今夜の米国市場は・・・多分戻れない!?

今夜の米国市場は・・・多分戻れない!?

客観的にみて今夜発表されたPPIも、正直もう少し良好かと思いきや、CPIとほぼ同様の傾向を示しているんだよねぇ。これにCFDは反応していないけれど、米国市場のザラ場では続落してもおかしくないと思う。いやいや、昨夜の大幅下落の翌日なのだからリバウンドするんじゃ?ということで、逆張りした個人投資家が多かったと思う。

日本市場も大引け後早速CFDが¥100ほど戻していて、まさに逆張りした個人投資家は、シメシメ、という感じかも。でも、個人的には日経平均がこの日足の形から簡単に戻るようなイージーな局面ではないんじゃないか?と思ったし、だから大きく下落した今日の後場、売り玉を建ててみたんだよね。

さて、日本株にとって逆風が一つ。そう鈴木財務大臣が日銀の黒田総裁張りに「あらゆる手段を排除せずに対応する」と発言する中で(為替介入は含まれるのか?)と聞かれ「あらゆる手段ですから、そう考えていただいていいんじゃないですか」と答え、初めてオフィシャルに為替介入に言及した。また日銀がレートチェックを実施して、財務省との連携を示したことも重要で、従来の「口先介入」よりも効果があったわけだ。

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その結果、現時点でドル円は¥142.777(22時23分)と¥143を大きく割り込んできていて、今夜の米国株次第では日経平均が大きく下げる可能性もあると思う。

一方、WTI原油が強めの動きが止まらないことも、嫌な感じになってきてる。やはりコモディティはMSQ(トリプル・ウィッチング)を意識した価格形成なんだろうな、と思うね。ただしコモディティ全般は景気後退を意識してか下落気味で推移しているから、投機筋の強引な価格形成はないのかもしれないね。

加えて、米国の実質金利は続伸してプラス1.02まで来た。株式市場もこの動向にはかなり神経質になってるはずで、というよりもこの局面で株が買われることの方が異常なのだと思うし、その辺りを個人が何処まで意識できるのか?にかかってると思うけどね。

さて、米国市場の寄り付きです。CFDの流れでGUして寄り付いたけれど、多分戻れないだろうと思いながら見てます。