理解できない米国市場の値動き!センチメントだけじゃん!

理解できない米国市場の値動き!センチメントだけじゃん!

6月小売売上高とミシガン大学消費者態度指数で、ダウがぶっ飛んだ!

(米) 6月 小売売上高  [前月比]-0.3%(-0.1%) 0.8% 1.0%
(米) 6月 小売売上高(除自動車)  [前月比]0.5%(0.6%) 0.6% 1.0%
(米) 7月 ニューヨーク連銀製造業景気指数 -1.2 -2.0 11.1
(米) 6月 鉱工業生産  [前月比]0.2%(0.1%) 0.1% -0.2%
(米) 7月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値50.0 49.9 51.1

小売売上高は自動車ありなしともに予想を上回ったのが意外だった。なんかちょっと納得できない結果だけど、要は消費がそれほど衰えていないということ。前月比で僅かに回復したということかもしれないけれど、詳細な計算をしていると思うので、誤差とは言えないだろうが、雇用が好調なだけにそう簡単には衰えないということかな。

そして7月のミシガン大学消費者態度指数は、これもFRBが結構気にしてる指標ということだから、株式市場はググッと反応した。けれどもこういう指標で何故か期待インフレ率が僅かに低下したことがダウをここまで押し上げてるらしいんだよねぇ・・・。

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期待インフレ率 1年先 +5.2%(6月+5.3%)、5年先 +2.8%(6月+3.1%)

これは確か消費者態度指数の中のアバウントな基準で出してるやつだと思うけど、こんなのでぶっ飛ぶとはなぁ・・・。しかも消費者は購買意欲が強く出てるのにねぇ・・・。

小売売上高の数字でブルームバーグは早速こんな記事をぶった!

もちろん強い数字が出たわけだから、「大幅利上げの可能性高まる」って書くよなぁ。

けれど実際には今月のFOMCでの1.000p利上げ予想が昨日まで30%台だったはずだけど、29%に低下してるのよ!

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もうね、この相場の難しさというか、もう滅茶苦茶になってるんだよねぇ・・・。今夜のダウのぶっ飛びは何か原因があるとは思うけど、それが小売売上高だったり消費者態度指数だとは、ちょっと思えないなぁ・・・。こんな数字が出てくると、結局今後、インフレは鈍化速度が予想以上に鈍いってことだろう?雇用と消費がしっかりしてるわけで、コモ価格が下がってきても、あまり影響が出ない可能性の方が大きいしね。

それよりも早速経済好調ということでWTI原油は$95を超えてきた。バイデンは増産に難色を示すOPECを説き伏せたの?もう行ったはずだけど、全然情報出てこない!あれっ!?まだイスラエルにいるのか?まだサウジと会合してないんだぁ。

けれどね、こういう上昇でいいのか?って思うよ。米国債10年物金利は低下してきてるし、それってより景気減速を織り込んでるんじゃないの?期待インフレ低下って言うのは、インフレ鎮静化の意味もあるけれど同時に将来の景気が弱くなるってことでしょ!

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というかなんて書いても、株価の動きがグチャグチャなので辻褄が合わないよ。なんかCPI以降の値動きって意味わからんなぁ・・・。今夜反対派が売ってきて垂れるかもしれない、と思ってるけどね。こんな変な形で踏まれたくないなぁ・・・。

BofA(バンクオブアメリカ)のアナリストはこんなことを言っている。

JPMoruganの決算はあまり良くなかったけれど、CITIは好調だったって言うニュースも出てるし、BofAはどうなんだろうねぇ・・・。いずれにしても今夜のダウは遣りすぎだ!