米国4-6月期GDP改定値と連銀総裁のタカ派発言と。

米国4-6月期GDP改定値と連銀総裁のタカ派発言と。

結局大引け後の世界的な株価上昇は何が原因なのかは分からず仕舞い。それが相当に気持ち悪かったけれど、なんとなく欧米日の株価は落ち着きを取り戻しつつある。間もなく米国4ー6月期のGDP改定値の発表になるけれど、これがコンセンサス通り僅か0.1Pだけど下がるとすれば、ほぼ2四半期連続のマイナスということになって、いよいよテクニカル・リセッションなどとは言えない雰囲気も出てくるよね。

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同時に間もなくジャクソンホール・ミーティングが始まるけれど、まずは米カンサスシティ連銀のジョージ総裁という人が一発目のタカ派発言をぶちかました。この人は今年のFOMCで投票権を持つメンバーなので、結構な影響力はあるだろう。

その意味では、何と言っても26日(金)に公表される7月PECの結果次第で株式市場のスタンスは大きく傾くかもしれない。現時点でのFOMCメンバーはタカ派優勢であることも、大いに関係してくるかもしれないね。

さて、先ほど4-6月GDPの改定値が発表になった。

21:30 (米) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) [前期比年率] -0.9% -0.8% -0.6%
21:30 (米) 4-6月期 四半期GDP個人消費・改定値 [前期比年率] 1.0% 1.5% 1.5%

上記の通りの改定値であったけれど、やはりGDP(前期比年率)は、幾分改善した数値だったものの、マイナスと言うことに成り、テクニカル・リセッションを覆せなかった。

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また新規失業保険申請件数の発表も次の通りになった。

21:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数 25.0万件
(24.5万件)
25.3万件 24.3万件
21:30 (米) 前週分 失業保険継続受給者数 143.7万人
(143.4万人)
144.2万人 141.5万人

こういう状況になってくると、9月発表の8月雇用統計に影響のあるこの指標も結構重要になってくる。つまり、8月雇用統計は引き続き好調を維持すると十分に考えられるからね。その上7月PCEが予想以上に好調などということになれば、一気にFED WATCHは9月0.750P利上げに傾くことになるかも。

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米国市場にとって9月の利上げが0.750Pになるのは、QTが10兆円以上に跳ね上がることを考えると、結構な影響がでるのでは?と思う。下手をするとマネーサプライの鈍化を意識して債券が急落するかもしれないし、金利の急騰で株価の急落という事態もあり得るかもしれない。

そしてその時にはドル円は¥140を突破するような事態も十分にあり得るし、同時に韓国ウォンが1400/ドルを突破していよいよ経済が破綻するような事態もあり得る。

仮にそなったときの日本株の動きを予想するのは非常に難しいけれど、まず円安が下支えになることは間違いないとは思うけど・・・。

さて、改めて今日の引け後の株価(CFD)急騰は一体何だったんだろうねぇ・・・。