今夜の米国市場は直近の天王山?

今夜の米国市場は直近の天王山?

実際に寄り付いてみないとわからないCFDの値動きだが、欧州が一応下げを打ち消すような動きをしていることから、米国ダウCFDはひとまず上値を追ってみたという動きだった。しかし、寄り付きが近付くにつれて、マイナス圏に沈んでいる(21時現在)。このままマイナスで寄り付くことになると、21日(月)$26,715、昨日$26,716という下値を底抜ける動きになってしまう。

Advertisement

よもや窓空けで寄り付けば、戻りの上値の重さをかなり意識することになるし、何よりも75日線の傾きが決定的になってくる。今夜の米国市場は3市場ともに当面のトレンドを決定づけることになりそうで、まさに天王山と言ってもいいかもしれない。

仮に米国市場が陰線を引いたとき、日経平均CFDはどう動くのか?また明日の寄り付き後、このところの底堅さを維持することができるのか非常に興味深い。米国ダウはすでに$28,500~$27,500の持ち合いを下放れて見せた。そしてすでに高値からは約$2,500の調整幅になっている。それに対して日経平均は約¥800幅のレンジ相場を維持しているわけで、どうも素直にこれを維持するとは考えにくい。

Advertisement

米国ダウは通常なら一旦リバウンドして見せる位置。だがその材料がなければ上値の重さを意識するだけだと思うが・・・。

ドル円は米国の追加景気対策を織り込むような感じで¥105.40まで戻ったが、政治決着がつきそうにない状況では、再度¥104台ということも十分にあり得る。日経平均と米国ダウの連動性が薄れて、それぞれの事情で動くとするならば、米国ダウを見て日経平均を予想するのはナンセンスという意見もあるけど、米国が下げ過ぎると海外投資家は日本株を売って流動性を確保する動きに出るのは間違いない。

そのあたりをどう見るのかが、勝負になりそうな10月相場だ。

Advertisement