PPIと過激政策と優柔不断と

PPIと過激政策と優柔不断と

完全に油断してた。なんだかザラ場の空気がいつもと違っていて(のように感じてしまって)、買ったりしたけれど、流石にPPIがこんな強烈な数字が出てしまうと、ヤバイと思うよ。

21:30 (米) 3月 卸売物価指数(PPI) [前月比] 0.8%
(0.9%)
1.1% 1.4%
21:30 (米) 3月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比] 10.0%
(10.3%)
10.6% 11.2%
21:30 (米) 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比] 0.2%
(0.4%)
0.5% 1.0%
21:30 (米) 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比] 8.4% 8.4% 9.2%

だから、こうだから、4月はさらにインフレが高伸びるするしかないわけで、状況を考えると4月もさらに伸びる可能があるわけで、昨日のCPIでピーク感が出たなんてとんでもないんじゃないか!?正直、インフレが8.5%の今、FFレートが0.250~0.500というんだからもう笑うしかないのよ。しかもQTは6月から実施とか言ってるし、5月に0.500持ち上げたところで、インフレの伸び分にも追いつかないというお粗末さ。

とにかく今のFRBの体質は、金融引き締めを出来ない腰が引けたもの、としか言いようがない。いま、FRBは過去最悪の金融政策上のミスを犯している最中、という自覚がないというか、まるでドテン出来ない投資家というかね。そんな中、ブレイナードの発言がやたら目立つけど、どういう意図で趣旨のバラバラな発言をくりかえしているのか分からない。

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こんなことを言ったら批判されるかもわからないけれど、民主党にはどうやら感情と私怨で政治や政策を行うという伝統があるみたいだね。マデレーン・オルブライト(国務長官)、コンドリーザ・ライス(国務長官)、ヒラリー・クリントン(国務長官)、ビクトリア・ヌーランド(国務次官)、ナンシー・ペロシ(民主党代表)、カマラ・ハリス(副大統領)・・・。特に国務省の政策ドクトリンは傍若無人というか過激というか、何なんだこの国は?みたいなね。

もしも次期FRB議長が、ラエル・ブレナードになる、なんて事態になったら・・・まぁ、FRBも難しくなるだろうね。彼女は次期副議長候補らしいけれど、そこで留めて欲しいけどね。

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というわけで3月PPI(生産者物価指数または卸売物価指数)は、前年同月比で11.2%、コアでも9.2%ととんでもない状況に陥っているわけで、地政学リスクやら新型コロナのせいだ、と言いたいのだろうけど、そうなるのは一重にFRBのジャブジャブが要因なのは言うまでもないし、ならば、ジャブジャブを解消する方向に毅然と舵を切らない限り、それも出来るだけ早期にやらないと・・・。それが出来ないのなら、予想以上に早く米国経済はリセッションに突入することになるんじゃないかと思う次第。

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というわけで、今夜の米国市場は、PPIにショックを受けつつ、なんとなく需給で踏ん張ってるという序盤の展開だけど、大引けまではちょっと難しいかもしれないね。相変わらずバイデン(民主党)は、ウクライナに油を注ぎ続けてる。岸田はアホだから思い切り米国民主党寄りの態度で米つきバッタ。

株式市場もヤバいけれど、このままじゃ、日本の方がヤバそうだよ。安倍降し、高市降しをこのまま続けると、保守とは名ばかりのトンデモ優柔不断政権になってしまう・・・。

今日のポジションは、思い切り諦めたよ。参った!