株式投資の醍醐味、それは個別株ロマン！

今のスタイルになった理由はやはり、数千銘柄のファンダ分析なんてのはとても個人の手に負えるものでもないし、個別に材料が出た銘柄をいちいちチェックして飛び乗る、みたいなことは基本的には続かない投資方法だと思ってるから、余程面白いと感じない限りは手が出ない。けれど、そういう銘柄を効率よくチョイス出来たら、株式投資では無敵なんだろうなぁ・・・ってしょっちゅう感じてますよ。

そういう意味でも、最も偉大な個人投資家は「塩漬けマン」さんだと思ってますよ。この人のブログはちょっと異常なほどマニアックで情報量も多いし、信じられないほどの情報収集能力、即時対応能力で、とても真似できるものではないですけどね。

それでも、自分なりに思い出の個別銘柄はたくさんあるけれど、特に印象に残ってるのはぶっ飛ぶ前のガンホー、モバゲーで復活したDENA、そして任天堂のポケモン相場と言うことになるかな。ガンホーは確かパズドラリリーズ前で何やら変な噂が出始めたころ、1株10万くらいで買って、16、7万でビビッて売ってしまった記憶がある。その後も何度も買い直しては薄利で手放した記憶があって、あれなんか最終的にソフトバンクが吸収する時点では分割も計算すると60倍くらいになったわけで・・・俺の株歴のなかで最もぶっ飛んだ銘柄だけど、ほとんど指をくわえて見てただけって感じですよ。

そしてDENAは、私小説である「師匠　彷徨編」の冒頭で書いてますけど、当時、自社でモバゲーの参入企画をやっていて部下の進言でDENAが有望と・・・。当時師匠にその旨を伝えると、25.5万で71枚を一気買いした思い出の銘柄だ。総額1810万を一気に買うという恐ろしい体験をしたのも初めてならば、その後約2倍で売り抜けたというのも、自分にとってはとんでもない体験だった。正直、事業で苦労してる時で、この利食いは本当に大きかったし、自分にしてみるとほとんど奇跡的。師匠は亡くなったけれど、その当時の部下とはいまでも時々話してますけど。

結局モバゲー参入は果たせなかったようなものだけど、今考えるとガラケーの小さな画面でゲームするという何とも脆弱なプラットフォームだった気がするし、それでもこれでDENAは復活したのだからゲームってパワーがあったなと。それから時代が移ってガンホーがスマホゲームで化ける・・・。さらにそこに任天堂が拍車を掛けるようにポケモンGOを発売する、みたいなね。まさにスマホゲーム全盛期だったねぇ・・・。

ただ、そういう体験もあるにはあるし、任天堂のポケモンGO相場で、今の俺があると言えるんだけど、何せ10年の間にこんな体験しか個別銘柄ではないんです。今ならば、ダブルスコープが調子に乗り過ぎてるけど、適当に空売禁止になっちゃうので、相場にならない。16日（金）の相場でS安したけれど、これから韓国の凋落とともに潰れるだけだろうけどね。あとは人材派遣のディップの長期上昇相場とかも思い出深いし、この時は結構な期間乗れたのでね。

だから結論としては俺には、ほとんど急騰銘柄を見切る能力なんてないし、何度チャレンジしても失敗して損失を出すので、次第に手を出さなくなった、というのが正直なところかも。けれどもやはり、株式投資の醍醐味は、個別銘柄勝負で2倍3倍となること。300万勝負すれば一気に1000万に届くみたいなそういう投資こそロマンだと思うからね。

某有名YOUTUBERで個人投資家の方が三井松島を当てて大いに話題になったけれど、ああいうのが俺には出来ないんです。気合を入れて現物買った信越化学も完全失速しちゃうしなぁ・・・。これで完璧と思っても外れる・・・。やはりド素人なんだろうなぁと諦めて短期投資に徹してますけどね。

そこで最近かなり注目されてる評論家、アナリストの藤ノ井俊樹氏が主宰してる「旬の厳選10銘柄」という投資情報ですけど、メチャメチャ勝率が良いらしいです。俺のように個別銘柄の見極めが苦手な個人投資家さんにはいいかもしれません。株式投資の醍醐味は個別株！という個別株ロマン派には福音かも。

こういう投資情報というのは大抵長続きしないんですよね。だいたい調子が悪くなると自滅しちゃう。だから基本は続くもの、継続してる情報がいい。10万円で旬の銘柄を10銘柄推奨されて、一発でも3倍になればそれでいい。もっとも、株式投資をギャンブル代わりにやってる人には10万円は出せないのでしょうけど。ギャンブラーってのはそんなものです。負ける時はその何倍も簡単に負けちゃうのにね。

でも個別株ロマンを感じる投資家なら、躊躇いなないでしょうね。