9月相場が乱高下する3つの爆弾!

9月相場が乱高下する3つの爆弾!

非常に不安な状況になってきた週末。って何が不安化と言えば、自分のポジションの事なんだけど・・・。けど、不安なだけで、諦めたわけじゃないので、この大荒れが予想される9月相場を何とか乗りこなさないと話にならないって覚悟を新たにしているんだけどね。

この9月相場の大荒れ要因は3つあると思ってて、どれもこれも破壊力抜群な爆弾のようなものなので、ちょっと備忘録の意味からも書いて置かないとまずいかなと。

爆弾その1:自民党崩壊爆弾

8日(月)には、総裁選前倒しとなるか否かが午後3時には決まるわけだけど、今伝えられている情報では、前倒し賛成票が過半数を超えるのは確実というもの。そうなれば石破首相も自民党総裁の座を追われるわけで、首相は辞めないというおかしな話もあるけれど、それはちょっと無理筋なので可能性はないと思う。

で、そうなったら石破首相はいきなり解散総選挙に打って出るかもしれないという説もある。これは狂人石破のことだから結構な可能性もあったりすると思うけど、そうなるとまた自民党はボロ負けするだろうから、アウトなんだと思うけど。

でも野党も資金が続かないから、相当苦しい戦いになるのが分かってるから、石破が維新や立憲と談合するとまで言われてる。それってもはや自民党じゃないじゃん!って事だけどね。そこまでくるともう国会は滅茶苦茶になってしまうけど。

で、もしも総裁選前倒しとか解散とかになると、これが株価は上昇しちゃう要因だろうから、相当遣られちゃうことになる。金曜の日経CFDの戻りっぷりも良かったからなぁ・・・。

まぁそれはそうと、もう石破はどうでもよくって、問題なのは次期自民党総裁に誰がなるんだ?ってことが大問題!これが、また小泉進次郎だって言うんだから呆れた政党だね。こういうのはカナダのトルドーとかフランスのマクロンとかもそういう雰囲気で誕生したわけだから、十分にあり得る話。

でもそうした人物を首相や大統領に建てる場合、必ず裏の実力者、権力者という構図がある。勝手に権力は使わせないっていう連中がいるわけで、小泉進次郎でも成り立ってしまうところが怖いというか闇だね。そういう仕掛けに国民は弱いので・・・。けど、いい大人が雁首揃えて進次郎押しじゃ話にならない。それこそ日本が終わるんじゃないか?

高市も麻生も茂木も・・・結局は根性ナシって事みたい。小泉じゃ岸田の思う壺じゃないか!

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爆弾その2:FOMC爆弾

雇用統計の内容が悪い!悪い!の大合唱になってしまい、金曜の夜は日米株式市場が、流石に米国景気後退懸念が台頭して急激に下げた。9月のFOMCでは0.250pの利下げは確定的になったけれど、それよりも景気後退の方が重要視されたんだろうけどね。

過去の急落時にも、利下げをしても景気後退は止まらなかったというのが常なので、下げたら戻らないだろうと思って観ていたわけ。そしたら何と、利下げ期待が盛り返してきて戻り相場になった。えって!?と言う感じで見てたんだけど、出た出た、出ました、今度は「9月のFOMCで0.500pの利下げの可能性」ってやつ。

う~ん、これは十分にあり得る話だなぁと。ただしFOMC前に発表になるPCIがインフレを助長するような数字出なかったら、の話なんだと思うけど。これ、利下げの一発目で0.500pってことになると、株式市場はやはり上昇すると・・・。

でも経済政策的に見れば、株価の最高値圏で0.500pもの利下げを一気にするというのはどうなんだろうねぇ。理屈からすれば完全に無理筋で、株式相場を見ればなんかバブルを助長するような政策だからね。

次期FRB議長候補もどうやら3人に絞られたっぽくて、まだ半年先の話なので、トランプ大統領は自分の言うことを聞くような圧力なり餌なりで、洗脳してゆくだろうしね。候補の3人も半年も目の前に餌をぶら下げられたら、そりゃ靡くってもんだ。

で、これで次期議長下のFRBの独立性は、ほぼほぼ失われるってことになりそう。これをメディアは一斉に非難するだろうから、いずれにしても来年の株価は相当怪しくなると見る。トランプ大統領のことだから中間選挙を意識して無茶な政策をバンバン出してくるだろうけど。今後、ずっと荒れ相場が続くみたいだなぁ・・・。

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爆弾その3:円キャリー解消爆弾

ちょっとね、金曜の日経CFDの急落の仕方って米国三市場と比較しても、尋常じゃなかった、というか角度がかなりきつかったと思うんだよ。ちょっと何故だろう?って感じたんだけど、急激に円高方向に為替が動いたせいもあったとは思うけど・・・。

今回のFOMCで利下げが決定的となるにつれて、日銀は9月、10月の利上げは出来ないという見方が広がったという状況があって、今月の食品の値上げ品目は過去最多って感じなのに、まだ利上げを躊躇うのか?ってことだよね。

でももしも日銀が0.250p利上げをしてFRBが0.500pと利下げをしたらどうなる?って考えると、鳥肌が立つよ。日銀だってその辺は十分に警戒してるだろうから、10年債金利を買いオペしてくるだろうけど・・・。

はっきり言って相反する日米の金融政策が今の株価の状況で、強めに実行されるとなると、日本市場は大暴落するだろう。これって昨年8月の悪夢の再来となるってことだし、今回はもっと根が深いものになる可能性もある。なぜならその時にはドル円が円高方向へのトンデモない動きをするだろうから。

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ベッセントなんかは平気でFRBは1.500p利下げしないといけないって言ってるし、日銀は利上げを躊躇うべきじゃないとも発言してる。まったくヤバイ人物が米国財務長官をやってるよ!

トランプは悪魔になった!?

今回のトランプ関税で、中国経済は現状でもとんでもないデフレに陥っていて完全アウト。欧州も英国、ドイツ、フランス、イタリアという主要国経済が手の付けようがない状況に陥りつつある。そして今度は日本経済がまたしても潰される。近々半導体に対する高関税を発表するというし、医薬品や材料に付いてもとんでもない関税をかけるだろう。

日本の国策とも言えるラピダスも、キオクシアやルネサスもアウトか!?

それがトランプの言うMAGAってことなんだろうね。米国独り勝ち。世界中の富を独り占めにすること。

けれど、米国の景気はどんどん悪くなるよ。関税を負担するのは米国の中間層以下だから。その付けは近い将来必ず支払うことになる。