FOMCでドル円は¥160突破か!?
- 2024.04.29
- トレード雑感
週明けの為替市場ではドル円が¥158台で推移、その影響で日経CFDはなんと¥500以上のGU気配で動いている有様で、買持派にとってはとっても楽しいGWということになっているよね。しかし、ここまでドル円を日本の金融当局が放置するというのは、通常では考えられないなぁ・・・。まだ分からないけれど、為替介入するとすれば、日本市場が休場だとしても関係ないしね、今日かもしれないし明日かもしれないと思って注目はしてるんだけど・・・。
でも、もしかしたら、別の要因、別の理由があって、その影響や効果を見極めてから、と考えているのかもしれない。それでないと、¥150から¥158に至るプロセスで、黙って見ていると言ことの説明がつかない気がするんだよね。具体的に何がある、とは言えないけれど、ドル円レートのことだから、日本が何もしないで待機しているのだとすれば、米国当局の動きがある、としか考えられない。
で、考えられるのは5月1日のFOMCを見極めるということ。FRBの発表如何によっては米国債金利が跳ね上がってしまうこともあり得るわけで、その場合、現時点で介入したとしても円ショートに負けるというシナリオが考えられるからね。
しかしそれは、米国株式市場にとっては非常にネガティブな要素になるわけで、その意味では株式市場の急落という場面もあるかもしれない。さらには、金利の上昇によって中小銀行の連鎖破綻も懸念されるわけで、流石にその辺はパウエル議長も配慮せざるを得ないだろうとは思うけど・・・。その辺は市場の受け取り方一つなんだろうけど。
また一説によれば、イエレン財務長官が市場予想以下の米国債起債計画を発表するというのもある。もっとも、今後の米国債発行を具体的に言及することはないだろうから、それを示唆する財政計画をぶつけてくるというもの。これ以上の金利上昇は、ヤバイ結果を生み出す可能性が高いので、何としても金利を下げたいという思惑はあるだろうから。
パウエル議長が3月に突然ハト派に転じたのも、そうした政権の思惑あってのものだったのは明らか。それまでは数字次第(経済統計次第)と言っていたのに、確定的ないいまわしで「年内3回の利下げを維持」と言ったわけで、株式市場は好感した。けれどもその後にインフレは下げるどころかジワジワと上昇し始めてるので、今回何というか非常に注目されることは間違いない。
このような状況だとして、仮にパウエル議長がハト派姿勢を変えず、イエレン財務長官が既定の米国債発行額を抑え込むような発表をするとすれば、勿論米国株式市場はぶっ飛んでゆくだろうけどね。問題はドル円で、日本の金融当局が介入するまでもなく、米国側の要因で折り返すことも十分にあり得るわけで・・・。
日銀が利上げ出来ない、する気もない、となれば円安を止める気があるのならば、財務省・日銀の選択肢は為替介入以外にない。けれども介入しないで済めばそれに越したことはない、という甘い考えを持っているとすれば、円安傾向は止まらんよね。
おいおいっ!日経CFDは△¥600かよっ!
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