ジワジワと売り先行、株式市場への懸念か?:12月20日(金)後場
- 2024.12.20
- トレード日記
日経平均株価 ¥38,701(▲¥111)
ジワジワと売られた日本市場。世界同時株安を予感させる後場。
後場の相場概況
この年末が押し詰まって来て、いよいよ世界的な株安に発展する要素が出てきたのではないか?と思う。日本市場は年末高のアノマリーを期待する傾向がまだまだ高いのかもしれないけれど、世界の状況が非常に厳しくなってきていると個人的には感じる。
まず米国市場は昨夜戻りを試すも、引けにかけては戻り売りに押される展開で、三市場ともに陰線を重ねた格好。ここにきて、FRBの利下げ期待が株価を支えて高値圏まで来ていたことは投資家は十分に感じていたところが、来年の利下げに関する不透明感が出て来て失望売り。これで株価は適正価格まで調整しようという動きが出てくるのではないか?と思わざるを得ない。
また欧州市場に関してはいよいよドイツDAXが完全に行き過ぎた株価が持ちこたえられなくなってきたと思うので、こちらもいよいよ実体経済の織り込みに入らざるを得ないのではないかと思う。そもそも、リセッションが明確過ぎるドイツDAXに株価はまさに異常としか言いようがなかったからね。
そうした流れのいなかで、日本株だけが割安で独歩高してゆくと考えることには、大分無理があると思う。確かに円安進行で株価を支える状況は出来ているけれど、2Qの業績が決して芳しいものではなかっただけに、改めで、再評価される次期に来ていると思う。その証拠が連続的な陰線に現れているのかもしれない。
また日銀の利上げは来年1月、または3月が確実視されていることを考えると、年明けは利上げを織り込むような動きにならざるを得ないこともあって、この局面では米国や欧州と同調するような値動きにならざるを得ないのではないか?
誰が見ても、余りにも悪い米国三市場の日足だけでも、影響ある日本市場での買持は危険であると判断できるだろうし、そこに欧州も、となれば世界同時株安になると考えるべきと思うが・・・。
今年の年末の株価は決してイージーではない気がするが・・・。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥26,545(▲¥125)
空売平均)¥26,721×3840(含み益¥670,000)
ザラ場中から米国市場CFDや欧州も安く、特に欧州は寄り付きから下落し始めてるので、案の定といった感じだ。これで円安はあるものの、多くの短期投資家は流石にイケイケになったと思うし、前場に書いた通り思い切って勝負に出た。もしね、今夜米国市場がGDから大陰線ということにでもなれば・・・。
8306 三菱UFJ ¥1,773.0(▲¥61.5)
空売)¥1,844.0×16000(含み益¥1,136,000)
空売)¥1,843.5×16000(含み益¥1,128,000)
空売)¥1,843.0×8000(含み益¥560,000)
8316 三井住友 ¥3,651(▲¥93)
空売)¥3,700×8000(含み益¥392,000)
空売)¥3,699×2000(含み益¥96,000)
空売)¥3,698×4000(含み益¥188,000)
空売)¥3,697×2000(含み益¥92,000)
8411 みずほFG ¥3,766(▲91)
空売)¥3,838×4000(含み益¥288,000)
空売)¥3,798×4000(含み益¥128,000)
空売)¥3,797×4000(含み益¥124,000)
空売)¥3,795×8000(含み益¥232,000)
メガ3行はようやく揉み合いを下放れる可能性が出てきた。でも押せば押すほど買い方にとってのチャンスになるかも。ただし、株式市場全体が暴落とか、金融事故でもあると拍車が掛かるので、難しい。これでもし植田総裁が1月利上げを匂わせていたなら、全く逆だったかもしれないので紙一重だった。
8630 SONPO ¥4,090(▲¥10)
空売)¥4,143×4000(含み益¥212,000)
8766 東京海上 ¥5,520(変わらず)
空売)¥5,550×2000(含み益¥60,000)
空売)¥5,545×4000(含み益¥100,000)
日銀会合が材料出尽くし、というならば金融は全般で売られないとね。他のセクターは売られてるのに金融は無傷なので。
7203 トヨタ ¥2,771.5(△¥47.5)
空売)¥2,799.0×4000(含み益¥110,000)
空売)¥2,798.0×4000(含み益¥106,000)
空売)¥2,796.5×4000(含み益¥100,000)
空売)¥2,795.0×4000(含み益¥94,000)
空売)¥2,794.5×4000(含み益¥92,000)
空売)¥2,791.0×4000(含み益¥78,000)
3%もカチ上げたトヨタだけど、地合いが弱く成れば売られる。今夜の米国市場を見据えて決め打ちした感じ。
7201 日産 ¥443.0(▲¥1.8)
空売平均)¥446.2×76000(含み益¥243,000)
兎に角経営統合の意味がよく分からな過ぎて、おまけ鴻海の影も鬱陶しい感じで。まだ買われるにしても一旦は陰線付けてもらわないと・・・。
6501 日立 ¥3,865(▲¥80)
空売)¥3,886×4000(含み益¥84,000)
空売)¥3,880×4000(含み益¥60,000)
空売)¥3,879×4000(含み益¥56,000)
空売)¥3,875×4000(含み益¥40,000)
空売)¥3,865×4000(変わらず)
前場から迷ってしまったのは、いつも痛い目に会ってるトラウマのせいだ。勝負するならば、すでに下げ始めてる銘柄よりも、ちゃーとが全然崩れてない銘柄の方が、値幅が出るような気がするしね。
7011 三菱重工 ¥2,236.5(▲¥60)
空売)¥2,307.5×4000(含み益¥284,000)
空売)¥2,304.0×4000(含み益¥270,000)
空売)¥2,297.0×4000(含み益¥242,000)
空売)¥2,296.5×8000(含み益¥480,000)
空売)¥2,295.5×4000(含み益¥236,000)
7012 川崎重工 ¥6,524(▲¥46)
空売)¥6,618×4000(含み益¥376,000)
空売)¥6,565×2000(含み益¥82,000)
ここにきて防衛関連も電線も一区切りになるかなということで、重工は昨日からの持ち越し。そして大きく上げた翌日の川重を売り持ちすることに。こういう銘柄でも落ちるような、そんな下落を米国市場に期待してるんだよね。
9984 SBG ¥8,760(▲¥265)
空売)¥9,070×4000(含み益¥1,240,000)
昨日強烈な窓をあけでのGDになったSBGだけど、そこからさらに大きな陰線になった今日。こういう下落を米国市場に期待してるというか・・・。この投げっぷりをみて、外資も相当に警戒してるな、と分かった。
6758 ソニーG ¥3,284(△¥24)
空売)¥3,364×4000(含み益¥320,000)
空売)¥3,350×6000(含み益¥396,000)
空売)¥3,349×6000(含み益¥390,000)
どうしても上値が取れないソニーだから、おかしな地合いになってくると外資も一旦は投げるな、と思ったけれど、これも案の定後場に投げてたね。あれだけ頑強な買いだったのに、投げ出すと脆いのが株価ってことだね。
8035 東京エレクトロン ¥23,300(▲¥150)
空売)¥23,620×2000(含み益¥640,000)
空売)¥23,570×500(含み益¥135,000)
空売)¥23,550×500(含み益¥125,000)
6857 アドバンテスト ¥8,609(▲¥81)
空売)¥8,609×4000(変わらず)
6920 レーザーテック ¥14,800(▲¥400)
空売)¥14,950×2000(含み益¥300,000)
6146 ディスコ ¥41,540(▲¥980)
空売)¥41,820×1000(含み益¥280,000)
かなり迷ったけれど、今日勝負すると決めたからには半導体を弄らないわけには行かないわけで・・・。特にこの4銘柄は・・・。
本日の収支(前場・後場合算):+¥1,410,000
雑感彼是
マジでこの週末は大勝負になった。とにかくここまで利下げ期待で上昇してきた米国市場は、完全に高値圏。他に材料はないから、こうなると材料出尽くしになって当然と言えば当然だと思う。
で、景気は好調に推移していて、物価もとてもじゃないけれど簡単には下がらないし、むしろインフレ再燃の可能性が、トランプの政策でかなり高まってるのも事実。関税と減税は短期的にはインフレ要因だからね。それにシェールと懸命に掘っても、中東が減産すればなかなか価格は下がらない。その上政府機関のリストラと不法移民の強制送還で失業率もあがってしまう代わりに賃金上昇。
なかなか、危険な要素満載なので、まさかFRBが利上げなんてことにでもなれば、不動産がまずもってアウト。金利上昇で米国債の格下げ懸念まで出る可能性も来年は含んでると思う。
トランプの改革はいずれにしてもかなりの痛みを伴うだろうと思うし、またそうでないと真の改革など出来るはずがない。ウォール街だっていままで民主党の政策で、好き放題金儲けをしていたわけで、それがトランプシフトなど簡単に出来ようはずもない。
いろいろな要素はあるけれど、一旦は行き過ぎた株式市場は冷やさないとこれ以上どうにもならないからね。
やっと勝負のいタイミングが来たなと。
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