忌まわしき祝日休場

忌まわしき祝日休場

おはようございます^^

相変わらずバタバタといろりろな事後処理に追われ、彼岸ということもあり今日は今日とて老人たちの相手をしなければならず、さらに彼方此方で噴出する相続等の終活問題にもかかわらねばならず、といった状況もあり、此の先が思いやられるわけですが、幸い19日の検診では、血液検査も安定した数値になり、血圧も安定ということで、体調は万全とまではいかないものの、トレードに支障のないレベルには回復しています。

それにしても、なぜ役所は土日祝日が休みなのか?と、何かあるごとにムクムクとしてきます。公共サービスで高額な給与・年金を支給される側が、ヌクヌクと休んでいていいのか?という疑問ですね。世間の人が(サービスを受けたい人が)仕事をしているウィークデイに公共サービスを受けるには、仕事を犠牲にしないといけないという矛盾・・・本来需給を考えると法人向けサービスは別としても「真逆」でしょ!と思いませんか?

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これが、生活がギクシャクしてしまう大きな要因になってる・・・。なんかいろいろ腹立たしいことがあったので。窓口では一方で気に「9時から5時までに・・・土日祝日は休みです」と言い渡されますが、「その時間、私は仕事で・・・」と言い返してみる。すると、困惑したような表情を浮かべるわけですけど、困惑してるのはこっちも同じということなのだから、そういう配慮を首長さんにもお願いしたいですよ。

 

さて、いきなり愚痴から入った今回は、トレーダーにとっては「忌まわしき祝日休場」ということで、今日一日は海外市場を指をくわえて見ている以外にないですが・・・すでに売り方にとっては金曜夜間のCFDで¥519も担がれていて、この上今日も(まぁ無いと思いますけど)もう一伸び、とかやられてしまうと明日の寄り付きは青菜に塩で週始め、ということになり、逆に買い方なら「続伸」してもらって爆益ゲットと行きたいところ。来週の29日が権利取りなので、ここで利益を乗せておくと安心して権利が取れる、みたいな状況もあると思うので、週始めの利食いは結構重要だ。

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この週末は珍しく「買い建てポジ」を持ち越していて、CFDが大きく跳ねてくれたので、一応の安心感はあるけれど、今夜の米国市場にさほど期待感はもってません。なので、プラスで残ればいいかなくらいの感覚でいますよ。ただ不安なのは原油関連で、この週末はウクライナがもう少し荒れてくるかな?と思っていたのが肩透かしになってるので・・・。

面白いのはサウジで、バイデンやジョンソンが増産要請をしても、完全無視のマイペースで行くと。発表になったサウジアラムコの業績はもちろん爆益で、今後五年間で原油生産能力を1割増強すると発表。これもかなりフザケタ話で、OPECプラス各国で投資が出来ない状況で5年で2割近く生産が落ち込むという予想の上に言ってる数字だからね。とりあえずロシアは減産止む無しだろうし、相手は米国のシェールのみ(あとUAEも)だから、もう牽制してるだけって感じ。

普通に考えて棚ぼたの原油価格を落としたくないというのが本音なのはミエミエでやすやすと増産しますなって言わない。

で、例えばWTI$100を維持されてしまうと、流石に米国のインフレは10%前後が避けられなくなってくると思うし、そうなると早くも4月のFOMCでは0.500P上げの雰囲気にならざるを得ない。なので、いまの米国株にとって原油価格は意外に影響があるんじゃないの?という感じがする。

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もちろん日本経済にとって、この原油高は円安とダブルでボディーブローじゃなくてカウンターのように効く。強烈なカウンターパンチ1発でKOということも十分にあり得るわけだけど、日銀の黒田総裁は政策決定会合後の会見で「日本経済にとって円安はプラス」と言い切った。そのせいもあって円は¥119台に突入してしまったわけだけど、原油$100、円¥119台という世界をいまの日本経済が消化できるはずがない。

結果としてインフレ2%では日銀は利上げしません!ということだけど、こんなの単純に政府や地方の利払いを増やしたくないってだけかも。輸出企業の業績が悪くないから、今の国内物価の状況をインフレと言うけれど、嘘嘘、今はスタフレの入り口でしょ!というわけで、これから期変わりの4月になって、日本国民は怒涛の値上げラッシュに直面して、初めて騒ぎ出す!ってことなんだろうけどね。

相変わらず地上波はアホ芸人とジャニーズ使ってバラエティでバカ騒ぎ。間にオミクロンとウクライナを挟み込むという番組構成で、平和ボケモードに戻ってます。

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さて、それでもウクライナのゼレンスキー大統領は米国の議会演説で、真珠湾を持ち出して、リメンバーパルハーバー!とやったことで、日本には微妙な空気が流れ始めてる。本人は良いスピーチが出来たとご満悦でとにかく支援して欲しいの一点張り。けど、そんなことを引き合いに出されると、日本人は良い気持ちしないけどね(この件は長くなるので・・・)。米国だけでなく世界各国に対して異口同音でお願いベースだけど、そもそもロシア軍がここまで苦戦している理由は、NATOが全面支援している証でもあるから・・・。

ウクライナはNATO加盟はしない、と表明してるけれど、ロシアが空軍を飛ばせない理由はNATOがポーランド上空で防空管制をしているから。武器はシコタマ集まってきてロシア軍の戦車を瓦礫の山と化してる。それでまだ支援してくださいと言いつつも、プーチン大統領と話し合うと言ってる。まぁ、気持ちは十分に分るけれど、この局面ではあまり二枚舌てきな発言はしない方がいいと思うけどね。

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ロシア軍はマリウポリで意図的に民間人を虐殺したけれど、ここで弱気な発言をするとプーチンは効果がある、と考えてもっとやる。もちろんNATOが防空管制してウクライナに情報提供していることも知っていると思うので飛び道具ばかり使ってるんだけど、徐々に弾頭が厳しいものになってきてるし・・・。ウクライナ軍に陸上戦力をポンコツにされたとあっては、面子がたたないから、ますますプーチンは引くに引けない状況になってるしね。

けど、プーチンが最も警戒してるのはロシア国内での反戦ムードの盛り上がりで、今の時代完全の情報封鎖するのは不可能なので、時間が経てば経つほどバレてくるし・・・。

なんか、煮詰まってきてるところがますます怖い。

 

というわけで完全にショートカバー主導で大幅戻しをしてる日米株式市場だけど、どう考えても今の上昇は無理筋だね。ショートカバーで提灯が付いちゃって買い方が後を追うという構図が見え見え。さて乱戦はまだまだ続くと思うし、安心できる状況は少なくとも上半期は無理なんじゃないかな、と現時点では思えるので、やはり売り主体での投資と言うことになるのかもしれない(俺のことだけど)。