荒れてきた12月相場:まさかの梯子外し!?
- 2019.12.03
- トレード雑感
いやはや・・・ここにきて恐ろしい記事が出てきた!
トランプ米大統領が「中国との取引合意は2020年11月の選挙が終わるまで待ったほうが良いかもしれない」と発言
記事の出所はどこなんだろうねぇ。しかし、今の相場は何と言っても米中合意に対する期待感でここまで吊り上げられた相場。それがここにきて梯子を外されたら・・・そりゃ投資家だってブチ切れるわな。
関連があるのか、どうなのか、と言う感じだけど、事の発端はブラジルとアルゼンチンが、通貨安に乗って中国に対し農産物を売ってるということにある。
いま米国は中国と農産物交渉をやってる最中で、中国は「関税引き下げが条件」とばかりに次々にハードルを上げてきた。それを「これ以上はない」と言うことで突っぱねてるのがトランプ大統領という図式。そこに、せっせと農産物を供給されたら面白くないと言うことかも。
けど、それは自由取引なんだから、トランプがガタガタ言う筋合いのものじゃない。
ブラジル経済はいま悲惨な状況で、それよりもっと酷いのがアルゼンチンで、両国とも米国を非常に疎ましく思ってることは確か。なので、中国とは同じ立場、みたいな意識もあるだろう。
まぁ、ここにきて俄然、変な感じになってきた相場環境だが、今までが楽観し過ぎたんだと思う。もしも、上記の記事が事実であれば、今夜のダウは相当に厳しいことになるはず。需給も崩れるだろうから、下手すると去年のようなヤバイ状況も想定しないとマズイかも。
とにかく今夜の米国市場を見るしかないし、もし▲$200以上の下げになると、明日の日本市場の寄りつきは一斉に投げが出るだろう。上昇相場の鉄則にSQ前は買い、と言うのがあるけれど、迂闊に手を出すと、血まみれになりそうだ。
荒れてきたな・・・12月相場。
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