米英の出来レースを好感する株式市場！：4月9日（金）前場

日経平均株価　￥37,487（△￥549）

前場の相場概況

この局面で今度は各国と関税交渉を行って、米国の輸出に多少有利な条件を引き出したとしても、それが果たして米国経済の伝統的な部分、つまり製造業や農業といった産業が活性化するとはとても思えない。それどころか、そうこうしているうちにインフレが進行してしまい、結局は関税高価を相殺してしまう・・・。

慢性的な貿易赤字は、米国経済を維持するために連邦政府が債務を積み上げて資金を広く供給する必要に迫られるということ。そしてそれは、経済成長をする限り延々と続く循環になってしまう。そうした循環を食い止めるには、まずは貿易赤字を減らす必要があるというのが、ベッセントの論理なのだと思う。

確かに理屈では正しい部分もあると思うけれど、そもそも米国のような世界で最も高い賃金水準、物価水準の国がそうした政策を強引に行っても結局は成功しない可能性の方がはるかに高い。なぜならば、関税によって国際間格差を縮めることなど出来ないからだ。

結果として米国経済は慢性的なインフレ圧力に晒されるし、長期金利は高止まりすることになりかねず、良かれと思って行った政策がかえって米国経済を疲弊させることになりかねない。

まして株式市場は短期的な値動きだから、将来経済がどうなろうと目先の情報で動いてしまう。しかもその情報がSNSのようなものであっても、そこに信頼性や実現性を求めるというよりも、情報自体を解釈して動くような軽さがある。

株価は将来を占う、というのは今の相場では完全に通用しない。世界の投資家全員がまるでデイトレーダーや短期投資家のようだ。

それでは、自分のようなオヤジが勝てるはずもなく・・・。腰を引いて背中を丸めるしかない。

前場の取引とポジション

9101 日本郵船　￥4,854（▲￥38）
空売）￥4,870×4000（含み益￥64,000）

9104 商船三井　￥4,619（△￥31）
空売）￥4,638×4000（含み益￥76,000）

9107 川崎汽船　￥1,986.0（▲￥28）
空売）￥2,015.0×4000（含み益￥116,000）

昨日同様に比較的長い目で見られてるような気がする船株を今日も寄り付きで売ってみて相場の様子を見ることにした。こうなってくると観測気球のようなもので、今回の船株の大幅な減益予測と増配の決算を投資家がどう評価するのか、試すという意味合いもある。多少は売り物も出たけれど・・・。

9432 NTT　￥156.5（△￥7.6）
買）￥153.2×200000（含み益￥660,000）
買）￥152.0×600000（含み益￥2,700,000）

昨日現物株を手仕舞いしてしまったので、今日は信用で高いと知りつつ買ってみた。勿論今日が決算発表なので、付随して何らかの発表があるのでは？という期待だけ。決算内容は良くないだろうし・・・。ただ海外投資家はどう思うかな？というところ。そろそろ動くような発表があるかもしれないしね。でもこんなに買われると思わなかったけど。

前場の収支：（変わらず）

雑感彼是

まぁまぁ、言っても自分にとっては手も足も出ない相場だなぁ・・・。この週末に何らかのヒントが掴めたらいいのだけど。

さて石破に文春砲がさく裂したらしい。政治資金3000万円（政治資金報告書）不記載疑惑。でも騒がれないところを見ると、ガセネタの可能性もあるしなぁ・・・。本当ならば大騒ぎなんだろうけど。

おおっ！早速ブルームバーグには昨日の米英合意に関する批判記事がでた。まぁ、あの内容じゃ出るよね。それに加えてラトニック商務長官は「日本などとの通商協議、時間がかかる」とゲロしてる。

でも赤沢経済再生担当大臣は、可能な限り早期に合意目指す、と言っている。ただ言っただけだな。

さてさてトランプ大統領は「地球を揺るがす重大発表」するというけれど、はやくしろよ！

みんなの気持ちを代弁しました（笑）

（アイキャッチ画像は英国のスターマー首相。相当にヤバい人物という噂。ゼレンスキーを焚きつけてるらしいし）