バンジー相場を忘れると逝っちゃいそう！：2月26日（水）後場

日経平均株価　￥22,426（▲￥179）

後場の相場概況

ただし米国はCDCのコメントからして、これから新型コロナが「確実に流行」するという懸念が出て、相場が果たして反発するような動きになるかどうかはかなり疑問だ。米国市場はようやく新型コロナを意識し始めた、言ってみれば「若い相場」だけに、どう動くのかが判らない部分がある。

昨夜だって誰しもが反発を予想してたにも関わらず▲＄1000がダブルで来るとはサプライズ以外の何物でもなかったしね。けれどもそういう流れだったからこそ、海外勢が2日目の今日、思い切って売れなかったというのはあると思う。

個人的には海外勢でさえ、今の相場に翻弄されてるし、まさか今日は気合を入れて売れなかったと思うしね。こんな時、米国市場が戻れなかったら、再度の裏目ということで、なんだかそれはそれで楽しい部分もある。

もはや、米国市場が2日で▲＄1900というのを甘く見てるんじゃ？

俺としては日足チャートで米国ダウがどれほど需給が悪化しているかという部分と、この局面で果たして買いを手控えるだろうか？という部分の天秤。どう考えても5分5分にしか見えず、正直売り建てには、まったく自信と確信が持てず。精神的には7割方、負けるかもしれないと覚悟した。

（私ごとだけど、3月の終わりころには結構長期で休まないといけなくなる事情があるので、今日からはフルポジで勝負しようと思っている。）

後場の取引とポジション

8306 三菱UFJ　￥551.7（▲￥10.0）
空売平均）￥555.3×300000（含み益￥1,080,000）

ザラバでは完全に戻り基調になっていたが、60000株売り足して、この銘柄では初めて30万株という大きなポジションを建てた。だいたい、こういうことをする時というのは、やられるんだよ。けど、米国市場の需給を考えると、とても買っていくとは思えない。運命の今夜に賭けてみた。

8316 三井住友　￥3,598（▲￥42）
空売）￥3,603×15000（含み益￥75,000）

このところの三井住友の弱さは、どういうことなのか判らんけど、海外勢が日本のメガを弄りたくないというニュアンスは伝わってきた。未だに金融関連のネガティブニュースは流れてこないけど、もしも今夜ダウが沈むようなら、相当ヤバイ状況になってる、と言うことでもあるんじゃ？

8604 野村　￥528.1（▲￥4.5）
空売平均）￥539.2×80000（含み益￥888,000）

野村は需給がとにかく悪い。売らない投資家が多くて、株価は短期筋が弄るのみ。けど、自社株買いも終わって、一旦崩れ出すと止まらない怖さはある。もう、今期は織り込んでる。あとは来季なんだろうから。

6758 ソニー　￥7,155（▲￥114）
空売）￥7,172.5×10000（含み益￥175,000）

含みが溶けて、でもソニーは売り追加でポジションを膨らませた。需給も相当に悪化してて75日線下で逆張りしてる個人が多そう。しかし、これがこういう相場では危険なんじゃないのか？と俺は言いたい。昔、師匠にもよく言われたけど、逆張りの買い下がりは、機関がやること、という言葉を思い出した。小さなロットでは効果がないしリスクも大きいと。もっとも、上昇相場になれてる今が、一番危険なんだと思うけどね。

6954 ファナック　￥19,245（▲￥260）
空売平均）￥19,225×2800（含み損￥56,000）

今日あたり、まだこの銘柄を弄ろうなんて、冗談がきつい。ファンダで買うしか、今後の相場はやり様がないのに。で、ここはファンダじゃ買えないね。

6981 村田　￥6,087（▲￥51）
空売平均）￥6,121×12000（含み益￥408,000）

村田に対する期待感と、新型コロナによって他のサプライチェーンがずたずたな状況とを天秤にかけるわけだが、考えてみれば、いまは在庫が山ほどあるのに、ないパーツがある、という状況だから。日本の電子部品は生産が順調だったと思う。けど、他がダメじゃ、当分の間は在庫処理しないと・・・。本格的な受注の回復が、年内あるのか？というレベルかも。

7203 トヨタ　￥7,545（▲￥29）
空売）￥7,545×8000（変わらず）

いかな、トヨタと言えど、この状況では苦戦は必至。みんな自動車を買ってる場合じゃないし、第一中国では車が走ってないもの。（株価は）落ちる時は落ちないとね。

6594 日本電産　￥13,325（▲￥200）
空売平均）￥13,323×3200（含み損￥6,400）

永守節がトンと聞かれなくなった日本電産。いままで無理に無理を重ねてきた経営が、もしかしたらここにきて完全に行き詰るかも。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥1,890,000

後場の独り言

海外の短期筋がどう弄ろうが、恐らく連中もこの相場に翻弄されてるんだよ。なので、ここは下手に動くよりも、日本市場は完全にリセッション入りとなってること、米国ダウの▲＄1000、▲＄1000、という下げは、弄ろうと思って弄ってるのではなく、本格的に利食いに入ってるということだと理解して、あくまでも売りポジを引っ込める気分にはなれなかった。

だいたい、2日連続して▲＄1000もやらかすと、日足チャートでも上に膨大なシコリが残るのが判るし、12年間も下げ知らずで来た事に対する楽観が、吹っ飛ぶ直前になってるわけで、ここで売り玉をひっこめたら、確率は低いとしても、売り方として12年ぶりのチャンスを逃すことになる。

いろいろ事情もあって、俺自身、だいぶ時間が切羽詰まってきてるんで、今までのようにヨイヨイで取引なんかしてる場合じゃなくなってきた。

来週辺りからは先物のラージで勝負しようかとも思ってるけど、とりあえず継続的に個別株を取引してきたんで、その流れというか継続的な事情を捨てるのは惜しいので。

いつも言ってた押し目の逆張りがいかに危険な行為であるのか・・・もしかしたら思い知らされることになるのかもしれないね。