買い優勢でいいのかな?:6月26日(金)後場
- 2020.06.26
- トレード日記
日経平均株価 ¥22,512(△¥252)
前場に続き週末の利食いも出ずに後場も買い継続の日本市場・・・。いいのかなぁ・・・。
後場の相場概況
昼を過ぎて軽く昼食をとりながら昨日の米国新型コロナ感染数を調べると、ロイターの発表で25日は3.98万人というちょっと衝撃的な数字を見つけてしまった。それまでは昨晩のこともあり売り建てに逡巡しながらだったが、またしても強気の虫が騒ぎ出してしまった。
それにしても、この株式市場にあって、まともなファクターは「新型コロナ感染数」だけなんじゃないか?と思ったりしてる。実際のところ米国は新型コロナを無視してかかろうと決めてる節もあるけれど、それでもザラ場では影響が出てるよね。
ところが、他のネガティブファクターは全部無視!金融ジャブジャブイケイケ相場の本領を発揮してるから、もしかしたら今、一番まともなファクターだよ。
景気がどうだとか、企業業績がどう、個人消費や失業率は、という本来しっかりと株式市場が織り込むべき問題は、完全に軽視されてイケイケドンドンでここまで戻ってきた。株式相場が将来を占うという理屈はわかるけど、それにしてもなんにしても、いかにも楽観過ぎるだろう・・・。
なので、新型コロナを理由にして相場が揺れてくれると、ある意味安心感のようなものが出てくるんだ。ところが昨夜のように結局は政策期待とかボルカールール緩和とかのほうがあっさりと勝ってしまうと非常に憂鬱だ。だって、それって米国が新型コロナの感染拡大でどうなってもいいということなんじゃないか?
人種差別反対運動で揺れてる米国社会だけど、結局はマイノリティを中心とする弱者が感染しやすいのだから、潜在的な差別のようなものだと思ったりね。どうも違和感が否めないよなぁ・・・。
後場の取引とポジション
8306 三菱UFJ ¥432.3(△¥5.6)
空売平均)¥434.0×201000(含み益¥341,000)
ボルカールールで恩恵を受けることのないUFJ(多少はあるか?)だが、米国で金融株が上昇しただけで連動上げというのもなんか納得できないよ。もしもここで買われるならば、正直この相場でここまで株価は下がらないんじゃ?と俺は思うし、何と書くFRBのストレステストの結果に対する「懸念」というのが気にかかる。
でも、後場のある時期から日経平均に逆行して売られてたので、どんどんポジションを拡大したよ。きっと何かある、と思うしね。
8316 三井住友 ¥3,073(△¥51)
空売)¥3,080×4000(含み益¥28,000)
空売)¥3,078×2000(含み益¥10,000)
空売)¥3,077×2000(含み益¥8,000)
空売)¥3,076×2000(含み益¥6,000)
空売)¥3,075×7000(含み益¥14,000)
空売)¥3,074×3000(含み益¥3,000)
空売)¥3,073×2000(変わらず)
国内的な評価としてはUFJよりも業績が安定している三井住友のほうが高いのかもしれないし、株価もまだまだ75日線から遠い位置で踏ん張ってる。けど、戻り相場に乗れない展開はUFJと同じだし・・・。
売りと決めたけど、銘柄選定ができなくて結局ここを売る羽目に・・・。
7203 トヨタ ¥6,868(△¥73)
空売)¥6,897×3000(含み益¥87,000)
空売)¥6,896×3000(含み益¥84,000)
空売)¥6,895×5000(含み益¥135,000)
空売)¥6,894×2000(含み益¥52,000)
今日はSUBARUとは対照的な値動きになったトヨタ。米国の新型コロナを気にせずに買い上がるというのはある意味非常に不気味だよ。でも、売り勝負するならば、相性抜群のトヨタは外せないしなぁ・・・。
7270 SUBARU ¥2,273.0(▲¥22.5)
空売)¥2,268.0×24200(含み損¥121,000)
後場になっても買い戻されることはなかったSUBARU。ここの大口の中にかなり新型コロナ感染拡大を意識している機関があったのだろう。ほとんど独歩安的な展開になり、最後はショートカバーされた。
7267 ホンダ ¥2,776(▲¥3.5)
空売平均)¥2,778.0×16000(含み益¥32,000)
新型コロナを嫌気するとすれば、米国だから自動車くらいしか思いつかなかった。なので、鬼門のホンダまで手を広げて売り建ててしまった。もちろんここの値動きだから・・・。町目は薄いだろうなぁ・・・。俺は本当にホンダが苦手なんだ。
5108 ブリヂストン ¥3,512(△¥1)
空売)¥3,521×1000(含み益¥9,000)
空売)¥3,520×4000(含み益¥32,000)
空売)¥3,519×2000(含み益¥14,000)
空売)¥3,518×4000(含み益¥24,000)
売り建てのターゲットを自動車と金融って決めたから、ここも勝負することにした。優良企業、キャッシュリッチ企業・・・いろいろ言われてて、JTに似てるよね。けど、もしかしたら新型コロナの影響は最大の部類なんじゃないかと思うし、上値も重い展開が続いていたからね。外せなかった。
6758 ソニー ¥7,519(▲¥36)
空売)¥7,550×4000(含み益¥124,000)
空売)¥7,543×2000(含み益¥48,000)
空売)¥7,532×4000(含み益¥52,000)
やはりどうしても売らなきゃならないと思ったのがソニー。それは株価の位置とか戻り天井近辺でのシコリの量とか、いろいろ理由はある。でもほかに売れる銘柄が分からないというのが大きいかも。
本日の収支(前場・後場合算):-¥660,000
後場の独り言
さて、またしてもザラ場で仕込んだ新型コロナ関連のニュースで売り建て勝負を決意。このところの米国市場は週末がめっぽう強いのよ。けど、それは上昇相場での話で、緩んでくると逆になるというのも特徴的だしね。昨日は銘柄数を仕込みすぎて前場に相当苦労をしたんで、今日はボリュームで勝負することにした。
さて、米国投資家が、25日の感染者最高をどうとらえるかだよね。勝負だな。
ところでいつも頓珍漢な見通しばかりをやらかすIMFだけど、ラガルドがいなくなってからまともになったかも。そう感じる記事がこれ。
個人的には大変に共感できる記事だった。
この相場は金融ジャブジャブだけが唯一の上げ材料で、その効果は抜群なのは理解できるけど、そうなればなるほど株式市場の違和感も増大するような気がする。
もしもFRBの金融緩和だけが上昇要因だとすると、FRB金融政策連動ETFとでも名称を変えたほうがいいよ!(苦笑)
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