個人投資家が株で負けてしまう原因
- 2019.04.14
- 投資手法
何故株式投資で負けてしまうのか?
改めて考えてみると、その理由がよくわからない人が大半かもしれません。
私自身、株式投資を始めて26年にもなりますが、始めてからほぼ20年間は負けてばかりでした。
もちろん、負けてばかりいた当時には、「どうして負けてしまうのか?」と悩みましたし、様々なやり方を研究したり、投資本を読みあさってみたりしていました。
けれど、結局何をしても、勝てませんでしたし、何故負けてしまうのかという理由さえわかりませんでした。
そんな経験も踏まえて、勝てるようになった今だから言える理由を、書いて行きたいと思います。
株価の変動に対する認識不足
とてもシンプルな事ですが、株価は常に上下を繰り返すものです。なので何処で買っても含み損と成り得るもの。買ったらすぐに含み益が出るのは稀なことと考えるべきでしょう。
ともすれば、そうしたことは十分に理解していても、含み損が拡大してゆくと不安になってしまう。
そうした変動(値動き)に耐えられなければ、投げてしまったりします。投げることは特別悪いことではありませんが、そうした行動が癖になってしまうことが、負けてしまう原因であることは確かです。
ロスカット過多
エントリーしたポイントから幅を決めて、そこまで下がってしまうとロスカットすべき、と言われています。
しかし、毎回のように同じ行動を取っているとすれば、損失はもちろん売買手数料も嵩んでいきますから、どうしてもトータルでは負けてしまうことに。
時には我慢してみる、という作戦も考えるべきですね。
株価変動に対するメンタルの脆さ
エントリー後株価が上手く上昇して含み益が増えたとします。その時にはやく利益を確定したいと思うのは当たり前かもしれません。
しかし、そこはもう一歩我慢してみる忍耐力が必要な場面です。
また反対に株価が下落してしまうと「さらに下落するのではないか」という不安に駆られるのも当たり前。
そうした場合でも少し冷静に下落要因を分析する必要があるでしょう。
忍耐力が必要な場面で、耐えることができないというメンタルの脆さは、負けてしまう主要な原因だと思います。
投資資金の性質・必要資金を使ってしまうこと
株式投資は余裕資金で行うことが原則のはずです。余裕資金であるからこそ多少の値動きにも絶えていられるわけですね。
ところが、生活に必要な資金や借入金であったら・・・
余裕を持って株価の推移を見守ることなど出来るはずがありませんし、精神的にも弱気にならざるを得ません。
その結果は、火を見るよりも明らかですね。
投資情報や知識の不足
ある程度株式投資を続けていると、それなりに投資知識を身につけているはずですが、実際の株式投資に必要な知識を満たしていない場合が多いと思います。
株式投資は「買う」「売る」「空売りする」「買い戻す」といったシンプルな行為ですが、その裏付けとなる情報や知識は相当量必要となってきます。
同時にそれは経験では補いきれない部分ですから、集中的に学ぶことが必要なはずなのですが、あいまいなままに取引を継続すると必ず怪我をすることになります。
投資技術の不足
企業や市場のファンダメンタルズを調べ、投資家の資金の流れ等センチメントを知ることはある程度できても、テクニカルを分析した投資技術が不足していると、正しい投資姿勢でありながら負けてしまうことがしばしば起こります。
株式チャートや移動平均線を駆使した投資技術は、経験だけでは習得するのに時間がかかり過ぎます。
しかし、敢えて学ぼうとしなければ、特に短期投資では投資ロスが大き過ぎるわけですね。
投資家の性格(適性)
株式投資を資産運用と考えず、一攫千金を狙った投機と考える人は、株式投資には向かないと思います。世の中に投機はいくらでも転がっていますから。
真摯に取り組む姿勢がないのであれば、それは株式投資に向かない性格と言えると思います。
株価の動きは上昇か下落か、というシンプルなものですが、それによって生み出される利益には、投資家の努力が、リスクを取ったリターンがあるべきなのです。
そう思えないのであれば、株式投資に対する適性に欠けると言わざるを得ません。
まとめ
以上は私の経験に基づく原因ですが、思い当たる節があるのではないでしょうか?
このブログでは、「株式投資で負けないため、勝つための方法」を提案してゆきます。
まずは、敗因を分析し、改善し、そして自分なりの得意な投資フォームが作れれば、株式投資で勝ち組に回ることは十分に可能なのです。
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