左傾化した大村愛知県知事の支離滅裂定例会見
- 2019.08.15
- 放言
まだK-POPをやるのか!?愛知県の大村県政とはイベント開催のみか!?
愛知県がベンチャーのスタートアップをできるのか?
「表現の不自由展・その後」の起業化でもするつもりか?
そんなにフランスが好きなの?フランスは伝統的に左だからね。
「表現の不自由展」の持続可能な社会をつくるのか!?
中国の旅行会社と提携するって?県の予算でブロガー養成!?
愛知県ってイベントするための自治体なんだ。初めて知った。しかも全部「左」ばかりじゃないか!
揚げ足取りのようで申し訳ないですが、自治体の首長ってイベント開催の説明をするためにやっているのですか?とまたまたツッコミたくなってしまいました。やることすべて左傾化!(に見えてしまう!)
ではその大村愛知県知事の支離滅裂定例会見です。
8月13日 大村知事 定例記者会見
初めからご覧いただくと、上記のようなツッコミになるのですが、問題の「あいちトリエンナーレ2019 表現の不自由展・その後」の問題の個所は18分25秒~29分05秒の10分20秒です。
ここから支離滅裂定例会見が始まります。
すべて津田大介芸術監督の責任
「津田監督が全責任でやっていること」
これだけの騒ぎになって、しかも鳴り物入りのイベントで展示物にクレームがついて中止に追い込まれたにもかかわらず、自身の責任はまったく感じていない大村知事。
政治家には良くあること、と言えばそれまでですが、成功すれば手柄は自身のもので、トラブルになると責任逃れに終始して、他の人物に責任を押し付けてしまう。
そうした卑怯な政治家の典型だと思います。
「(展示に関しては)芸術監督の責任でやっていることで、私の立場は円滑な(トリエンナーレの)運営と予算管理です」
これまでの経緯からしてこの発言を、堂々と定例会見でやってのけられるのが政治家の資質なのでしょうか?
反社会的組織でさえ、末端の構成員が起こした事件の責任をトップが追及される時代なのです。当然この国際芸術祭の主催者としての責任がないはずがありません。
しかし、そう発言するのであれば、少なくとも芸術監督の任命責任は当然存在するでしょう。
2017年の年末に任命してから1年と8カ月。すでに津田大介氏に対して報酬も1千万円以上が支払われています。その上で、「表現の不自由展の内容を聞いたのは6月半ば」とさらりと先日までの「嘘」を訂正して見せました。
「直前まで私も内容は知りませんでした」と会見で発言していますから。それをジャーナリストの有本香氏の取材で虚偽であることがわかると、すぐに否定するという姑息さ。
「パネル展示でいいか」「写真は撮らせないほうが良かった」「もちろんそういう要望は(津田氏に対して)した」
と発言しています。しかし憲法21条の問題もあるので強くは言えなかった、とまたぞろ言い訳、釈明です。しかしその6月の時点で「尖ったものにしてくれ」と津田氏に対して要望したのは他ならず大村知事だったわけです。
大村知事の二枚舌には呆れます。
まだ憲法21条が分かっていない
(集会、結社および表現の自由と通信秘密の保護)
第二十一条 集会、結社および言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
大村知事は、中止を求めた河村名古屋市長や松井大阪市長に対し、「憲法違反だ!」と思い切り反論しました。しかし上記の日本国憲法第二十一条を見る限り、一体どこに憲法違反があるというのでしょうか?
展示内容が公的資金を投入した自治体主催の展示会では不適当として差し止めることは、第二項の「検閲」にあたると大村県知事は主張しているのですが、まさか東京大学法学部出身の元官僚としての発言とは信じられない思いです。
また事前に聞かされた「表現の不自由展・その後」の展示内容に関しても「差し止めるのは表現の自由の問題からできなかった」と発言しています。
確かに「検閲」とは事前検閲と事後検閲という二通りのか考え方があります。「公権力が,表現行為ないし表現物を検査し,不適当と判断する場合には発表を禁止すること」という定義付けもされています。
しかし、今回の「表現の不自由展・その後」の展示作品は既に作品として公表されているもので、発表を禁止する行為にはあたりません。また行政が「公共の福祉」とかんがみて「不適当と自主判断し展示を中止することは憲法違反ではない」という憲法解釈が成立しています。
なので表現そのものを事前または事後に「検閲して」公表を差し止めるという事案にも該当していないわけで、さらには河村市長は主催者側である以上、自主的な中止を要求しているにすぎないのです。
にもかかわらず、「憲法違反だ」と強弁する大村知事の姿には、思想的な意図を感じないわけにはいかないのです。
実行委員会の仕事は安全安心な運営?
あいちトリエンナーレ2019の主催者である「あいちトリエンナーレ2019 実行委員会」の仕事は「安全・安心な運営」だそうです。
実行委員会はそれ以外の責任はなく、展示に関する全責任は芸術監督である津田大介氏にあるのだそう・・・。
しかし、中止は大村知事と津田氏との協議で決定されました。
「まさかテロ予告が来るとは思わなかった」
と中止に関してコメントしています。確かにそういう想定をしていなかったことは、責められるべきではありません。
では「あいちトリエンナーレ2019」の主催者としての責任は一体どこにあるのでしょう?公的資金を投入して開催した国際芸術祭の責任は愛知県にも知事にもないというのでしょうか?
仮に大村知事の言うように実行委員会に責任がないとしたら、管轄の自治体にあるのは当然であると思うのですが・・・。
こんな言い訳をしてまかり通るほど、愛知県民(国民)はバカではないと思いますが・・・。
開催中にも関わらず「あり方検証委員会」?
最後に既に開催中である「あいちトリエンナーレ2019」に関して、8月16日に「あいちトリエンナーレあり方検証委員会」を開催するということです。
しかし今回は「テロや脅迫、恫喝」を「表現の不自由展・その後」の中止理由としているわけで、わざわざ余計な予算を投入して展示会そのものの在り方を検証する必要など、ないはずです。
しかも、「展示会の在り方」を議論するのであれば、それは事前に行うべきことではないでしょうか?
さらに、今、在り方を議論すると言うことはつまり、この展示会に何か問題を感じている、または問題が生じている、ということを意味するのではないですか?
まとめ
そもそも、「表現の不自由展・その後」という企画展も含めて、「あいちトリエンナーレ2019」自体の意義が失われつつあることの責任を大村知事は自覚すべきであると思います。
その上で、こうした問題を生じた経緯や現状を、行政のトップとして謝罪し、責任をおとりになる以外にないと思います。
これまでに、主催者としての謝罪が一切ないことが、そして津田氏に責任を押し付けるような態度が、国民の目には「吉本の芸人以下レベル」と映っています。
全く情けない話で、左傾化していると思われても仕方のない対応であると思います。
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