金融ジャブジャブ・リターンズ：4月14日（木）前場

日経平均株価　￥27,182（△￥339）

前場の相場概況

だがそれにしても最近のFRB理事達（連銀総裁達）って発言が軽くなったというか、金融政策の担い手として、これほど軽くていいのか？みたいなね。ちょっとCPIの数字が下げたといってそれをすぐにインフレピークと結び付けて発言するってどうかと思うけど。もしもそう感じても、ここは慎重に見極める場面なんじゃないか？なにせ、FOMC前なので、普通なら沈黙期間であってもいいはず。

で、そう感じる理由は、今のFRBは経済に関して、インフレに関して、本当に最悪の判断ミスをしてる最中だから。インフレが高まり始めたのは昨年の5月、6月辺りからで、あれよあれよという間に40年ぶりの高伸ってことになった。けれどもその間にも一貫して金融緩和を続けていたわけで・・・。そこが一番の問題だと思う。

曰く、インフレは一過性と、年末までには戻ると、パウエル議長も他の連銀総裁達も、もっと言うとイエレン財務長官でさえも、異口同音だった。しかも彼らは発言の明確な訂正もしていないし、なんと先月までテーパリングに時間がかかったというお粗末さ。その3月でインフレはピークとはよく言ったものだよ。

それって裏を返すと、インフレはFRBの金融緩和とゼロ金利によって助長されました、という意味だろうが。だったらこんな金融政策の過ちに対して公式に謝罪しないといけないと思う。とにかくパウエル議長以下、自分の資産運用で忙しかったみたいだから・・・。まぁ、はっきり言って最悪だね。

なので、QTを実行していなから株式市場の動きは、まんま金融ジャブジャブ相場のもの。日本株も勝手に持って行ってくれてるけど、どうせ、萎むのが分かってるんで・・・。

前場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥13,970（△￥330）
買）￥13,200×5000
売）￥13,950×5000（+￥3,750,000）
またぞろいつもの戻りパターンか？という気がしたので、我慢強く売り場を探した。そして日経平均が￥27,160辺りで確実に売れる線で約定した。根拠はとりあえず75日線を目指すと思ったから。それにダウが＄344高で、その数字に面合わせするようにう動くだろうと。数字合わせに根拠はないけれど、毎日ザラ場を見ていると結構そういう動きが多いことに気づく。いずれにしても昨日のドテンが成功した形になってくれて満足。こうなるとまだ上がありそうだなぁ・・・。

7011 三菱重工　￥4,271（△￥61）
買）￥4,198×8000（含み益￥584,000）
寄り付き直後の￥4,200に1オーダー60000株という買いが入ったのを見て、これは行けるな、と思ったよ。高い位置での上値追いなので地合いを加味しても確立は50％かな、という気分で朝寄りを掴んだわけだが、なかなかスリリングだった。こんな時のGDは怖いけどねぇ・・・。まぁ、良い感じに買いが入ってる。

8035 東京エレクトロン　￥56,570（△￥880）
買）￥55,540×200
買）￥55,500×200
買）￥55,460×200
買）￥55,400×200
買）￥55,350×200
売）￥56,190×1000（+￥740,000）

6857 アドバンテスト　￥8,660（△￥140）
買）￥8,500×2000
買）￥8,470×2000
買）￥8,460×2000
売）￥8,670×6000（+￥1,160,000）

6920 レーザーテック　￥18,760（△￥50）
買）￥18,545×1000
買）￥18,535×1000
売）￥19,000×2000（+￥920,000）　

3436 SUMCO　￥1,926（△￥56）
買）￥1,862×10000
買）￥1,860×4000
買）￥1,859×2000
買）￥1,858×2000
買）￥1,856×4000
買）￥1,854×2000
売）￥1,901×24000（+￥998,000）

半導体関連4銘柄はすべて朝寄りで手仕舞いした。実は日経平均が25日線で止まってしまう可能性を観てたんだよね。決算期待で買われることは分っていても、今期に不安がないわけじゃない。前期が良すぎて減収ってことも十分にあるし、前期同様の予想が出たときには「出尽くし」で売られる可能性が濃厚だとおもった。なので、深追いせずに素直にGU分だけで満足しようということ。でも結果的にレーザーなんか売り物が結構でちゃってマイナス圏に突っ込んだり、アドバンが寄り値を維持できなかったり・・・。SUMCOが調子いのが悔しい。

前場の収支：+￥5,810,000

雑感彼是

さて、こんな戻り方をしてる日本市場だけど、いよいよ長期間にわたる決算発表に突入してる。毎年この時期の決算はGWの前後に別れるんだよね。なので、GW前と明けでは地合いがまったく違ってる、なんてことも起こり得る。今の時期、決算期待で買われても、本来この決算は今期を各企業がどう見ているか？だから、外部要因が変化すると決算の評価も変わってしまうわけで・・・。

とりあえずいつも先行する安川電機がかなり楽観した決算を出してきた。なので決算に対する期待感もあるんだろうけど、とにかく今、株価が上昇するのは今年の楽観のピークのような気がするんだよ。ピークなのはインフレではなくて、楽観マインドだなと思ってる。

もちろん、この場面で大きく売り建てても、買い建てても、あまり儲からないだろうと思うんだよね。

株式市場は呆れたのか、うざいのか、よく分からんけど、もうウクライナはいいや、みたいな雰囲気になってきてる。いつものようにコソコソとロシア国債に関してデリバティブ・スワップ委員会？が、デフォルトか否かこれから協議するとか・・・。CDS支払いを何とか免れる方向で気が付くと決着してるんだろうねぇ・・・。

リーマンの時と同じやん！

というわけで最近は、株式を含めた金融市場という壮大な茶番にウンザリしつつある。