10月まで空売りできないと勝てない気がする【短期投資】

10月まで空売りできないと勝てない気がする【短期投資】

消費税増税延期となれば話は別かもしれないが、それがないとするなら今年の相場は少なくとも10月頃までは、短期投資は空売りできないと勝てない気がする。

 

株式市場のトレンドが変わる可能性が高い

トランプ政権の幹部が、今回の関税引き上げに関して米国経済(特に個人消費)に影響があると、公式に認めたみたいだ。また、中国は6月1日から600億ドル相当の対米報復関税(現在5~10%)を25%に引き上げると正式に発表した。

 

トランプ米大統領が中国に警告、報復すれば対立「悪化する」

こうした流れを受けてやはりトレンドが変わる可能性は大いに高まったと言える。

米国市場の足元は徐々に弱くなってる

米国経済は雇用やCPI(消費者物価)は極めて堅調である半面、シカゴ購買部協会指数やISM製造業景況指数(2年ぶり低水準)などの経済指標はジワジワと下がり続けてる。

もちろん、現在の米国経済のファンダメンタルズは米国ダウが史上最高値を記録した2018年10月当時と比較してかなり見劣りするわけで、にもかかわらず株価が同水準というのも、いささか楽観過ぎるだろう。

本来ならば米国経済は緩やかなソーサートップを描くような状況だろうと思う。

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株価を押し上げる材料がない

2018年から適用になった法人税および個人所得税の減税は今年はもうできないだろうし、国内的にも有効な景気対策が打たれているわけでもない。反面、対中貿易(関税合戦)の影響はジワジワと効いてくるだろう。

となると米国市場にとって一時的とはいえ上値を追う材料は、もはやFRBの利下げしかないのではないか?

地政学リスクも要警戒

ここから先、今まで無視してきたブレグジットも離脱派の新党・ブレグジット党の支持率が、労働党+保守党よりも高くなったという世論調査が出てきた。メイ政権はウルトラCとして二度目の国民投票を計画しているらしいが、もはや(メイ首相は)レームダックに近い状態で実現する可能性はかなり低い。

それよりもまたぞろ離脱騒動が始まりそうな気配だ。

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それに加えて米国ーイランの対立は、日本では報道されないけれど、相当深刻な状況になってる。米国は空母打撃群をペルシャ湾に派遣すると発表したが、これはイランが弾道ミサイルを輸送してるという情報に基づく動き。さらに、イランはパレスチナ・ガザ地区のハマースに大量の軍事支援を行ってイスラエルに対し大規模な攻撃を加えたことも大きな懸念だ。

イランは国土の2/3の地域で未曾有の大洪水に見舞われていて、200万人とも言える被災者を出し、いまなお50万人が危険な状況にいると言われている。実際には食糧さえ足らずに飢餓状況も迫っていると言われ、まるで状況は北朝鮮と瓜二つになっている。

奇しくもこの両国は核開発を止めていないし、また核兵器を持ちたくて仕方ないわけです。

イランが仮に核武装をすれば、サウジも核武装を行うと宣言しているわけで、それこそ中東は最大の危機を迎えるわけだ。

こうした地政学リスクも含めて、あまりにも株式市場は楽観過ぎたのではないか?と思う。

米国のECRA(米国輸出管理改革法)の発動が近い

米中対立の次のフェイズは、昨年8月に米国議会で成立したECRA(米国輸出管理改革法)の発動であると言われている。そして一部の記事ではその発動が5月中にも、と伝えられている。

 

この法律が発動されると、中国以外で最も影響を受けるのはほかならず日本企業だということ。新ココムとも言われ、中国製造2025のすべての分野に関する(米国が関係した)技術の輸出が制限される。

となると、日本のハイテク企業の技術は何らかの形で米国の技術を直接的、または間接的に使っているものが多く、それらを中国に輸出した場合は米国の制裁対象になる。

また中国国籍のままの中国人技術者との共同開発も認められず、それが認定を受ければ制裁対象になる。

今の日本企業には、ECRAの制裁対象になる可能性のある企業が多すぎる。

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売り方が注意すべきは消費税増税延期のみ

安倍政権はリーマンショック相当の出来事がない限り消費税増税の姿勢を崩していない。しかし、増税すれば日本経済は沈没することはもはや明らかであって、おそらく安倍首相は増税延期を決断するだろう。

その(延期の)可能性は極めて高いが、これは輸出企業にはほとんど影響はないだろう。

増税を延期すれば、期待感の高い日銀の追加金融緩和は行われない。日銀黒田総裁=財務省と言われる所以である。

まとめ

こうした状況を考えてみると、基本的に株式市場のトレンドは転換したと見るべきではないか?

少なくとも米中協議が物別れになり、米国は関税を引き上げ、中国はそれに報復すると発表した。それに対しトランプ大統領は「米国の思い通り」と言っていることから、米中関係は次のフェイズの突入するだろう。

個人的には10月くらいまでは「空売り有利」の相場展開が続くと睨んでいるが・・・。

特に短期投資は買いの一方通行は要注意。よほど慎重にタイミングを選ばないと、すっと持っていかれそう。

これは、空売り習得の絶好の地合いが来るね。

 

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