住宅を50年ローンで手に入れるのか!?
- 2025.10.26
- 放言
若者、若夫婦に告ぐ!こんな狂った住宅ローンなんかに手を出したらいかんよ!こんなの机上の空論だし実にバカバカしいし。俺は50年間ローンの返済が続くことが単純に重荷と言ってるわけじゃない。要するに50年かけて買うような価値は住宅にはないと思ってるからだ。
住宅って言うには、維持費が莫大なのよ。なので、50年間のそれを考えると恐らく住宅の値段と同じかまたはそれ以上に維持費がかかる。とにかくとんでもない金食い虫だってことを言いたいわけ。5000万の家を50年ローンの固定金利で買うと支払総額は年利1.2%の固定金利でも8500万以上。固定資産税や修繕費、火災保険や大規模修繕費、光熱費等々思い当たるだけで、50年間だと3500万は簡単にかかる。となると、総額1.2億円が消えていく計算になる。
で、その間、人生にはいろいろなことが起こる。勿論良いこともあるけれど、2:8くらいの割合で悪いことが起こると思っていて間違いない。一難去って落ち着く暇もなく次の一難がやって来て、それであくせくするのが人生だって言うくらいだ。これはどんな人だって大なり小なり例外はないと思ってる。
50年ローンを抱えてそうした苦難を乗り越えていくというのは、想像を絶するよ。
確かにインフレを考えると50年ローンは結構有利な面もないわけじゃない。でもよく考えると建物の価値は実質的に20年後にほぼゼロになる。となると後は土地の価値だけってことになるけれど、人口減少が続くと仮定すると土地も早晩資産価値を無くすことになる。要するに計算では50年後の資産価値はゼロと考えておくべき。
ならば購入する意味が経済的にはほぼないと言える。一方、ローン支払の半分程度を積み立て投資したとしたら、恐らく50年後は100倍くらいになってる可能性も十分にある。なので結論から言えば、どうしても持ち家が欲しいなら、焦らずに遅ければ遅いほど有利なんだよね。その代わり、住宅ローンの代わりに積み立て投資を半分とか1/3とかを継続した場合だけどね。
そんなことは長い住宅ローンを組んで返済して老後を迎えた親の世代を見れば、明らかなんだ。
若い夫婦に50年ローンで住宅を買わせようとするのは、これはもう完全に犯罪の域。机上の空論と甘言で騙すな!と言いたいね。ほんと、狂ってるよ。
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