貿易協定合意への期待値が異常に高い!:4月9日(金)後場

貿易協定合意への期待値が異常に高い!:4月9日(金)後場

日経平均株価 ¥37,503(△¥574)

各国と米国の関税協定合意期待?対中国との交渉が焦点?

後場の相場概況

大統領自らが株を買え!と言い放った相場は、記録的な上昇を続けている。週末の日本市場も後場に入り一段高で結局のところ大幅上昇で週末を迎えることになった。相変わらず米国と各国の関税協定合意への期待がそのまま維持され、さらには中東歴訪を前に発表されるという「地球を揺るがす重大発表」への期待感もあるだろう。

いくら株式が上昇しようとも、個人的にはこんな相場に買いで乗りたいとは思わない。世界を相手に傍若無人な振る舞いをするのは中国やロシアだけでなく、手段は違えどやってることは何も変わらない米国に対し、大国のエゴを感じるし、今の時代こんなことを都度許していたのでは、未来はないな、という気がしてきてる。

トランプ大統領は、米国内に向けては常に善良な大統領を演じ、米国を再び偉大な国家に、と言い放つ。しかし再び偉大な、というけれど、それはいつの時代のことを指すのだろうか?

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建国の時なのか、独立戦争で勝利したときなのか。南北戦争やメキシコと戦ってテキサスを自国領土としたときなのか、はたまた第一次大戦や第二次大戦での勝利の瞬間なのか・・・。第二次大戦以降、米国は世界の覇権国の地位を不動のものにしたし、金本位制を離脱し変動相場制として高らかにドル基軸通貨へと押し上げた瞬間のことなのか・・・。

圧倒的な軍事力と経済力を背景に、世界の覇権国としての地位を確立していることは認めよう。米国はより多くの利益を追求するためにグローバル化を推進し、あまねくドルを行きわたらせ、米国を世界経済の中心へと押し上げた。その結果米国に富が集積し、米国経済は大いに成長したわけだよ。

トランプ大統領が積もりゆく連邦債務を問題にして、制度変更をしようとすることは理解できるけど、好景気も株高も実現して同時に連邦債務を減らそうというのは、いささか虫が良すぎる。自分は偉大な大統領と言われたいと思ってるらしいけど、自国の債務圧縮のために他国からその費用を関税によって徴収するというのは、他国の反感を買うだろうし、結局は自国民も苦しめることになる。

気が付くと米国の製造業で残ってるのは航空機と兵器産業くらいのもので、後はほぼほぼ競争力を失ってる。それが実体なんだけどね。

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後場の取引とポジション

9101 日本郵船 ¥4,832(▲¥60)
空売)¥4,870×4000(含み益¥152,000

9104 商船三井 ¥4,632(△¥44)
空売)¥4,638×4000(含み益¥24,000

9107 川崎汽船 ¥1,996.0(▲¥18)
空売)¥2,015.0×4000(含み益¥76,000

重工で遊び始めてしまって、後はNTTの売りタイミングもあってかとうとう放置状態のまま持ち越すことになってしまった。まぁ船株なんで・・・。


7011 三菱重工 ¥2,731.5(▲¥161)
空売)¥2,886.0×2000
買戻)¥2,843.0×2000(+¥86,000
空売)¥2.341.0×2000
買戻)¥2,333.0×2000(+¥16,000
空売)¥2,840.0×2000
空売)¥2,338.0×2000
買戻)¥2,810.0×2000(+¥60,000
買戻)¥2,800.0×2000(+¥76,000
空売)¥2,795.0×2000
空売)¥2,790.0×2000
空売)¥2,785.0×2000
空売)¥2,775.0×2000
空売)¥2,774.0×2000
買戻)¥2,750.0×4000(+¥170,000) 
買戻)¥2,740.0×6000(+¥228,000

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13時30分に決算発表だったけれど、これがなかなか開かずに・・・。ようやく開いてみると、なんとなく出尽くしっぽい内容だったので、上に行ったらロスカットと決めてとりあえず適当に2000株だけ指した。ジワジワと売られ始めたけれどなかなか買い方もしぶとかったし下げ始めてたNTTと睨めっこしながら「出尽くし、出尽くし」と念じてたよ。¥40幅が出て買戻し。

もう一度、と色気を出して指して、粘られてしまい薄利で買戻し。上に指しておいたのがあっさりと引っかかって今度は4000株。この時点で遊べるかな?と思い始めたんだけど。¥30幅が出たところで買戻し。

ところがこの時は結構売り物が来ていたので悪手だけど下でまた売り。同じように川重が出尽くしで売られてたのでいけるかなと。最初の2000、次の2000を担がれて最悪の展開になりかけた。でも川重は売られてるので、ここは売り上がってもいいかな?ということで。

流石に限界だろうということで¥2,750と¥2,740で買い戻した。ところがまだ下があったねぇ・・・。でもザラ場ではこれ以上いけなかった。久しぶりにこんな取引したなぁ・・・。

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9432 NTT ¥153.8(△¥4.9)
買)¥153.2×200000
買)¥152.0×600000
売)¥155.6×100000(+¥460,000

売)¥155.0×500000(+¥1,500,000
売)¥154.7×50000(+¥75,000
売)¥154.6×50000(+¥70,000
売)¥154.5×50000(+¥65,000
売)¥154.4×50000(+¥60,000

前期決算がダメで今期予想も微増となって、あとは自社株買はあったものの、結局新しい発表(つまりはIOWNの進捗とか)がなくて、当てが外れた。それでも、自社株買いがあっただけ落ちきらずに反発の局面があって助かったというか何とか利食いできた。前場盛り上がったのに残念だった。


本日の収支(前場・後場合算):+2,180,000


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雑感彼是

トランプの発言もさることながら、決算シーズンでもあるので嫌でも見る羽目になる。今日のようにつまらない相場ならば決算くらいしかザラ場のボラが出ないからね。勝負したNTTは期待外れに終わったけれど、三菱重工と川崎重工は待ち構えてたんだ。

重工は結果的にデイトレになったので上記したけれど、川重の決算は売られる筋合いが無いくらい良かったし、今期予想の純利益が若干のマイナス予想なので、問題なしなんだろうけど出尽くし売りを喰らった。

銀行決算も出始めてるけれど、SBIに注目してたらこれまた好決算!それでも思い切り出尽くしを喰らったね。

何時も期待されている住友金属鉱山はゴールドは絶好調でいいのか?と思いきや子会社がやらかして大幅減益の前期。でも今期は元通りの予定らしいけど、この会社も必ず何かやらかすからなぁ・・・。

USスティール買収問題で大いに騒ぎになった日本製鉄だけど・・・ここは多分、これからがもっと厳しそう。そしてパナソニック。悪くて当然という感じ。堕ちたねぇ・・・。

と、唐突に東京エレクトロンが増配を発表。決算は4月30日に済んでるけどね。