週末の深読み：分らないことは分らないままでいい

どうしてこんな話題を、と思うかもしれないけれど、やはり知り合いが300万辺りで思い切りBTCに入ってしまい、FTX破綻（チャプター11申請）で本格的にドスンと来てしまって、大泣きしてたからですよ。（俺がコロナだから）電話で話しただけで、いろいろ聞かれたりもしたけれど、とにかく戻る場面が来たら一回抜けたら、と言っておきました。

で、いろいろ話しているうちに、「今回のことは交通事故のようなもので全く予想できない不可抗力」というのが、彼の主張でもあったわけですが、やはりマーケットに対してそういう認識でいるのならば、今回はたとえ何とかなっても、今後おなじような目に会うだろうなって思うし、とにかく今のような激動の時期に「上がる・下がる」を決め打ちして勝負なんか絶対にしない方がいいと・・・。

彼の話にはオマケもあって、FXで何と￥147辺りで押し目と思って逆張って大きくヤラレタばかり。誰かが「この円安は止まらない、￥160は通過点」なんて言ってるのを信じたとか何とか・・・。そういえば先月にはそんな寝言を言ってたアナリストや評論家、YOUTUBERがうじゃうじゃいたから無理もないのかもしれないけれどね。

けれども彼は連敗したわけで、しかも相当に負けました。それで、電話してきて泣き言をいって、結局何がしたいのか？というと、これから市場はどうなるか意見を聞きたいって言う事。まだやるのかぁ・・・と思いながら聞き手に徹していると、良い情報が得られないと思ったのか、ほどなくして電話は終了しましたよ。

でも、一つだけ言ったことは、マーケットの行方を決めつけない方がいいということ。何度も書いてきたけれど、今のような世界準のマーケットが大混乱してて、投資家がほとんど冷静さを失ってるような相場で、将来を予想するのは少なくとも俺には出来ないし、また予想することも俺の仕事でもないしね。自動車で言うと夜間走行時の近目のヘッドライトみたいに足元を照らして手探りでコツコツとやる、というのが俺のスタイルだし、はっきり言って遠目で先を見るのも自信ないし。

なので、下落幅から言えば、今回のFTXトラブルと10月CPIによる円高と同じくらいのショックだよね。FXが1日、2日で￥8も円高になったら、そりゃ逆目なら死ぬよね。とにかく今は、決めつけられるような地合いじゃないという事。投資家が冷静さを失ってるからこそ、焦っているからこそ、ベアマーケットの中の急騰が起こるわけで、これを底打ち反発と思う人もいれば、ベアトラップだと言う人もいる。事実として株価が上昇しているわけだけど、こんな状況で焦って勝負することは全くないしね。大きく負け分を取り戻そうと勝負することは、絶対に避けた方がいいと思ってます。

さて週末の深読みということだけど、先週見てて一番ショックだったのは、レーザーテックの踏み上げ相場だよ。あれは買い方で乗ってみるべきだったと。体調が良ければ取り組みをみて多分買いで乗ったと思うんだよね。でも、こっちはコロナ騒動でもうグチャグチャな週だったから・・・。

でもあそこまで担いでくるって、相当だよね。エレクの決算も期待外れでやはり米国の対中規制の圧力もあるみたいだから、半導体関連は思ったよりもこれから苦戦するんじゃないかな。そういう意味ではレーザーテックはどこかのタイミングで落とされるけど、でも完全に仕手株と化してるんで下手に触ると大火傷するパターン。

後はSBGがどうなるか、だけど孫会長がそろそろギブアップ気味だから・・・。

ハッキリ言ってこういう地合いで株価を上げるのは、そんなに難しく無くて、例えば岸田首相が普通のひとなら、一声で日経平均￥30,000までは行くと思う。例えば、金融所得課税はやりません、くらいでいいのよ。やっても所詮3000億円の小○税制なんだから・・・。でも、相当に頭悪い首相だからなぁ・・・。歴代の首相の中でも5本の指に入るレベルの低さだと思うしね。

言ってみれば極端な円安になったのも、全部黒田総裁のせいみたいに言われてるけど、それ以上に貿易収支の悪化を止めないばら撒き専門のアンポンタン首相のせいだよ。海外勢はほんと、馬鹿にしてるんだろうねぇ。結局対して甘くない飴を岸田が投げて思い切り辛い塩を国民に摺り込む財務省っていう図式をもうみんなわかっちゃってるんだよ。

ガースーが辞意を表明したら株価がぶっ飛んだけど、キッシーならその倍はぶっ飛ぶさ！

（ごめんなさい、深読みでもなんでもないね）