深めの調整期待:8月20日(木)前場

深めの調整期待:8月20日(木)前場

日経平均株価 ¥22,948(▲¥161)

バブル前には腰をかがめて・・・そんな相場になるかもしれない。

前場の相場概況

FRBの議事要旨でYCCに対してあまり肯定的でなかったことや、現時点で財政的な支援が必要という内容を若干嫌気した格好で下げた米国市場だが、ドラスティックにFRBの金融政策の方針が変わりつつあるという内容ではなく、今後も現状の金融緩和継続ということで、さほどのショックは相場にはなかったような気がする。

それよりもここでYCCに対して積極的でないことが重要で、今後金利上昇に関して期待感を抱かせる。米国債10年物金利は0.700を取ったのちに0.646まで低下していたけれど、ここで半値戻しのような位置まで来ている。とにかく米国の投資家の見方は、現在の株価はどうやっても下げないという「強気派」が大勢を占めていて、下げたら押し目と捉えるかも。

やはり株式市場全体としては、「金融バブルの入り口」にあるというのは、どうやら間違いなさそうな気配だね。先日、そういう記事を書いた後に知人から「今に暴落が来るんじゃ?」と言われたけど、たとえ厳しい急落になったとしても、そこは完全に買い場になるだけかも、と答えた。

今の日本市場の重石は、完全に米中対立による半導体と電子部品の先行き不透明感から来ているのは明らかで、日本市場をけん引するはずのセクターが軟調なことに尽きる。なので、日経平均そのものの弱さに比べて他のセクターや小型株は非常に強い。

東京の新型コロナ感染者数が内場になってきて、また安倍首相が公務に復帰ということで、この景気の中JRなんかが買われてるし・・・。だからそういう部分も含めて、よくわからない相場という印象になってしまうのは否めないけどね。

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前場の取引とポジション

8306 三菱UFJ ¥429.0(△¥1.5)
空売平均)¥426.8×120000
買戻)¥426.0×120000(+¥96,000
買)¥427.0×60000
買)¥426.9×20000
買)¥426.0×100000
売)¥429.0×110000(+¥321,000
売)¥429.3×40000(+¥92,000
売)¥429.4×10000(+¥25,000
売)¥429.5×10000(+¥25,000
売)¥429.6×10000(+¥26,000

ブルームバーグに金融は堅調という記事があって、また昨日の反発で75日線につっかけてるというチャートからして、まぁ、買ってみるのも面白いということで売り玉を買い戻した後ドテン気味に買ったわいいが・・・日経平均の売られ方に嫌気して、そうそうに撤収してしまった。

その後に上値追われて嫌な感じだったけど、今の昼のCFD見ると、海外短期筋は勝負にきてるなぁという感じ。なんか、撃沈しような日経平均だぁ・・・。


6501 日立 ¥3,496(▲¥26)
空売)¥3,561×1000
空売)¥3,560×6000
空売)¥3,559×1000
空売)¥3,558×2000
買戻)¥3,479×10000(+¥806,000

日立も寄り付きで買戻した。中国関連といってもこういう会社は総合なので・・・。中国大好き企業の代表だけどねぇ。目先に目がくらんだよ(苦笑)

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6981 村田 ¥6,396(▲¥201)
空売)¥6,575×4000(含み益¥716,000
空売)¥6,566×4000(含み益¥680,000)
本来なら昨日気合を入れて売っておくべきだった村田だが、今日寄りから勝負に出た形。


6758 ソニー ¥8,438(▲¥88)
空売)¥8,570×1000(含み益¥132,000
空売)¥8,571×1000(含み益¥133,000
空売)¥8,572×2000(含み益¥268,000
空売)¥8,573×1000(含み益¥135,000
空売)¥8,574×1000(含み益¥136,000
空売)¥8,575×2000(含み益¥274,000
空売)¥8,577×2000(含み益¥278,000

ソニーはよくわからない部分があるし、半導体や電子部品で括るには無理があるのは承知の上で、やはり今の株価の位置から上を目指すには、一旦の調整が必要なんだろうね。

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6762 TDK ¥11,160(▲¥340)
空売)¥11,690×3000(含み益¥1,590,000
空売)¥11,450×1000(含み益¥290,000
空売)¥11,390×1000(含み益¥230,000

勝負の電子部品。昨日は担がれた一日になったけど、やはり売られる。まぁまぁの下げ幅。勝負はここからだ。(トランプ政権から厳しい対中制裁が)出ると面白いけど。寄り付きで追加して、マジ勝負だよ。


6857 アドバンテスト ¥5,150(▲¥140)
空売)¥5,290×4000(含み益¥560,000
空売)¥5,300×2000(含み益¥300,000
空売)¥5,310×4000(含み益¥640,000

まだ売られるアドバンテスト。寄り付き後ショートカバーされて冷や汗が出たけれどね。これはきっとそんなに大きな理由があるわけじゃなく、大口が抜けるから、という需給の問題に見える。けれど、それにしても買い方はゲンナリだろうねぇ・・・。

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4186 東京応化工業 ¥5,180(▲¥220)
空売)¥5,320×3000(含み益¥420,000
空売)¥5,260×2000(含み益¥160,000

半導体の回路転写時に使うレジストのトップメーカー。日韓で揉めたとき、重要管理部品であったことから、世間に広まった。半導体関連のほぼ専業というのは意外に少なくて、フッ化水素なんかは空調のダイキンあたりでも作ってる。なので、高純度レジストは、ここしか作れないんだね。7nm回路なんかには必需品。しかし・・・

こういう銘柄も売られるわけだから、半導体業界の危機感は相当に強いということだろう。


前場の収支:+¥940,000


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前場の独り言

今の相場は金融バブルには違いないけれど、根本はFRBが作り出した金融相場ということ。だから、市場はFRBのコメントに対して極めて敏感に反応するよね。まぁ、分らないけれど、市場の捉え方が「株式投資に対して慎重になるような内容」と解釈したのだろう。議事要旨なんか1か月前の話なんだが・・・。

それよりも、新型コロナの感染者数が米国ではだいぶ減少してきて、懸念はかなり収まってるけれど、肝心の個人消費がなかなか戻らない。その懸念が今は一番なんだろうと思う。なにせ人工的に作り出したも同然の金融相場だから、本当のところは誰も今の株価を信じてはいないのよ。

要するに新型コロナワクチンができて、もう心配ないとなってその後の経済のことをすでに株価は織り込んだからこそ、ここまで来てる。しかも、当初の話では夏までには収束するといっていたし、ワクチンもすぐにできるような勢いだったのが、5月頃の話なんだよなぁ・・・。

だから、完全に相場の上昇はスピード違反してるわけで・・・その辺の調整というのは、バブル相場になるなら必ず必要になってくる。

というかバブルの入り口だとすればここから深押しがあるはずなんだが・・・。

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