日経平均は年初来高値！：4月18日（火）後場

日経平均株価　￥28,658（△￥144）

後場の相場概況

半導体関連が売られている中でこうした日経平均の値動きになるというのは、一つには内需銘柄の強烈な買われ方があった。特に食品・小売・商社のカテゴリでは日経225を構成するすべての銘柄がプラスになるという、これはまさに快挙と言える状況があり、そしてそれを強烈に後押ししたのが、前場の大きな押し目からのファストリの回復にあったということ。

値上げ効果もあって、内需食品・小売は好決算が期待できるという流れであって、実際に決算は良好だろうとと思う反面、日本経済の先行きは決して明るいものではないだろうと予想される中での株高は・・・、個人的には警戒すべき事象なのではないかと思う。

またそれを後押ししたのが、1～3月の中国GDPで4.5％成長と予想を上回ったことも安心感の材料になったと言われるが、中国のGDPは以前から書いているように全く信用できないもので、株式市場が出てきた数字を素直に織り込むことに毎回唖然とさせられる。

そしてドル円の行方だけど、￥134.500辺りまで切り上げていた円安水準はジワジワと円高方向へと戻し始めてる。しかしこれが米国金利や日本国債10年物金利の変化おＴ全く連動しているようには見えないところも、相場を難解にしているんだけど・・・。

ただし米国市場はブルモード入りしているので、こうい時の米国投資家は強気になって手が付けられない。ということで日経平均CFDも連動高の様相・・・。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥15,575（△￥175）
買）￥15,445×3000
売）￥15,600×3000（+￥465,000）
空売平均）￥15,553.5×3000（含み損￥65,000）
買）￥15,575×3000（変わらず）
この上昇は先週から今週半ばまでで、場合によっては週末まで、という予測をたてて対処してきたつもりだけど、俺としては買持がどうしてもできずに、思わぬ苦戦を強いられた。とりあえず両建てで対抗しているけれど、投資姿勢としては本当につまらないというか下手というか・・・。ブルマーケットが苦手な投資家ってどうなんだ？って自分でも思うけれど、仕方ない。売るだけ売って今日も最後に両建てにして・・・。

8306 三菱UFJ　￥878.1（△￥8.3）
空売）￥880.5×4000（含み益￥9,600）
空売）￥878.3×4000（含み益￥800）
空売）￥878.0×4000（含み損￥400）
空売）￥877.8×4000（含み損￥1,200）
空売）￥877.5×4000（含み損￥2,400）
買）￥878.1×20000（変わらず）

8316 三井住友　￥5,652（△￥78）
空売）￥5,660×2000（含み益￥12,000）
空売）￥5,652×2000（変わらず）
空売）￥5,650×2000（含み損￥8,000）
買）￥5,652×6000（変わらず）

UFJは75日線回復はちょっと無理かなと思っているけれど、どっこい、三井住友は早々としかも窓を空けて75日線を飛び越してきた。ジワジワと戻り売りをこなしながらの上昇は強いと思うよ。需給は良好とは言えない価格帯でのこの上昇は・・・。両銘柄ともザラ場では利食いも出るので、なんとか売りポジが建ってるけれど、これはちょっと自殺行為かも・・・。なので様子を見ながら両建てして凌ぐことにした。

7203 トヨタ　￥1,833.5（▲￥0.5）
空売）￥1,845.5×4000（含み益￥48,000）
空売）￥1,845.0×4000（含み益￥46,000）
空売）￥1,844.5×4000（含み益￥44,000）
買）￥1,833.5×12000（変わらず）
主力にあって全くの蚊帳の外に追いやられてるトヨタだけど、ドル円が動いても反応しないのは、海外勢が完全に興味を失ってる証かもしれない。トヨタの決算は明けて見ないと分らないけれど、少なくともロングされないと言うことは今期業績に対してネガティブに見ているということかも。

6501 日立　￥7,594（△￥94）
空売）￥7,629×4000（含み益￥140,000）
買）￥7,580×3000（含み益￥42,000）
買）￥7,576×1000（含み益￥18,000）
高値付近まできた日立は、よく見れば日経平均に完全連動してるんだよ。なので個別に論じても今はあまり意味がないかも。

9984 SBG　￥5,186（△￥13）
空売）￥5,205×4000（含み益￥76,000）
空売）￥5,200×4000（含み益￥56,000）
買）￥5,186×8000（変わらず）
投資家心理というのは面白いもので、どんな状況になっても買いたい投資家はいるものだし、逆もまた然り。でも、取り組みを見るとやはり多くの投資家は買いと言うスタンスを取っている。そこが株式投資の最も理解できない点の一つなんだと思うけど、まさに今のSBGがそれなんだよなぁ・・・。どんなにひどくなっても買われる楽天といい、ここといい、（溜息）

6758 ソニーG　￥12,190（△￥55）
空売）￥12,210×1000（含み益￥20,000）
空売）￥12,205×1000（含み益￥15,000）
空売）￥12,200×1000（含み益￥10,000）
買）￥12,190×3000（変わらず）
あまりに期待が高すぎるソニー。個人投資家の皆さんはソニーの何に期待しているのだろう？もっとも俺にはそれが理解できないから返るはずもないんだが・・・。それでも勝負するのは市場なのだからね、両建てにしたけれど。

8035 東京エレクトロン　￥15,130（▲￥355）
空売）￥15,130×2000（変わらず）
買）￥15,130×2000（変わらず）

6857 アドバンテスト　￥11,160（▲￥350）
空売）￥11,160×3000（変わらず）
買）￥11,160×3000（変わらず）

6920 レーザーテック　￥21,055（▲￥630）
空売）￥21,055×1000（変わらず）
買）￥21,055×1000（変わらず）

これほど相場が強いにもかかわらず、米国市場で半導体関連銘柄が売られていたという1点でこうして敬遠される・・・。その理由はTSMCの今期投資を減額するというニュースから。でも昨日の日本市場のザラ場ではすでに出ていたニュースなのでね。こういう動きをすると言うことは明らかに買い主体は海外勢だけと言うことが分かるよね。

方向感を欠いている状況だけど、半導体をいじらないという選択肢はちょっと怖いから、大引けで両建てポジを建てておいた。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥5,970,000

雑感彼是

改めてEPS￥2,087のPER13.73という日経平均は強いよね。前期から今期にかけてかなりの配当落ちとなったわけだがそれを考えると3月で、\28,900水準の水準と同じってことになるし、しかもEPSはファストリを考慮すれば￥2,067辺りにあると見れる。と言うことは、実質的には今の日経平均はPER13.98まで買われてると言うことになる。

もちろんそれは理屈かもしれないけれど、今の株価はかなり過熱していると言えると思うんだよね。先週末にいろいろ見ていて、やはり今週の半ばがピークでもしかしたら週末まで続くかもしれないと読んだんだけど、やはり週末の買持越はとても怖いんじゃないかって思うんだよ。

弱気な俺は週初から売り一辺倒だったけれど、なんか海外投資家のイケイケが嫌で、等々今日の前場でポジションをグチャグチャにされたという感じで閉じてしまった。けれども今回はそう簡単に引き下がるつもりもなく、とにかく明日は再度ポジションを建て捲るつもり。

みんなが楽観するならば、俺は逆目を行くよ。でも今回ばかりは逆目を言ってるのは楽観組の方だと思っているのでね。正直勝負はこれからだ！