変化に対応するためにいろいろ想定しておく

変化に対応するためにいろいろ想定しておく

今日もいろいろ見ていたけれどね、結局来週は米国長期金利の動きに要注意ってことになるのは間違いないと思われる。そして、恐らくSQ値というのは、¥29,000くらいを見てる可能性が高いわけで、上に行ったら売りという戦略で行くしかないかも。

今は日経平均¥28,864という位置での売りポジを持ってて、しかも夜間CFDで¥300ほど担がれた状況なので、明日は当然かなりマイナスになる。けれども、米国で景気対策予算が上院で可決して、9日に修正案を下院で可決すると決まる。バイデンは即座に署名するだろうから、そうなると景気回復を期待する投資家と、長期金利上昇を懸念する投資家の攻防になってくる。

で、だからこそ、この攻防の鍵を握るのは、米国債10年物金利、5年物金利の動きなんだろう。

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これが短期目線での来週のMSQまでの動きになると思うけど、もう少し長く考えると、嫌らしい要素はいくらでも出てくる。ちょっと間違った解釈をしていたので、訂正できてよかったと思うけれど、米国長期金利上昇はコモディティにとってはかなりネガティブだという事。にもかかわらず、来週コモディティが下げ止まって反転してくるようなら、今回の景気対策予算は、あまりいい方向には行かないということになりかねない。

また原油価格が上昇しているのは、現実問題として経済にとっては悪い方向に影響する可能性が高い。だいたい今回の原油の上昇はドル高の進行を考えれば、完全に過熱領域だろう?それでも原油価格が落ちてこないということになると、この動きが本格的にインフレを誘発するかもしれないと思う。

けれど、今現在失業者があふれてることを考えると、好景気=インフレの図式は考えられない。それはイエレンもパウエルも大いに発言していること。にもかかわらず、物価上昇方向へ、ということになれば、これはもう完全にヤバイ(スタフレ?)としか言いようがない。

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そういう可能性が結構高まっている中で、しかも週末に大きく株式市場が戻した後だけに買い方は結構油断する。なので、来週の展開ということを考えると、月曜は↑、火曜は↑、水曜は→、木曜↓、というイメージかな。

でももちろん、米国債金利の動きによっては変わってくるとは思うけど、10年物金利が1.620pを超えてくるようだと、水曜↓、木曜↓で結局MSQは¥28,500くらいで決まりそうと見てる。

でも、こうしたイメージは、ザラ場の展開でガラリと変わることもある、というか頻繁に変わっちゃうからね。そういう意味では、いろいろな想定をしておいて、ある程度投資行動をケースバイケースで考えておくことが重要かもね。一度想定しておけば、かなりの変化に対応できるからね。

今度こそ、今まで以上に米国長期金利を気にする必要がある相場だと思う。では。

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