過剰流動性相場の中でどれだけ無茶しているか?:6月21日(月)前場

過剰流動性相場の中でどれだけ無茶しているか?:6月21日(月)前場

日経平均株価 ¥27,980(▲¥983)

金融政策の変わり目を意識せざるを得ない相場

前場の相場概況

週明けの日本市場は、大荒れ相場になった。理由も原因も分かってることだから仕方ないという面があるけれど、それよりも問題は、今週の米国では各連銀総裁達のコメントが出捲るという事情だよね。パウエル議長がタカ派的な姿勢に転換したことで、他の地区連銀総裁達もハトってわけには行かないだろうし。

となると、米国は早期の段階でインフレ退治に舵を切ってきたということになるから、いま起こってるインフレがどうやら一過性のものにはならないという見込みが出てきてるのだろうしね。

そうなると、投資家の視点としては、今のポジションをかなり近づいてきた利上げに対してどう対応しようか?と言うことになってくる。もちろん、利上げの前には、テーパリングが行われるわけだから、FRBの資産買い入れに急ブレーキがかかるのは必然。

それを見越せば、安易に買い向かうという投資行動はできるはずもない。けれども、単純に金融政策だけならばそれほど慌てないだろうけど、この過剰流動性相場のなかで、必ずやり過ぎてる投資行動ってあるものだし、それがアルケゴス問題で相当根が深いかも、という警戒感もあるだろう。

なので、慎重になり過ぎるということもないはずだ。

そんな状況を受けての日本市場だから・・・これだけ売られるってことは海外勢がとにかくヘッジしておこうという姿勢が見え見え何だよね。需給で売られて、相場が崩れる・・・。仕方ないね。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,850(▲¥1,100)
空売平均)¥15,230×1280(含み益¥486,000
これを売るということは目先日経平均がどうなるというよりも、もう少し先でどうなる?みたいな話にかけるしかないし、もう出鱈目のようにオーダーを入れ捲るしかないんだよなぁ・・・。冷静に考えてやはり金融政策の変わり目が相場の変わり目、という(俺にとっての金言)を信じて、売りまくった。でもね、体力が・・・(苦笑)


8306 三菱UFJ ¥586.0(▲¥16.6)
空売平均)¥589.6×76000(含み益¥273,000
キツイキツイ!日経レバとダブルは・・・。これでいっぱいいっぱいだったなぁ・・・。でも、なかなかしぶとく買いも入ってくるし、どうなんだろうねぇ・・・。要するに短期金利が急上昇で長期金利が下落という・・・。この傾向は運用側では結構なリスクを抱えることになるんじゃ?

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8316 三井住友 ¥3,796(▲¥64)
空売)¥3,813×1000(含み益¥17,000
空売)¥3,812×1000(含み益¥16,000
空売)¥3,810×2000(含み益¥28,000
空売)¥3,808×2000(含み益¥24,000
やはり国内比率が高いから強い!?じゃ国内は景気いいのか?ってことだろ。ちょっと評価が甘すぎると思うけどなぁ・・・。


8698 マネックス ¥744(▲¥33)
空売)¥752×4000(含み益¥32,000
空売)¥751×4000(含み益¥28,000
空売)¥750×4000(含み益¥24,000
空売)¥749×4000(含み益¥20,000
これで金融政策の転換点が徐々に意識される展開になれば、株式市場もだけど、ヤバいのは仮想通貨だって気がするのよ。中国がマイニング規制を俄然強化してるし、つまりは中国経済がとんでもないことになってて、とにかく資金の流出を食い止めたいということ。そういう意識になると、仮想通貨はますます流動性を失いかねないからね。

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6501 日立 ¥5,894(▲¥248)
空売)¥6,030×1000(含み益¥136,000
空売)¥6,025×1000(含み益¥131,000
空売)¥6,025×1000(含み益¥131,000
空売)¥6,017×2000(含み益¥246,000
空売)¥6,014×1000(含み益¥120,000
空売)¥6,000×4000(含み益¥424,000
この株価の位置からして利食いが出るのは当然と言えば当然。ファンダとか業績期待とか度外視しても、需給だけで株価の動きは想像できてしまう。それでも、トヨタは強い。日立は米国依存度が上がってるから・・・。


6758 ソニー ¥10,500(変わらず)
空売)¥10,515×2000(含み益¥30,000
空売)¥10,510×2000(含み益¥20,000
空売)¥10,500×2000(変わらず)
よく耐えてる、というか強い!強すぎる!完全に当てが外れたけれど、そんなソニーでも今夜の米国市場が弱ければ・・・。

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4063 信越化学 ¥18,090(▲¥1,070)
空売)¥18,575×2000(含み益¥970,000
純粋に半導体セクターとは言い切れない信越だから、売る気になったというかね。まず、ヤバイと思うのは金融の引き締め感が徐々に強くなると、住宅がヤバイ。そうなると塩ビ事業(米国子会社)に不安が出てくるからなぁ・・・。


9983 ファストリ ¥79,180(▲¥3,290)
空売)¥81,450×500(含み益¥1,135,000
空売)¥81,300×200(含み益¥424,000
空売)¥81,250×300(含み益¥621,000
こういう相場になれば売られるのは必然!苦笑)


前場の収支:(変わらず)


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雑感彼是

病み上がり初日、こういう相場になるってのは、6月ということも考えると、まぁまぁ、想像は出来ていたという気がする。最初に膀胱癌が分かって手術した去年は、新型コロナで暴落相場になった。どさくさで下げはある程度取れたけれど、戻りはとても対抗できなかったのを思い出すよ。

で、1年後、今度は、資金ジャブジャブで買われまくった結果、インフレ懸念が台頭したことに対し、金融政策を転換せざるを得ない状況になってるっていうのも、相場だなぁ・・・という気がするよね。

こうなってくると、警戒すべきは、二つ。一つは債券市場がメチャメチャになってるという事実だよね。とにかくジャンク債が買われまくってるわけで、これに対する警戒感は半端ないと思うよ。これに対してFRBはこれ以上の放置は危険と判断したのだろう。

そしてもう一つは、過剰流動性のエスカレートだろうね。リーマンショックの時には、半年前からいろいろ破綻してたけれど、相場はグタグタ秋口まで持った。今回はアルケゴスが出てるし、その影響がどれほどのものか、想像できてないし・・・。一説にはハイレバ取引が500兆円とも1000兆円とも言われてるし・・・。

なので、当局自体が金融不安を感じ始めてるってことなんだろうしね。さて、体調を考えつつゆっくりとやります。

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