中小型株に海外資金が流入 ここから化ける銘柄が出るかも

中小型株に海外資金が流入 ここから化ける銘柄が出るかも

中小型株に対し資金が流入しているとの日経の記事が出ました。しかもそれは短期資金ではなく、年金資金などのロングだと言うのだから見逃せません。

日本株に関しては、1部主力銘柄が米中交渉決裂やイラン情勢など不安定要素が強く、また早期に解決できる見込みもなく当面は厳しい地合いになると読んでの中小型株投資なのでしょう。

一見手掛け辛い地合いの中、大きな資金は短期的な価格変動を気にすることなく買えると言う強みがあります。

日経記事に乗っている中小型銘柄

日経記事に掲載されている米系ファンドによって取得された銘柄H以下の通りです。

  1. そーせいグループ:米タイヨウ・ファンド・マネッジメント 14日ひまでに9.11%取得
  2. UTグループ:米ティー・ロウ・プライス 5%強取得
  3. ハーモニック・ドライブ・システム:米キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 5%取得
  4. SHIFT:米教職員保険金連合会・大学退職株式基金 5%以上取得

個人投資家の中小型株市場での売買比率は、13年に7割近くあったが、足元では5割前後まで低下した。有望な銘柄は指標面での割高感を無視して海外勢が買い上げる。そのため、従来のような短期売買で利益を確保しづらくなっているとの見方もある。

(日経記事より引用)

とういうことで、中小型株でも従来の割安・割高といった評価が通用し辛くなってきて、「将来性」や「独自技術」を評価する投資法になってきてると記事では指摘している。

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個人投資家は相乗りも一手だが・・・

たとえばスクリーニングして割安・好業績銘柄をピックアップしても、オールドエコノミーであったりすると海外勢は評価しないでしょう。また、ファンドが買うには必ず「確かな理由」が必要になります。なぜなら、取得した銘柄のポートフォリオはしっかりと投資家に公開していかねばならないからですね。

ヘッジファンド等の短期筋は、雑食で需給を読んで手掛けてくる場合が多いですが、ロングの買いはそうはいきません。

個人投資家としても、「株価は人気投票」と割り切って飛び乗り飛び降りを繰り返すなら別ですが、銘柄の将来を見越して買うロングオンリーファンドはよほどの確信がない限り買いませんから、相乗りしてみるのも一手ですね。

そうした銘柄は個人ではなかなか探し当てることができませんから。

銘柄情報は鵜呑みにしないが・・・

個人的には「銘柄情報」は鵜呑みにしない主義です。それには理由があるんですね。

たとえば投資情報として「優良銘柄情報」を入手したとします。しかし、その情報には必ず2種類あるわけです。一つは短期筋の介入銘柄を紹介する場合、そしてもう一つはロング筋が買っているという情報です。もちろん不発情報もありますが・・・。

言うまでもなく、後者の情報のほうが遥かに有益ですが、私レベルではなかなか見分けることができません。

なので、個人的に小型株を手掛けるときには、「自分なりの根拠がある場合」かまたは「材料で出来高が急増した場合」に限定すると決めているからです。しかし初動で乗れることはほとんどなく、と言うか個人では初動段階で情報を掴む手段がありませんから分からないですし、PERを無視した買いは解釈が非常に難しいので不安で買えないわけですね。

買うとなれば、かなりの時間を費やして根拠を調べます。でもその調査は本当に重労働ですからね。なので、個別銘柄の値動きに関する情報はあまり見ないようにしているわけです。

とは言え、銘柄情報の中には、お宝情報も沢山あるのも事実です。個人のやり方ですから善し悪しではないと思います。

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お宝銘柄遭遇体験

個人的な話になりますが、師匠と出会う以前は、我流で株式投資(中期投資)をしていました。その頃は10社ほどの投資顧問業の情報を得ていました。確かに推奨された銘柄は動きました。なので短期で割り切っていたら、結構勝てた気がします。しかし、当時は中期投資で数倍狙いだったので数え切れないほど失敗をしました。

しかしそれらの情報の中にはあのパズドラで100倍以上になったガンホーや、中・長期で数十倍になった人材派遣のディップもあり、それぞれ買ってるんですね。

けれどもガンホーは上昇初期段階で数回短期でまわして薄利で手仕舞いしてしまいましたし、ディップは約1ヵ月しか保有できませんでした。昨今ではテンバガー(10倍銘柄)など滅多にお目にかかれませんけど、これらの相場はそんなこじんまりとしたものではなかったわけですね。

有望な銘柄は探すのも大変ですが、運よく出会っても保有し続けるのは至難の業だ、と感じます。なので投資情報サービスは上手く使うとかなり役に立つと思っています。

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短期筋の手掛ける銘柄は値幅が取れるが短命

仕手株というと何やら怪しい響きですが、要するに大きな資金を使って中小型株を短期間で買いあげて種玉(仕込んでおいた株)を利食いしようとする相場ですね。もちろんそれだけではなくて、増資に絡めた思惑もあるでしょうし、大量に売りこんだあとの買い戻し等々なケースがあると思います。

ですが共通していることは、そうした短期急騰相場は短命であるということ。仕掛けた大口投資家はいつでも利食いできるわけで、なかなかテクニカルが通用しにくく難しい面があります。しかしたった数日で20%、30%の利幅が取れるのは魅力的です。

そうした銘柄を手掛ける場合、個人的には深追いしないで利幅が出たら売るろいうスタンスです。

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ロング勢なら相乗りの可能性が高い

一方大きなファンドが買いで入ってきたときには、そうした銘柄の情報が入手できると、ラッキーですね。もちろん投資情報サービスなどの推奨銘柄の中にも存在するでしょう。

なぜならそうした情報の根拠の大部分は証券会社がソースだからです。証券も売買のリソースは秘密にしています。しかし、そのあたりは人間の係わる部分なので難しいのでしょう。

ロングファンドが取得した情報は5%ルールで開示されます。なので、個人投資家が基本的に察知できるのは上記のような情報なのですね。しかし、問題はその後なんですね。

こうした銘柄は別のファンドが相乗りしてくる可能性が高いわけです。もちろん、人気化するでしょうから個人も集まりますが、荒い値動きには成り辛いので、息の長い上昇相場になる可能性があります。

そういう銘柄に出会えたら、株式投資は一気に成功の軌道が見えてきます。

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まとめ

現在主力相場の方向感が出辛くなっている間は、中小型株相場になる確率が高まっていることは確かでしょう。そうした相場は個人投資家にとっては絶好のチャンス到来と成りますね。

もしもそうなれば年単位に1度ですから、見逃す手はありません。

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