含み益¥28,000)
恐らくソニーにはきっちりと利食いが入ると思う。が、相場はこれで終わりではなくまだある可能性は残る。が、輸出が買い辛いとやはり売られるのは仕方ないかもしれない。
9984 ソフトバンクG ¥4,220(▲¥52)
空売)¥4,302×5000(含み益¥410,000)
空売)¥4,272×5000(含み益¥260,000)
空売)¥4,264×5000(含み益¥220,000)
空売)¥4,263×3000(含み益¥129,000)
空売)¥4,262×3000(含み益¥126,000)
空売)¥4,248×9000(含み益¥252,000)
寄り付きからきっちりと上値を追ったSBG。¥4,317まであってその時点では含み損は100を超えた。しかし、意図的に放置したと言うより、正直売りそこなったことと、どうせ落ちて来るという楽観があったので、見ないふり。
まぁ、十分に売られたところで香港人権法案が来て、再度売られた。この展開はラッキーだった。
8316 三井住友 ¥3,967(▲¥48)
空売)¥4,012×14000(含み益¥630,000)
空売)¥4,011×4000(含み益¥176,000)
昨日逆行高を演じたこの銘柄も、流石に今日は売られる展開。なぜかUFGよりも大きな売られ方をしていた。この辺の需給は全く分からない。分からないけれど、これで一応日本株の物色は一巡したことになると思うが・・・。
8306 三菱UFJ ¥572.2(▲¥7.9)
空売)¥580.0×30000(含み益¥234,000)
空売)¥579.9×20000(含み益¥154,000)
空売)¥579.6×126000(含み益¥932,400)
空売)¥579.5×22000(含み益¥160,600)
空売)¥579.4×12000(含み益¥86,400)
朝寄りの微妙な形から一応は上値も追ってみたが、買いが続かずに下落を示唆してた。なので、今日の銘柄の中では最も安心感があった。
板もやはり利食いが出始めていると思うし、ここから打ち返すとも思えない。ロングは配当狙いで十分な銘柄。
本日の収支:(前場・後場合算)+¥730,000
後場の独り言
ようやく天井を打って売りタイミングになったと言う感じ。そこにタイミング良く香港人権法案が飛び出して、下落の狼煙が上がったというところだ。
今回、海外勢は6週連続で買い越している海外投資家も、流石に今週(昨日・今日)は買ってないだろう。そこで、香港の材料が出たら基本的には買うに買えないんじゃないかな。
それにしても過去に6週連続買い越しは滅多にあることじゃないし、基本は5週で一区切りのはず。それ以上と成ると年末の決算に対する影響が大きすぎる。
なので、海外勢が買いをストップさせるとあとは国内の機関投資家やクジラ売りだけとなる。11月も結構売ってきてるので、これが当面12月中旬までは続くと考えないといけない。
となると、今年の場合、今の水準が高値の可能性も十分にあるし、ここでの売り建ては恐らく負けないと計算してるけど・・・。どうだろうね。
-
前の記事
米中に暗雲が漂い始めた:11月20日(水)前場 2019.11.20
-
次の記事
米中合意で岐路に立つトランプ大統領:株式市場はこれ以上待てない? 2019.11.21