相当に嫌な感覚に陥ってる三連休初日、日米最大の山場かも
- 2025.02.22
- トレード雑感

ちょっとねぇ・・・いよいよかな?と、なんとなく、けどそういう投資行動をするには十分なくらいの懸念を感じてるんだよなぁ・・・。昨日の後場はザラ場に立ち会えなかったので、前場のポジションを買い戻して終了しただけになったけど、もし後場を見ていたら売ったかもしれないと思ってます。
昨日大きく日米株価が下落したから、そんなの結果論じゃないか!って言われるかもしれないけれど、でも大引け近くで売った可能性は凄く大きいと思ってる。比較的売り建てのしやすい値動きだったしね。
それでそう感じるのは、やはり米国の消費がかなり弱いんじゃないかということや、トランプの政策に対して想定以上のネガティブな影響が出るんじゃないか?という思い。そして日銀のチグハグさが目に付いてるということもあってもの。
まず米国の消費は、とにかくウォルマートの今期見通しを3-4%の増収としたことで、大きく嫌気されたという値動きなんだよね。昨年の同社は実店舗の売り上げの下落を商品構成とネット販売の増加で補っていた。要するにアマゾンの売り上げが好調だったように実店舗小売りの王者であるウォルマートのネット通販も好調だったということ。
けれども最新の米国消費者動向を見ると、1月のクレジットカード利用状況で限度額に達している消費者の割合が相当に高くなっていて、これがもしかすると2月には全体の3割にも達するという予想さえ出てるくらいだからね。ネット通販の命はクレジットカードだから、そうなると好調に推移した通販(無店舗販売)に陰りが見えてきたと理解しないといけないかも。
でも通常ならば、一度決済をまたぐとまた復活するというのがカード決算だけども、今回はその先にトランプ関税が待ってるわけで、2月はもとより、3月、4月と強烈な買い控えが起こる可能性が高いし、また生活費をキャッシングで補うのも米国では当たり前の事らしいので、もうそろそろいい加減にカード依存型の米国消費にも歪が出てくるころだろう。20%の金利で生活なんか出来るはずがないしね。なので、消費の沈没は時間の問題と昨年から思ってたけどね。
そういう状況でトランプが関税発動を4月からしたらどうなるかな?その前にカナダ・メキシコへの25%関税の期限もくるし、対中関税の落としどころもどうなるのか分からない。そして自動車と半導体に書ける予定の関税と言ったらこれは相当にインパクトがあるだろうし、特にドイツ経済はほぼほぼ壊滅するんじゃないかな。もちろん日本の自動車もかなりの影響を受けることになるんだろうけど。
それで、そんな状況下で日銀は利上げ方針満々なんだよ。一体どんな読みをしてるんだかさっぱりわからない。過去と同じようにまた迷走する日銀に戻るんじゃないかな。金融政策を失敗しまくった1990年高から白川時代のころの意味不明の日銀に逆戻りするかも。
ちょっとね、大変な状況になって行くかもしれないし、でもこうした状況をトランプはもう分かっているのかも。昨年大統領選挙前には、暴落がバイデンの内に起こることを希望している発言が何度もあったけど、株価は今日まで暴落しなかった。とうとう自分が大統領になって自身の政策を実行する段階で、覚悟してるんだと思うんだよね。
だからFRBに対し利下げの圧力をかけ続けてるんだと思うしね。
アナリストは「トランプは株価下落を最も嫌うから、何とかするだろう」といまだに言ってるけれど、本当にそうなのか?って思わないか?何か事件や事故が起こっての暴落ならば、何とでも止められると思うけれど、リセッションのようになってしまったら、そう簡単の止める方法はないんじゃ?
FRBにしてもインフレだからと言って今回は利上げなんか出来るはずがない!そんなことをしたら完全いスタフレになっちゃうからね。
う~ん・・・、目の前に最大の山場が訪れてるのかも。こういう気付きづらい時って一番怖いんだよね。ほとんどの投資家がまだそういう感覚はないのだろうし。でもいろいろ見てるとなんかすごく怖い気がするんだよね。
で、そんな時、またまた日本市場は月曜が・・・。
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