中国リスクが最も影響するのは日本市場!?:7月28日(水)前場

中国リスクが最も影響するのは日本市場!?:7月28日(水)前場

日経平均株価 ¥27,648(▲¥321)

徐々に隠しようがなくなりつつある中国リスク

前場の相場概況

昨夜の米国市場では、寄り付き前から上海市場や香港市場の急落を受けて、CFDが売り込まれたわけだが、ザラ場では結局売り残ったのはハイテク関連で、ダウは▲$85まで戻して終えた。そのれに連動して日経平均CFDも下値は¥27,382まで突っ込んで、そこから寄り付きは¥280戻した格好。

米国企業の決算は良好で、恐らく日本企業も4-6月の1Q、および2Qに対する予想も良好な数字になるだろうということで、このレベルからの大きな突っ込みは、少なくともこの時期にはないかもしれない。

ただ気になるのは好決算が相次いだNASDAQが大きく売られて、ダウが$35,000を回復して引けたということ。これは状況からして米国内の消費が活発で恩恵を被る企業が多い反面、米国債10年物金利の傾向からしても、金融系のリスクは少なくないはずで、そういう意味では、株式市場の下落は一過性ではないような気がする。

なので好決算の中に今後の業績の伸びが懸念されるような材料を見つけるんじゃないかな。その裏には、金融緩和による好景気のピーク感が出始めるということかもしれない。

そんな地合いのなかで、米国政府の債務上限問題や中国懸念が台頭してくると・・・。

なので今年は夏枯れ相場、などと悠長に構えられるような状況にないのは明らかだろう。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥14,470(▲¥330)
空売平均)¥14,730×3580(含み益¥930,000
¥14,500で寄り付いたレバだけど、中国を見てから、ということで買い戻さなかった。そして上海は安く寄り付いた後、さらに厳しい下げに見舞われてレバも下げてくれた。もしもこのまま上海が厳しい下げのままで、なおかつ香港も追随するようならば、いよいよヤバイ雰囲気が日米ともに本格化するんじゃないかと思う。なので、無理に買い戻さずこのまま持ち越した。


4755 楽天 ¥1,218(△¥1)
空売)¥1,283×4000
空売)¥1,274×4000
空売)¥1,273×4000
空売)¥1,271×2000
空売)¥1,270×2000
空売)¥1,262×4000
空売)¥1,260×4000
買戻)¥1,204×24000(+¥1,594,000
昨日の時点でだいぶ含みが乗っていたので、今日GDならば文句なしに買い戻そうと思っていた。大陰線の後は、そんなに続けて下げるもんじゃないし、何か新たな動きが中国関連、言ってみればテンセント関連で出なければ需給的にもなかなか反応しない値位置になってるしね。まぁ、取れたので次を狙うつもり。

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9984 SBG ¥6,827(▲¥261)
空売)¥7,119×2000
空売)¥7,118×2000
空売)¥7,115×1000
空売)¥7,112×1000

空売)¥7,100×4000
空売)¥7,092×2000
空売)¥7,090×1000
買戻)¥6,815×1000(+¥275,000
買戻)¥6,810×6000(+¥1,841,000
買戻)¥6,809×2000(+¥582,000
買戻)¥6,808×2000(+¥584,000
買戻)¥6,806×2000(+¥572,000
空売)¥6,914×2000(含み益¥174,000
空売)¥6,900×2000(含み益¥146,000
空売)¥6,895×2000(含み益¥136,000
空売)¥6,890×2000(含み益¥126,000
空売)¥6,885×2000(含み益¥116,000
空売)¥6,880×2000(含み益¥106,000
空売)¥6,875×2000(含み益¥96,000
大きく下げたら需給で株価が戻る。それは株式市場の決まりきった動きに違いないけれど、今日の場合は下値に突っ込んで、ショートカバーされやすい状況と言うこともあった。あとは冷静に中国市場が開くのを待というと思ったが・・・。結局反発はショートカバーと決めつけて、戻りを売り上がってしまった。

一方またまた中国は難しい寄り方をしたもんだということで、失敗を覚悟したけれどね。上海は安く寄って逆に香港は高寄になった。相当ヤバいかもという状況だったが、その後マイナス圏で揉み合ってくれて、また香港が上げ分を消してくれて、徐々に売りが優勢になってくれた。ビビってるわけではないけれど、これで今夜、勝負ができるのか?というと自信はない。

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6758 ソニーG ¥11,050(△¥75)
空売)¥11,110×3000
空売)¥11,100×2000
空売)¥11,095×3000
買戻)¥11,155×8000(-¥425,000
決算期待だかなんだか分からないけれど、非常に強い寄り付きをされてしまったソニーG。考えても仕方ないので、ここはためらわずロスカットした。そんなにソニーって業績いいのかなぁ・・・(苦笑)


前場の収支:+¥3,770,000


雑感彼是

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本格的な決算期を前にして、個別株のポジションが非常に建て辛くなってきた。意外だったのは4063信越化学で、ハイテクや素材といった景気敏感株が売られるという流れの中ではあるけれど、昨日の決算は正直サプライズだったと思う。

にもかかわらずハイテク売りの流れに押されたという感じで、ここが決算勝負の難しい部分だなと再認識させられた。それにしても、寄り付きで▲¥360はないと思ったよ。ちょっとしたタイミングのズレで、入れなかったのは惜しいことをしたと思ってる。ほぼ個人的な予想の通りの決算だったのにねぇ・・・。

さて、株式市場は、日米ともにここまで来てもなお、中国リスクを無視する形で推移しているっぽい。というか、敢えて中国要因を排除したいという意図があるのかもしれない。けれどもその裏で、米系のファンドは中国系企業の株式を売っているわけで・・・。

そういう意味では証券業界という視点では、日米ともに同じようなことをしているな、と呆れるというか感心させられるというか・・・。決算目当てに短期勝負を挑むつもりでは買えても、いまのこの状況はとても買えるものではないしね。

その辺りを勘違いすると、大火傷、と言うことになりかねないから怖いね。