躊躇いがちな日本市場:1月16日(木)

躊躇いがちな日本市場:1月16日(木)

日経平均株価¥23,933(△¥16)

やはり日経平均¥24,000はレジストライン、と市場に認識させたいのか?

相場概況

日本市場は米中合意の調印を、あまり材料視していない。というかむしろ、材料出尽くし感の方が強かったのだろうし、やはり気になるのは個別企業の業績ってことか。トランプ大統領は就任以来、3年間も中国と揉めて揉めて、就任一期目の結果が、これだとすれば、トランプ劇場のクライマックスとしては情けないよね。

情けない、というのは、日本企業にたしてプラス要因はほとんどないから。いま、中国も必死で減速する経済を食い止めようとしていて、それでも経済はコントロールがなかなか効かないだろう。

そんな中で、結局米国も中国でビジネスができるように門戸を開放しろ、という政策。そのあたりは安倍政権の親中政策と、なんら変わりはないと言うことになる。日本は「中国で儲けて米国に貢げ」みたいなことなんだろう。なるほど、安倍首相とトランプ大統領は息がピタリと合ってるなぁ・・・(苦笑)

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というわけで日本市場は揉み合った。けれども今夜の米国市場は、好調な小売り売上高を好感して大幅上昇。これって・・・・。

目先の経済指標でこれだけ上昇するのだから、米国市場は本当に強い。

取引とポジション

8306 三菱UFJ ¥575.5(▲¥3.4)
買平均)¥577.8×123000
売)¥576.0×123000(-¥221,400

朝の気配に期待したけれど、目論見が見事に外れてしまってロスカット。やはりこの時期、メガバンクの決算には海外勢は全く期待していないみたい。ポジションを外すのに忙しいと言う感じなのだろう。

大引けの¥575.5はなんと安値引け。75日線にせまってきた。

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けれども、ここまで押せば今夜のダウからして明日は買いになるのだろう。後場、1時過ぎに帰宅したものの、ザラバを見ていなかったので、手が出なかった。それに売り勝負するのなら、明日の高いところでできるかもしれないし。

25日線が下向いてきてるしね。


8604 野村 ¥562.4(▲¥10.6)
買平均)¥573.2×85000
売)¥573.1×85000(-¥8,500

UFJ同様に野村も目論見が外れて結果的にロスカット。野村はこの価格帯で大きな売りが来る。12月19日もそんな感じで、その時とドンピシャ同じ値動き。

まったく朝手仕舞いしておいてよかったよ。ほとんど反発らしい反発もなかったしね。

12月19日の日経平均もそれほど弱くなかった。そして翌日には¥24,091を取ってきた。けれども野村はほとんどGUしていない。

これが日本株の運命だとすれば・・・。

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本日の収支:-¥360,000


本日の独り言

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しかし、米国市場は米中合意に関して材料出尽くしの売り物は皆無で、まだ小売り売上高という遅行指標に反応して上値を追ってゆくとは、とても予想できたものじゃない。これから決算が本格化するのだろうけど、目先は金融機関が好調な決算だったからムードは悪くない。

それにしても、調整がまったくないというのも不思議で、これは何かカラクリがある、と疑いたくなる。

個人的な妄想に近いけど、今の米国市場は、トランプ大統領とウォール街が仕掛けた「仕手相場」なんじゃないかと思ってる。暗黙の了解があるのかは分からないけれど、とにかく大統領が市場を煽って、投資銀行が持ち上げるという仕手相場。安倍首相の大好きなwin-winの関係ってやつね。

裏の噂では、トランプ大統領の息のかかったファンドが、大儲けしているとも言われてるけど、実際モルガンやGSなんかトレーディング収益は最高だったしね。

このままじゃ、マジ、$30,000が夢じゃなくなっちゃう。けど、そんなに業績も経済も持ち上がらないだろうけど。

一方の日本市場は、動きだけ見てると日経平均¥24,000が頑強な壁になってるのは明白。けれどもGSが先物を買い転換してるんで、今回は¥24,000を破るかもね。まぁでも、そこから売り転換されると、厳しいのが来ちゃうけど。

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