1月暴落・・・慣れないといけない相場:1月19日(水)後場

1月暴落・・・慣れないといけない相場:1月19日(水)後場

日経平均株価 ¥27,467(▲¥790)

バリュー、グロース、小型グロース、全部暴落

後場の相場概況

早急なインフレ対応の金融政策がもたらす副作用的な下落と言えるかもしれない。とにかく昨年の12月のFOMCまでは、FRBは利上げの時期さえぼかしたままだった。しかしすでに11月のFOMCで利上げどころかQTの早期実施ということまで話し合われてたということで、株式市場は焦った。焦って年明けから急激なポジション調整が表面化、とにもかくにも3月の利上げ開始までに、膨大な持ち玉のリバランスをしなくてはならないわけで、僅かに2カ月半という期間でリバランスをするというのは、大変なことだと思う。

普通は無理筋なリバランスを急激に展開し始めた結果、グロースが売られバリューが買われたわけだが、大口ロングは特に年単位でリターンを考えるから、年4回の利上げにQTとなる今年、出来るだけ急ぐ必要があるからね。

けれども、インフレ対応という視点で考えると、なかなか収束の目途がたたないという現実もある。10年物国債金利や原油価格の上昇は、その証明みたいなものだから、大口ロングも焦り出すのは間違いない。その結果、過度な売り物が短期間で出てくるから、株価は暴落のような感じになってしまう。

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これが今年は何度も起こるのだと思う。もちろん一方的な下落ばかりではなくて、戻る局面もあるだろうけど、トレンドは下向きで少なくともQT開始後、揉み合いに突入するまでは続くと覚悟しておくべきだ。

なので、オミクロンの感染拡大も、中国経済も、今のところは材料化する時間さえない、と言うことかもしれない。(東京は今日遂に7000人を突破したらしいけどね)

後場の取引とポジション

1605 INPEX ¥1,129(▲¥13)
空売)¥1,134×12000(含み益¥60,000
空売)¥1,133×28000(含み益¥112,000
空売)¥1,132×8000(含み益¥24,000
原油がもっぱら$100まで行くという論調が大きいけれども、原油需要は今がピークのはずで、このまま上がり続けるということもないはず。しかも、1月2月の需要は輸送等を考慮すればすでに確保されていると見るべきで、直近は$86天井かもしれないと考えている。

INPEXはかなり上昇してきて利食いが出てないのも事実なのでこの辺で売られてもおかしくないと思って売り建て。厳しい株式市場の暴落がくれば、原油先物も売られるだろうと思うので。あくまで今の原油価格は先物だからね。

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7203 トヨタ ¥2,303.0(▲¥120.5)
空売)¥2,345.0×4000(含み益¥168,000
空売)¥2,344.0×4000(含み益¥164,000
空売)¥2,343.5×4000(含み益¥162,000
空売)¥2,343.0×4000(含み益¥160,000
空売)¥2,337.0×4000(含み益¥136,000
空売)¥2,328.0×2000(含み益¥50,000
空売)¥2,327.5×2000(含み益¥49,000
空売)¥2,326.5×2000(含み益¥47,000
バリュー買いの中心銘柄として大量に買われ上昇してきたトヨタだけど、生産数量の下方修正で一気に売られる展開。この辺りになってくるともはや決算云々ではないかもしれない。緩むなら緩んでくれて下で拾いたいというのが本音のような気がするので。大きく下げたけれど持ち越した。


9101 日本郵船 ¥8,740(▲¥900)
空売)¥9,640×4000(含み益¥3,600,000

9104 商船三井 ¥8,740(▲¥770)
空売)¥9,490×4000(含み益¥3,000,000

9107 川崎汽船 ¥7,070(▲¥810)
空売)¥7,840×4000(含み益¥3,080,000

船株が利食いになると読んだのがズバリ当たった今日の相場。前回の高値を取らずに利食いされるというのは、今の株式市場の状況を見ればなんとなくそんな感じに共感できると思う。こういう銘柄も、一旦利食いして下で拾い直したい、というのが見え見えだと思う。

よく考えると、船株の上昇は新型コロナ効果なんだよね。これがオミクロンの爆発で、一見ますます厳しくなりそうだけど、恐らく今年は収束に向かうという意見も大きい。彼らはウイルスの変異の特性からそう言ってるのであって、単純な予想ではないからね。

そうなると船株の爆発業績も先が見えてくるんだよね。

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6506 安川電機 ¥5,030(△¥20)
空売)¥5,100×4000(含み益¥280,000
空売)¥5.090×4000(含み益¥240,000
なぜ逆行高かと言えば多分根強いショートカバーが入っていたからだと思う(板はそんな感じだった)。なので我慢しないといけない局面とみて、再度売り建てることにした。明日は売られると思うので。


9983 ファーストリテーリング ¥66,490(▲¥150)
空売)¥66,740×1000(含み益¥250,000
好業績で上昇してきたファストリだけど、その原動力はあくまでショートカバー。高PER銘柄には違いないので、またぞろ、売りのセンチメントが戻ると見てる。


3994 マネーフォワード ¥4,815(▲¥525)
空売)¥5,150×4000(含み益¥1,340,000)
前場は非常に強かった。個人投資家はこういう人気銘柄はそろそろ戻るということでリバウンドを取りたくて仕方ないんだろうけど・・・。一旦売られだすとこれがもうドカンと売り物が涌いてくる。日経平均の様子を見てもマザーズ指数でも、とてもリバウンドを狙えるような状況でないと気が付くからね。半値でもバカ高いこの銘柄。先は長いんじゃないかな。

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6758 ソニーG ¥12,410(▲¥1,820)
空売)¥12,870×2000
買戻)¥12,410×2000(+¥920,000
前場急落したまま、あまりにも買いが入らなかったので、後場寄りで試しに売ってみた。もちろん下がるか否かは分からんけれど、要するに海外勢が買わないという事なんだろうと思う。そうなると買いとロスカットの負の回転で株価は下がる。もちろんソニーGがなんと▲12.7%じゃ、買い戻すよ。


8035 東京エレクトロン ¥61,590(▲¥3,970)
空売)¥66,400×600
買戻)¥61,500×400(+¥1,960,000
買戻)¥61,400×200(+¥1,000,000

6857 アドバンテスト ¥10,210(▲¥570)
空売)¥10,910×2000
買戻)¥10,220×1000(+¥690,000
買戻)¥10,190×1000(+¥720,000

6920 レーザーテック ¥28,075(▲¥2,155)
空売)¥30,680×1000
買戻)¥28,165×400(+¥1,006,000
買戻)¥28,150×200(+¥506,000
買戻)¥28,140×400(+¥1,016,000

正直持ち越そうとは思っていなかった半導体関連。押したところで買い戻す。なぜなら株価はほとんど激安の範囲に突入しているからね。本来買わなきゃいけないと思うけど、海外勢のリバランスが終わるまでは・・・。明日かもしれないし・・・。レーザーテック以外は買いたい気分。

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3436 SUMCO ¥2,313(▲¥80)
空売)¥2,342×4000
空売)¥2,334×2000
空売)¥2,331×3000
空売)¥2,330×3000
買戻)¥2,315×12000(+¥239,000
あまり下げないからちょっと売ってみたけれど、やはり下げなかった。ふぅ~っ!


本日の収支(前場・後場合算):+¥21,300,000


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雑感彼是

流石に一気に上昇し過ぎている米国債10年物金利なので、今夜あたりは緩むかな?と思ってる。けれどとにかくこういう金利上昇をしているにも関わらずFRBは今月も来月も金融緩和を継続しているのだから、おかしな話だよ。利上げを3月からするのなら、今月にもテーパーは終了する、くらいの勢いでないと理屈に合わなくなる。

なので今月のFOMCでは、テーパーの前倒しがあり得るかもしれないと思ってるし、そういうことをウォール街も考えているとすれば、今回まず2%到達はないと思うんだよね。

ただ、長期金利が上昇しなければしないで、長短金利のフラット化の弊害がでるわけで、難しい局面ではあるよね。

ただ例えばメガバンク株など金融株が、この難しい局面を無視するかのように上昇したのは、結構いやらしいね。